11月25日(土) 養老山(859m) 岐阜県
登山口に着いたのは10時30分だった。
空は少々曇っていたが、3週間ぶりの山行きなので心は上天気である。
はやる気持ちに反して急勾配のジグザグ道を登ること45分。チョコを
ほお張りながらの小休止をして、再度ひたすら登る。
うっかり見上げると、延々と続きそうな坂道にうんざりしそうになるので、敢えて足元に視線を集中して、ただもくもくと登る。
時々視界に明るい色彩が飛び込むので、顔を上げると鮮やかに色づいた木々。まさに秋そのものである。
養老山の隣の隣の三方山に、ちょっと寄り道。ここの眺めの素晴らしさに、まず驚きいざ目的地へ!
またