プロフィール

あやこ3

Author:あやこ3
子供達も大きくなり、少しずつ
静かなマイホームになりつつ
あります。
・・・ところが、娘が赤ちゃんを
産み、また賑やかになってき
ました。

 同居人
 夫、大学院生の次男。
(嫁に出た娘、独立した長男あり)


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コツコツ工房手造り4


2009年5月28日〜11月5日までの作業記録

5月28日〜8月17日まで
  耐火煉瓦にてパンを焼く窯の中心部分を積む。

           09-08-17_16-56.jpg

9月27日まで
 窯床製作の後、ベニヤ板で作った窯の形(かまぼこ型)を上に載せ、そのラインに沿って耐火煉瓦を積んでいく。出来たらベニヤ板は燃してしまうので閉じ込めても良い。

                     09-09-23_17-00窯

10月3日まで
 化粧レンガを足元から積んでいく。
丁寧にやらないと、目地が歪んでしまうので、慎重に少しづつ行う。

             09-09-29_16-10kama  2009.9.29

                          09-10-03_16-11窯作り

10月28日まで
 扉の下のアーチ部分も、きちんと定規で割り出し積んだので綺麗な弧を描いている。
アーチが仕上がったら、今度は鉄製扉を載せる。
次に扉とカマボコ窯との接点に耐火煉瓦を詰めて耐火モルタルで接着する。

                09-10-28_16-54 kama


11月3日まで
 扉の周囲の化粧レンガを順番に積む。
水平、垂直を、ひとつひとつ計りながらの地道な作業。

               09-11-03_14-30kama.jpg

11月5日まで
 どっしりとして、りっぱになってきた。
毎日、1段ずつ丁寧に積んでいるので、目地が綺麗に揃っている。

                              09-11-05_15-32窯

 ・・・・・・さも、自分も積んでいるようだが、全て夫が一人で奮闘している(笑)
私は毎日、作業終了を見計らって「ワッ!凄い!」って感激し夫のモチベーションを上げる係。

 時折、我が家から煉瓦を削る音が当たり一面に響くので、犬の散歩とかで通りかかった人々が、何だろう?って覗きに来る。
パン焼き窯と聞くと、皆さんニコニコ「ヘェー!!!」って感心する。

 問題は、この窯から出すに相応しい、美味しいパンが果たして私に焼けるのか?ということだ(^-^;)


よっちゃんへ


 誕生日のお祝いメッセージありがとう!
さっき、パソコン開いたら見つけました(^-^)

 1958年生まれ(笑)
確かに肉体は律義に衰えていくんだなぁー、っと自分の事ながら日々感心しています。
前にも増して小さな文字が見辛くなって来たし、電話の向こうの声が聴き辛かったりと、はっきり自覚出来ます。

 されど、内面的には、特に変化はない気がしています。
仕事も、まだまだやる気満々!
今日も急に一人スタッフが休みで、午後からいつもはスタッフ4名のところ3名で対処しました。
そうなると、むしろ張り切って意地でも4名でやる仕事を3名でバッチリやってやろうではないか!
と思うのです。
ハードルが少し高くなると燃える性分・・・昔とちっとも変わりません。
ただし、あんまり高くなりすぎると今度は逃げたくなります(笑)これも昔と変わりません。

 年を重ねて良い事も、やっぱりあります。
それは大事なモノやコトを絞ることが出来るようになって来ました。
今まですごした年月で学習したからに違いありません。
こういうところは、ホントにいいなぁーと思います。


 それでは、このへんで・・・。
この間、ミスドで久しぶりに話せて楽しかったよ!
気楽に、思うまま感じたまま喋れて笑える友達がいる事は、何と幸福なことか!とも思いました。
ではでは、またね!

                    09-11-02_20-05誕生日の花束パパ
               
                       今日、夫が仕事帰りに買ってきてくれた花束
 


NOと思ったらNO!


 今日、免許証の書き換えに行った。
カウンターの窓口で、手数料3250円ですと言われ、払おうとサイフを拡げたら続けて言われる。
「スミマセンが、交通安全の協力金600円も、お願い出来ないでしょうか?」
ヘッ!協力金?何それ?・・・・・・。

 よく分らないお金は出したくない!
カウンターの向こうでは、何人かの警察官の方が仕事をしているので、このやり取りは筒抜けだ。
「・・・・・・いいです」 (←否定するニュアンスを含ませた方の「いいです」)
一瞬間をおいて「では次回、またお願いします」と、あっさり引き下がった窓口のオバサン。

 思い出した!前回の更新時も請求され、何となく言われるまま支払ってしまった。
後で、その見返りに新しい免許証入れを貰ったけど、それまで使っていた免許証入れは、全く傷んでなかったので、ナンか割り切れない思いがしたんだ。
そもそも、その協力金ってなんだ?とやっぱり腑に落ちない思いをした記憶が甦った。

 次々に更新手続きの人達がやって来たが、協力金って言われるとみんな素直に出していた。
この人達は、協力金って何か分っているのか???
出さなければいけない空気を感じ取って出しているんでは?とも思われる。

 で、手数料、3250円の内訳は更新手数料2550円、講習手数料700円。
講習っていっても、特に講師がいて皆で聞くってワケではなく、受付前のロビーのTVを見てて下さい、で終わり。
TVは、ケース別の交通事故の原因と対策のビデオが流しっぱなしである。

 見ながら、手続きの書類やら、視力検査やら、写真を撮ったりとチョコチョコ呼び出される。
とても腰を据えて見るというものではない。
なのに、700円????

 警察側も、市民であるこちら側も 『形』 だけって納得している。
なんか、割り切れないけど、突っ込むほど、こちらは暇ではない。
とりあえず、良く分らない協力金を断れた事でヨシとしよう・・・・・・。

 最近つくづく自分の好きなところ、と思うのがココだ。
嫌なことは嫌だって、ちゃんと言える!
人に好かれようとか、いい人に思われたい、とかいう気持ちが、ほとんど無くなって来た。
私は私だ!
等身大で過ごす自由さとストレスフリーの気楽さに気が付いてから、他人の評価は無意味なのだ。



『山彩る』を追いかけて

八千穂高原自然園と美しの森      長野県
天狗棚    1240m  愛知県

 昨日の雨もすっかり上がり、朝から秋晴れの爽やかなお天気となった休日。
このところ、仕事も忙しかったが、夫の持病の腰痛も出ていたので、なかなか山歩きはご無沙汰であった。
痛みもだいぶ収まり先週、久しぶりに八ヶ岳の麓の『八千穂高原自然園』と『美し森』の散策に出かけた。
ともに地図で発見してから、ずっと訪ねてみたかった場所だ。

  標高1500m前後である。
紅葉が始まったところで、八千穂高原自然園の白樺林の紅葉は、 それはそれは素晴らしかった。
わずかだが入場料が要るのだが、それだけに適度に整備管理され小綺麗で静かな自然散策が出来た。

 静寂の中、ところどころ紅葉の美しさに目を見張りながら、立ち止まる。
心が、ゆったり穏やかになるひとときである。
こんなに良いところを今まで知らなかったことが、ひどく悔やまれた。
この近辺は昔、子供たちとも何度か来ているのに、連れて来ることが出来なかった事が残念であった。 


        09-10-10_10-00 八千穂
                  八千穂高原自然園

                       09-10-10_10-40八千穂自然園遊亀湖
                                   自然園内にある遊亀湖


 美し森は雑木林が続く森だ。
駐車場から歩いて15分ほどの展望台からは、南アルプスや清里高原などの大パノラマ・・・と期待したが、遠くはガスが掛かっていて良く見えなかった。 

 ところで、問題の夫の腰痛、年も年だし何か背後に他の病気が隠れていても・・・ということで、痛みが来るといつも通っている、鍼やマッサージ中心の医院ではなく、病院で詳しく診て貰うことにした。
触診、レントゲン、なぜか検便、そしてMRIと検査は続いた。
結果、特に何処も悪くはない、強いて言えば老化(笑)とドクターに言われる。

 それでも、もう一押し!と言うことで、定期で大学病院から腰痛専門のドクター(←最近はそんな専門があるのか?じゃ、腹痛とか頭痛とかのジャンルもあるのか!?)がみえる日があるので再度、診て貰うことになった。

 夫の身体を触診をした腰痛専門ドクターは言った。
「肩甲骨の下の筋肉が両方とも、カチカチに張っている。
それをカバーする為に、腰周りの筋肉が無理をしているのが腰痛の原因と思われる。
要するに腰が、慢性の筋肉痛を起こしている状態」

 そうか、そうだったんだ!
取り合えず、原因が判ったので対策が取れる。

 続けてドクターのアドバイス。
「肩甲骨の下の筋肉は普段なかなか動かさないから、故意に動かしてほぐすと良い。
それには水泳!平泳ぎでも、クロールでも良いから定期的に泳ぐと良い」
「後は、お尻の筋肉が少なくなってきているので、沢山歩いて下さい」とのこと。

 夫と、約束する。
これからは、お天気が悪い時はプールだと。
歩きなさい!のアドバイスには、もっと山歩きに拍車をかければいいのだ!

 そんなわけで、やっぱり今週の休日も山歩きに行こう、という話になった。
行ける範囲での、のんびり無理ない山歩きをと思案。
もちろん紅葉前線を踏まえて、今は標高1000m前後がいい。
結果、ブナの原生林がある天狗棚と決定!

自宅(9:30)→ 登山口 面の木駐車場(11:40)→天狗棚展望台 お弁当休憩(12:15〜13:30)→面の木駐車場(13:50)

                09-10-18_12-26天狗棚展望台
                          天狗棚展望台より

  やはり、紅葉は始まったばかりである。
それでも、たぶんツツジだと思うが、1本真っ赤になっていた。

 周囲の山々も緑の中にポツポツと赤が見える。
ブナも黄緑色から黄色になりかかっている。
カエデ類は黄色やオレンジのグラデーションが陽に当たり、キラキラと輝くような美しさである。
毎年、毎年この季節の木々の艶やかさには、胸がいっぱいになる。

 年とともに、モノへの執着は薄れていくが 『観る贅沢』 には貪欲になっている気がする・・・・・・。


そろそろハーフタイム?!


 この春から少しずつ、仕事の合間をみて石窯2号を作っている夫。
初夏の頃までは、かなりハイスピードだったが、ここへ来て仕事が忙しくなったのと持病の腰痛が出てしまい、作業は遅々として進まず。
特に急ぐわけではないので、のんびり見守っている(←ホントは手伝いたいが、私が超不器用なのを知っているので、勝手に触ると怒るのだ)

 先週、いつものように日曜礼拝へ、二人で行った。
私が通っている教会は日曜礼拝が2部あり、いつも早い方のに出席している。
夫はクリスチャンではないが、いつの間にか、ちゃっかりついて来るようになった。
教会自体は、誰が来てもウェルカムなので何食わぬ顔で、普通に座っているのだ。

 その日に、DVDを観た。
著名な人同士の対談番組である。
中の内容で、そうか!っと感心したことがあった。

 出演しているお爺さんが話の中で、対談相手のオジサンに、こう言った。
「よく人生がマラソンに例えられ、定年など大きな節目は、その折り返し地点だと言われる。
だが私はマラソンというより、サッカーの前半、後半に例えた方がシックリいくと思う。
 つまり、60までは前半戦、60過ぎは後半戦、その少しの間に、ハーフタイムがある。
そのハーフタイムで後半をどう戦うか、ポジションを変えたり、メンバーを変えたりと色々作戦を練る。
そして後半、実行する!そんなつもりで人生も考えた方がいいと思う」

 画面の中のお爺さん、聖路加国際病院の名誉院長、日野原重明先生。
ご本人、すでに94才。
自らの人生で実証するように、後半戦の人生も見事である。

 いざとなったら病院内ロビーから礼拝堂から、直ぐに病室に様変わりしてしまう設備を常備した病院を建ててしまった。
当初は贅沢だ!と周囲から散々叩かれたと言う。
が、非常時に全ての患者を診られる病院を作る!というハーフタイムで決心した後半の作戦のひとつだったのだ。
戦時中、手当てすら受けられずに野ざらしで亡くなった人々を、大勢見てきた原体験がきっかけだ。

 後に地下鉄サリン事件の時、何百人という被害者が運ばれたのが、この聖路加国際病院であった。
いや運ばれたというより、ここしか受け入れ体制が取れなかったのだ。
そんな背景が先生にはあるだけに、この話、かなり説得力がある。

 ちなみに対談相手は、教師になりたての若き頃、事故により首から下がマヒという重い障害を背負いながらも口で筆を咥え、多くの人の心を打つ詩画を製作されている星野富弘さん59才である。
60を目前に控えた星野さんに対するエールである。
そうか!ハーフタイムがあるんだな・・・聞きながら、しみじみ納得していた。

 その日、家に帰ってから石窯作業工程のことを聞こうとしたら、染まりやすい54才の夫は言った。
「そろそろハーフタイムだから、仕事をしながら後半戦のことを考えて行きたい!」と。
これまた染まりやすい私も、同じような事をさっきから考えていた。
もちろんDVDの中の先生に比べたら、そんな大掛かりで高尚なことは全く出来ない。
それでも、ささやかながら、そういう恩返し的なことも考えたい。

 ハーフタイムかぁ・・・なんだか、まだまだ後半戦、うんと楽しめそうである。



大昔のカルチャーショック


 夫と結婚した28年前、夫の家の習慣や食べ物など、色々なことが「へぇー!」だった。
中でも夫の家での遭遇が私にとって、お初となった料理が幾つかある。
その幾つかの中で、間違いなく「コレはいける!」って1位に君臨するのがコレコレ!

 ジャーン 『金山寺ナス』 (笑)

           09-10-07_17-39金山寺なす


 お馴染み小麦と大豆の粒の金山寺と生姜、人参、そして嫁に食わすな、と言われている秋茄子!
それらを合体しておそらく、塩、酒、醤油?などの調味料で混ぜる。
まる1日冷蔵庫で寝かせれば食べごろ!

 毎年、金木犀が咲き始めるころ、義母は沢山作って、おすそ分けしてくれる。
作り方が、切って混ぜるだけの手軽さ簡単さ。
レベルとしては箸休めの一品くらいだが、御飯とよく合い、しないけどコレだけで御飯がいただけそうである。

 ほんとにほんとに 美味しい!!!
コレを売り出したら、絶対売れる!って、いつもマジに思うのだ。


         

ときどき「ちひろ」


 近隣の市で、いわさきちひろの童画展をやっている、と夫が教えてくれた。
昔から、ちひろの絵は好きだった。
小さい頃に見かけた、雑誌や絵本に載っていたイラストが、ちひろのものだと大人になってから知った。
その頃から、ずっと好きだった。

 眺めていると、心が浄化されるような素直な絵だ。
パステルカラーの優しく柔らかな子どもの絵は、懐かしさも沸き上がる。
その絵に描かれた、何気ない子どものしぐさも納得出来て、深く感心してしまう。

 だが、17年ほど前に、ちひろの評伝 「つばひろの帽子をかぶって」(飯沢 匡 黒柳徹子著)を読んでから、ちひろの人生が苦難の連続であったことを知った。
その、ふんわりとした優しい素朴な絵が、厳しい生活の中で生み出されたものであった事が、余計に胸を打った。

 本の中で特に感動したのは、亡くなる2年ほど前、当時53才のちひろが思いを込めて書いた文だ。
「つばひろの帽子をかぶって」の最後のページに紹介してある。
今でも、内容を思い出すことが出来る。
その文が、子どもを育てる上での目標の、ひとつのきっかけにもなったので、よく憶えているのだ。

 さっそく、雨の日の休日、美術館へ出かけた。
やはり人気があるようで、早い時間だったにも拘わらず、駐車場はすでに満車に近く、そこへ通じる公道は後から後から、美術館に向う車で賑わっていた。

 ちひろの童画展は、こうして近隣で催されれば、必ず行くようにしている。
長野県安曇野の、ちひろ美術館も何年か前に訪ねたことがある。
時々、ふと眺めたくなる絵なのだ。

 ひととおり、懐かしさに浸りながら周ると、出口のところで、なんと、あの「文」と、ご対面となった。
今回の童画展、やはりこの「文」が万人を感動させるのか、大きなパネルになって展示してあった。

 今、また読み返しても、やっぱり胸に詰まってしまう。
ちひろが、あの絵を生み出すのに、どんな思いですごして来たのか、少し解る気がする。
同時に、今の自分も同じような年齢になり、改めて読むと、実感として身につまされる思いだ。

特にラストの段落は、心に染み入り 「ホントにそうそう、そうだね!」 と、今でも大きく頷いてしまうのだ・・・。



            『大人になること』      いわさきちひろ

 人はよく若かったときのことを、とくに女の人は娘ざかりの美しかったころのことを何にもましていい時であったように語ります。
けれど私は自分をふりかえってみて、娘時代がよかったとはどうしても思えないのです。
といってなにも私が特別不幸な娘時代を送っていたというわけではありません。

 戦争時代のことは別として、私は一見、しあわせそうな普通の暮らしをしていました。
好きな絵を習ったり、音楽をたのしんだり、スポーツをやったりしてよく遊んでいました。
けれど生活をささえている両親の苦労をさほどわからず、なんでも単純に考え、簡単に処理し、人に失礼しても気付かず、なにごとも付和雷同をしていました。
思えば、なさけなくもあさはかな若き日々でありました。

 ですから、いくら私の好きなももいろの洋服が似あったとしても、リボンのきれいなボンネットの帽子をかわいくかぶれたとしても、そんなころに私はもどりたくはないのです。
ましてあのころの、あんな下手な絵しか描けない自分にもどってしまったとしたら、これはまさに自殺ものです。

 もちろん、いまの私がもうりっぱになってしまっているといっているのではありません。
だけどあのころよりはましになっていると思っています。
そのまだましになったというようになるまで、私は二十年以上も地味な苦労をしたのです。
失敗をかさね、冷や汗をかいて、少しずつ、少しずつわかりかけてきているのです。

 青年老いやすく学成りがたしとか。
老いても学はならないのかもしれません。
でも自分のやりかけた仕事を一歩ずつたゆみなく進んでいくのが、不思議なことだけれどこの世の生き甲斐なのです。
若かったころ、たのしく遊んでいながら、ふと空しさが風のように心をよぎっていくことがありました。
親からちゃんと愛されているのに、親たちの小さな欠点がゆるせなかったこともありました。

 いま私はちょうど逆の立場になって、私の若いときによく似た欠点だらけの息子を愛し、めんどうな夫がたいせつで、半身不随の病気の母にできるだけのことをしたいのです。
これはきっと私が自分の力でこの世をわたっていく大人になったせいだと思うのです。

 大人というものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います。
                               (「ひろば」53号 1972年4月 至光社)






女将さんが一番!


 山登りの帰りが遅くなると、楽しみなのが夕食。
天下晴れて外食になるのだ。
もちろん、料理を作るのは全く苦にならないが、無理はしない。
帰宅が遅くなれば、あっさり外食と決め込む。

 今、一番自由で安楽な気分を満喫しているのが、この境遇。
家族3人。
次男は次男で休日も忙しいので、夕食はウチで摂らない事が多い。

 そうなると、夫婦2人。
外食も、2人分なら大してお金も掛からない。
最も、身の丈を越した高い料理は、特別な日を除いて食べないので余計掛からない。
その時々で、夫が奢ってくれたり、私が出したりと自由気ままに食べたいものを食べる。

 これが、もし家にお年寄りや子供達が待っているとしたら、当然、出かけていても時間が気になる。
それが現在、全くない。
なんて心が軽いんだろう!といつも感謝して喜んでいる次第である。

 もちろん人並みに子供達が小さい頃から、やや大きくなった頃まで、そんな自由はなかった。
あれこれ自分の用事より子供達の用事により、平日はもちろん休日も早起きして、お弁当作りや車での送り迎えなど、とにかく3人居るとマネージャーのように段取りや、お膳立てで忙しかった。
まッ、それはそれで期間限定と思い、精一杯のことをしてやりたい、と楽しんでやっていた。

 しかし、それを卒業した今、何も縛るものがない伸びやかな気分を満喫している。
自由気ままに休日が過ごせる、というのは本当に、ありがたく愉しい。

 で、今日の山登りの締めは、一番お気に入りの中華料理屋さんへ直行!
もう、常連になって10年以上。
子供たちもよく連れて行ったので、店名を出せば、みんな羨ましがるお店である。
とにかく、美味しくて、ボリュームがあって安い!
今回、夫は天津飯。

        09-09-26_18-05曼珍軒の天津飯

 私はエビチリ定食、メインディッシュには、エビチリとカラ揚げが入っている。
コーンスープも、お皿いっぱい、これは夫と半分っこ。
カラ揚げも半分っこ、エビチリは絶対上げないよ!

                09-09-26_18-08エビチリ定

 ひとつひとつの料理が、ほんとに美味しいのだ。
おまけに、このメニュー二人分、合わせてなんと、2000円でおつりが来る!
当たり前だが、いつも沢山のお客さんで賑わっている。

 でも、一番いいのは女将さんである。
いつも元気いっぱい腰が低く、満面の笑みで「いらっしゃいませー!」と、くる。
この笑顔がサービス業の真髄ではないかと思えるほどである。

 今日も店の玄関外で、お出迎え!
車から降りると、大きな声で「いらっしゃいませー!!!」


             

3度目の正直

尾高山   2212m     長野県

出発(6:45)→中央道→飯田IC(8:45)→しらびそ峠 登山口(10:00)→頂上(11:50)→お弁当休憩(12:00〜12:50)→しらびそ峠(14:20)→ハイランドしらびそ 休憩おやつタイム(14:15〜15:00)→夕食 中華(17:30)→帰宅(19:00)
 
 8月後半から、ずっと計画していた尾高山。
夫の仕事の都合が着き、やっと行けると思った当日は、残念ながら雨。
9月に入り、またもや行こうと張り切りチャンスを待っていた。
なんとか行けそうだと当たりを付けた休日。
・・・・・・やっぱり、雨。

 3回目の正直、なんとか今週末休みが取れそう、と夫。
お天気も良好。
ジャーン、やっと行・け・た!
ガイドブックふれ込みの、眼前は南アルプス主峰の一級展望コース、に魅かれたのだ。
・・・・・・・だが里は晴れでも、2000m地点はガス多く、残念ながら眺望は厚い雲に覆われ、いまひとつである。

 それでもコースは笹原、カラマツに始まり、立ち枯れの木々が混じった幻想的なシラビソ原生林。
根元には、あたり一面みどり鮮やかな苔のジュータン、そうかと思うとシダ類の群生が出て来たりと変化に富んでいる。
周辺を包む空気も、爽やかな秋の空気が満ち満ちて、心が開放される時間となる。

 まだまだ紅葉には早いが、ツツジのような樹木が、ぽつんと赤くなっているのを発見。
様々な種類の小鳥の鳴き声も聞こえる。
これから、ますます美しくなっていくであろう山を思うと、例年のごとくワクワクくしてくるのだ。


                 09-09-26_13-27.jpg

              シラビソ原生林の中の登山道

庭を、なんとかしよう!

ブルーボネット   名古屋港ワイルドフラワーガーデン 

 小さいながら我が家にも、庭がある。
もともと庭造りに対して、さほど興味はなかった。
それでいて花を植えるのは好きだったので、季節ごとに好みの花は、あれこれ植えていた。

 他にも28年という歳月に、知らない間に生えて大きくなった木も何本かある(←普通、気づくだろう!)
改めて見回せば日陰が多い庭となり、日の光を好む草花は、植えても自然と短命に、なっていった。
7年ほど前には、思いつきでデッキを設えた。
丁度、家族5人で食卓代わりに囲めるテーブルが、置ける広さのデッキだ。
だが、それも年月とともに傷みが増し、最近ではちょっとした衝撃で陥没してしまった箇所もある。

 おまけにウッカリ置いてしまったコンポスト(←生ゴミを肥料に替える容器、最近は開けていない。恐怖である)が味気ないので隠そうと、4,5年前に周囲に植えた蔦。
その蔦が羽場を利かせ、庭中で、とんでもない面積を占めている。

 要するに、我が家の庭は成り行き任せの、行き当たりばったりで現在の姿になった庭である。
それでも、子供達が小さい頃はバーベキューをしたり、最近ではお茶を飲んだりと第2のリビングとして大活躍、現役バリバリの庭だ。
だが、雑然とした何のコンセプトも感じないヘンテコリンな庭!と、最近とみに感じるようになってきた。
丁度、デッキを張り替える予定があるので、植えてある植物のことも見直してみようと思いつく。

 参考になればと、9月初旬の休日、散歩がてら出かけたブルーボネット。
ここは、何処でも見かける花や、痩せた土地でも種子により簡単に増える強い草花を中心として造った庭が22パターン表現されている。
ちょうど平均的な民家の庭くらいの大きさから、ちょっとした屋敷の庭園くらいの面積のものまで揃っている。
庭の傾向としては、特に外国庭園や日本庭園とかのこだわりはない。
散歩がてら眺めて歩くのに、ちょうど良い公園のような展示場のような施設である。



             09-09-13_13-28ブルーボネット

    真ん中に人が立てる巨大な花リース。向こうに見えるは伊勢湾。


 それでも、やはりその道のプロが携わっているだけあり、小さくても心地良い空間が表されている。
可愛い彫刻もあり、思わず足を止めて見入ってしまう。
花々は丁度、夏の花と秋の花の狭間で、思ったほど沢山咲いてはなかったが、綺麗に手入れされた庭は、やはりそれなりに美しい。

                     09-09-13_13-4ボネット

       小鳥の水飲み場、中心は高さ30センチ位のマスコットのボネットちゃん


 我が家もデッキを含めて、もう少し庭を小奇麗にしたい。
まずは、伸ばし放題だった蔦を、なんとかしていこうと思う。
挿し木で増やした(←夫がやった)バラやアジサイの鉢植えも、水遣りを気にしなくていいように、定位置を決めて地植えしよう。
なるべく、普段の手を煩わすことがないような形と、自然に増える草花中心で考えたい。

 廻っているうちに色々希望が見えてきて気分も上々。
うっかり、園内のレストランでオヤツを奢る約束を夫にしてしまった。
出て来た、季節限定のピーチサンデー。
なかなか美味であった。


             09-09-13_14-08buru-bonetto.jpg

      



帰って来た風呂ポンプ


 修理に出していたホームセンターから、連絡があった。
故障して預けてあったポンプが直ったとのこと。
なんと修理費用は、今回に限り無料です、とのこと。
あらららら・・・・・。
感激である。
こうなると、ちゃんと直してくれたオジサン(?)に菓子折りの一つも下げて、お礼を言いに伺いたいくらいだ。

 原因は、水が入っていたからなので、以後気をつけて下さい、と注意あり。
???????????。
ポンプを置いてある棚は全く水気がない。
なぜ?
もちろん、水を掛けた覚えもない。
???????????。

 ・・・・ まっ、無事手元に戻ったんだから、細かいことは気にしない。
とにかく、やっぱり直ぐに直った。
安易に新品に替えなくて良かった。
あと、保証書は、ちゃんと取っておくこと!
ハイッ、了解!


人見知り


 娘の赤ちゃんが人見知りする。
知らない人でも女の人なら泣かないが、男の人だと、よく登場する人物でも泣くのだ。
なんだかんだと、ウチへは毎週2回来ている娘親子。
つまり、夫とは週2回必ず会っている。
次男とも、それに近い回数は会っている。

 なのに、夫の顔見てギャァー!次男の顔見てギャァー!
二人とも赤ちゃん大好きなので、顔を見せないように抱っこしている。
そこまでして抱っこしたいのか!と思うほど自分の顔を隠し、背後から赤ちゃんを後ろ向きにしたまま、抱っこしている。
それでも、無理のある姿勢なので直ぐにバレる。

 残念極まりない思いの夫が、ふと言った。
「女装すると泣かないかなぁ・・・」
思わず、噴出した。


変わり者♪


 お昼ごはんを食べてたら、電話が鳴った。
3日前に、お風呂から洗濯機へ、残り湯を入れるポンプが壊れてしまった。
今朝、そのポンプの修理を依頼しに、持ち込んだホームセンターからである。

 メーカーに問い合わせたら、修理費用はポンプを開けて中を調べてみないと分らない。
もしかして、わずかな費用しか掛からないかもしれないし、事によっては3000円前後は掛かってしまうかもしれない。
新品は2680円で売っている。
どうしますか、お客さん?との返答だ。

 ・・・・・・微妙な金額だなー。
まだ、充分使えそうだし・・・というのも、買ったのは昨年10月だ。
バケツで何度も水を移動させながら、面倒な衣替えのことを考えてたので、記憶に残っているのだ。

 国産で、わずか1年で壊れるなんて、きっとたいした故障ではない気がする。
何か衝撃を与えたとか、水を掛けたとかではなく、使っていて突然プツンと止まってしまったのだ。
どこか接点でも甘く、ソコをやり直せば、まだまだ使えるんではないか。

 もちろん、保証書は探した。
けれど、出て来たのはどうでもいい品物のばかりで、肝心のポンプだけないのだ。
基本的に、どのような品物でも保証書は、必ず決まった引き出しに取ってある。
薄っすらとした記憶では、ポンプが入っていた包装そのものが保証書になっていて、出す時に破れてしまい、まぁ使うことはないだろう、と、たかをくくり捨ててしまった気がする。

 モノは大事にしなさい、と子供達によく言って来た。
モノを大事にするということは、人も大事にするということに繋がるからだ。
日頃の取り扱いは丁寧に、とにかく壊れるまで使うのは常識である。
一方で家電を修理依頼したら、修理代より新品を買った方が安かったので買い替えた、との話は常々聞く。
そりゃー、人件費のことを考えたらそうだろう。
でも、使い捨て文化は環境に対して、様々な悪影響を及ぼしている元凶だと常々思っている。

 ・・・・・・電話の向こうで返事を待っている。

 新品を買ってしまったら、まだ使えるかもしれない物を簡単に捨てたことや、ゴミを増やしたことで嫌な気持ちになる。
後味が悪いお金の使い方は、し・た・く・な・い。
決めた!
「修理して下さい、3千円位なら、お支払いしますので」

 一瞬、絶句する電話の向こうのホームセンターのオバサン。
その気持ちは、充分わかる。
アンタ、新品買えるお金があるんなら、手っ取り早く買っちゃいなさいよ!と思っているだろう。
ホームセンター側の、それをメーカーに送ったりの、やり取りもメンドーだ、との思いも重々承知だ。
でも私は、はた迷惑だが自分のポリシーを貫きたい!


  ・・・・・・こんな調子だから、未だに同じ携帯5年目。
もちろん、全く健在だから変える気は、さらさらない。
去年、久しぶりに会った友人に携帯のアドレスを聞かれ、なんとボーダフォンってあって、大笑いされたことを思い出した。


400年の重み

犬山城 (国宝)   愛知県犬山市

 まだ残暑厳しい休日、かねてより行ってみたかった、お城に出かけた。
お城と言っても、国内には沢山ある。
だが、戦国時代を経て江戸時代から幾多の苦難を乗り越え、当時のまま現存する天守閣を持っているお城は、全国に12ヶ所しかない。
中でも、国宝となっているのは松本城(長野県)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)である。
このうち、姫路城と彦根城は行った事があるので、今回は犬山城。
4つの中でも最も古いと言われる犬山城である。


            09-08-30_12-25犬山


 もともと、歴史をリアルに感じる古いモノが好きだ。
特に、お城はその建造から運営まで、おびただしい数の人々が係わった事実に、感慨深い思いが沸く。

 入って直ぐ、一抱えもある太さの梁に驚きながら、ヒンヤリした城内を登って行く。
戦国時代の人々の息吹きを感じようと、ゆっくりじっくりと眺める。
建築としての美も見事である。
その均整の取れた美しさには、惚れ惚れしてしまう。

 暑い盛りの見学だが、もちろん空調設備など、ない。
にも拘わらず、特に不快感は感じない。
駐車場から、ここへ来るまでの道のりは、歩いているとジワジワ汗が滴るほどの暑さである。
湿度もベッタリ感じた。

 だが城内一歩入ると、確かに暑さは残っている、が不快な蒸し暑さは特に感じられない。
城を構成している漆喰と木材の調湿パワーが、ここでも優れていることを証明している。
もちろん、間取りもきちんと四方を計算し、風の通りや雨の向きなど考えられていると思う。
確か、この日の予想最高気温は、33度であったと思う。
丁度、城に入ったのが日中の一番暑い時刻だったが、天守閣の最上部にあった温度計は29度を指していた。


                    09-08-30_12-49.jpg
                       天守閣から入り口を見下ろした風景

 ここに425年前(1584年)、豊臣秀吉が大阪から、大勢の兵を連れて入ったんだな・・・。
徳川家康との戦いを控え、さぞ緊迫感と高揚感に包まれたひとときが繰り広げられたんだろう。
想像しただけで、そのざわめきが城内を飛び交っているようである。
かなり大雑把な知識しかないが、その後の成り行きを知っている者としては、ゾクゾクしてくるような歴史の一コマである。


 そんなに大きなお城ではないので、正味一時間ほどで見学終了。
遅いランチをと、近くで手頃な店を探したが、好みに合う店が、みつからなかった。
結局、駐車場に歩いていく途中にあった、名鉄犬山ホテル内のカフェでランチとなる。

               09-08-30_13-3711002nn.jpg

             サンドイッチとサラダとグレープグルーツジュース。

 偶然、入ったホテルだったが掃除が行き届き、随所に生花が活けられ、スタッフはとても感じ良かった。
どんな場所でも、細かい配慮が感じられると、やはり何がしの気持ちが伝わって来る。
こういうホテルに泊まりたいなぁー、と思わせてくれるホテルであった。

 お城といいホテルといい、常連になっている明治村といい、なんか犬山市って好い街だな、と思った。



いやー、参った!


 10年位前の事だった。
義理の妹(弟の嫁)に、えらく感心された事がある。
以前のブログ記事でも取り上げた件だが、当時ウチの子供たちは上から17、14、12才。
何かの話の流れで、ウチは子供達に自分の使った食器は自分で洗わせている、という話をした。

 幼い頃から年齢に応じて躾けていったのだ。
何でもやりたがる頃から、根気良く教えていくと、ちゃんと習慣になるよ!
それを聞いた義妹は深く賛同し、自分の子育てに生かそうと思ったようだ。
その時、義妹の子供達(甥っ子)は4歳、6歳である。

 先週末のことだった。
例のごとく、海の好きな弟が自分の息子達とアサリや、魚を捕って来たと連絡があった。
食い意地が張っている私としては、すぐさま弟のウチに器持参で直行した。
喜んで受け取った魚10匹。
見ると、綺麗に下ごしらえがしてある。

 なな、なーんと!高校2年生の甥っ子がさばいた、と言う。
ビックリ仰天である。
魚がさばける高校生なんて!!!

 義妹、曰く 「ウチでは当然、修学旅行も行く準備から始まる。帰って来たら今度は、その後片付けがちゃんと終わるまでが、修学旅行!」
「魚釣りもおんなじ!帰ってきて後始末(←魚の下ごしらえも後始末の一環らしい・・・スゴイ!)を、ちゃんとして終わり。そこまで、やれる子が初めて魚釣りに行ける資格があるんだから・・・。」
「お義姉さんも、そう思うでしょ?!」

 「!」 ・・・・・・いやはや、参りました。
昔、私の子育てについてのポリシーが、その後の義妹の育児に少なからず影響を与えたと言う。
特に家事は男の子であろうと、させるのは大切で当然だと。

 そういえば、以前職場で同年代のオバサン達が、たびたびグチっていた。
それぞれの旦那さんが家事を全くやらない、どころか、自分のことも自分で動かないって・・・・・・。
あるオバサンなんて、ヘタに日曜日に自分の仕事が休みだと、家に居る旦那に手が掛かるから、日曜は出勤希望って、公言していた。

 ・・・・・・そうか、家事を全くやらない夫は大変なんだな、と爪の先ほどだけ同情した。
爪の先ほどだけ、と思うのは、その旦那を選んだのはアンタでしょ!という気持ちもあるからだ。
ふと、では自分の息子には、ちゃんと家事を仕込んでいるのか疑問になり、聞いてみた。
すると平気な顔して「ぜーんぜん!そもそも、言ってもやらないもん」と、ノンキそのものである。
では、結局またもや 『自分の旦那2号』 を製造しているんじゃないか!と内心バカバカしく思った。

 その点、義妹の着眼点と実行力は見事である。
今では義妹が仕事で遅くなると、先に帰ってる方の子が、米を研いでくれてたりするそうだ。
他にゴミ捨てなど見事に男の子二人、ちゃんと働いている義妹を助け、家事参加していると言う。

 ちなみに、我が家の大学院生の次男も進化した。
私達夫婦と夕飯の時間が一緒になると、後片付けを一手に引き受けてくれるのだ。
「自分は、何にもしてないから(←未だ学生の身分で、親に喰わせて貰っているという自覚がある)、せめてコレくらいやるよ!」って。

 ・・・・・でも、こういうのって私の中では、かなり当たり前のことだ。
たかだか皿洗いぐらい、というレベルである。
大体、家事は家族みんなが心地よく暮らしていく手段のひとつだ。
成長するにつれ、自分も家族の一員として協力するのは当然である。


 ・・・・・しかし、さすがにウチの息子、魚はさばけません
いやー、参りました!





風呂当番


 毎週末、いつの間にか私が娘の赤ちゃんを風呂に入れる当番になっている。
娘の夫に用事があり、帰りが遅くなるので、我が家にわざわざ来ることになったのだ。
ちゃっかり、晩ご飯まで賞味していく娘である。

  頼みのジイヤ(夫)は自分の子どもの風呂は、全員自分が入れたが、孫はしり込みしている。
やっぱり心理的に、かなりなプレッシャーらしい。
で、特にプレッシャーは感じない、ある意味無責任な私の出番となった。

 娘は自宅では未だに夫婦二人、大騒ぎでベビーバスにて入れていると言う。
ウチは大きいお風呂の方が気持ちが良い、との勝手な決め付けでベビーバスは使わない。
順番としては、先に私がまず入り、自分の身体を綺麗に洗う。
その後、赤ちゃんを呼び、膝の上で洗ってやる。

 それから浴槽に一緒に入る。
もう6キロある赤ちゃん、結構重たい。
湯船に首から下を浸らせると、ウットリする赤ちゃん・・・・と思いきや、私や娘のテンション高い赤ちゃんへの声掛けだけが、浴室に響く。
「おっ、いいなぁ!いいなぁ!大きいお風呂いいなぁ!!!」と連呼である。

 で、肝心の赤ん坊は、いつも極めて迷惑そうな顔である。
お地蔵さんのように固まったまま、目がかなり迷惑そうだ。
この前は「それ!波乗りだァー」っと湯船の中を、立てダッコしたまま素早く前後に動かした。
が、やっぱり迷惑そうな顔であった。
特に、拳を一段と強く握ったので恐怖心まで、ややあったかもしれない。

 ・・・・・・最近、ご機嫌が良いと、よく笑うようになった。
それだけに、この迷惑そうな顔は、やっぱり迷惑なんだと思うのである。


 

裸足でかっ歩


 夏は、原則ウチでは裸足だ。
我が家は築28年の木造住宅である。
およそ、9年前に増築して拡げた玄関と台所。
床の材質は、無垢で節がそのまま残っているパイン材を張った。

 床の材質希望として自分が通った小学校、昭和30年代、木造校舎の床を彷彿させるようなイメージにしたかったからだ。
塗装も板が、ちゃんと呼吸できるように、わざわざ独製の植物性の塗料を塗った。
調湿作用のおかげで、裸足で歩くと夏でもヒンヤリ気持ちが良い。
まさに足の裏が喜んでいる感触なのだ。


              09-08-27_13-57床のパイン材


 そのまた昔、18年ほど前には、子供部屋を増築している。
床は当時流行っていた、いわゆるフローリングだ。
こちらは、せっかくの木材を、呼吸しない皮膜(有機性の塗料)で覆っている合板。
暑くなればなるほど、ベタベタとべたつく。
もちろん、裸足で歩くと逆に不快である。
当時は、よく考えもせず、何となく決めてしまった。

 若い頃は単純にも、見栄えや世の中の流行に乗せられてしまうことが多い。
しかし人間、半世紀も生きていると学習するし、圧倒的に安全で自分が心地よいモノに魅かれる。

 もし今、家を建てるとしたら絶対、伝統的な日本建築だ。
瓦と土壁、そして板囲いの切り妻がいい。
室内は無垢の板と漆喰のオンパレード。
建物全体が呼吸している、まさに生きている家だ。
ただし車椅子対応、段差はなくす。

 さぞかし、住み心地が良いだろうし、身体にも優しい。
何より、風土に合っているので人工的な冷暖房は極力少なくて済むと思う。
アレルギーやシックハウスとは無縁である。
・・・・・・だが、今時そんな贅沢な家、めちゃくちゃ予算が掛かってしまうだろう。
そんな、お金は我が家にはない!

 で、せめてもの思い入れで、今計画しているパン工房。
壁は、調湿作用が期待されるプラスター(石膏の仲間)。
棚や腰壁は、やはり無垢の板に植物性の塗料。
床は、これまた調湿作用バツグンのレンガを使うつもりである。

 出来る範囲でコストダウン、自分でやれるところは自分で手がける。
つまるところ、人間にも酵母にも良いものを選びたい。


                09-08-27_18-00.jpg


            大好きな台所の窓辺に活けている、三つの一輪挿し。
            プリンが入っていた空き瓶が、なんとも可愛かったので再利用。
            毎日水を替えていたら、三つとも根が出て来た。

            その向こうは3分と5分の砂時計。
            煮たり、焼いたり調理をする時、サッと逆さまにして使う。
            タイマーより、手軽で便利なので重宝。
 

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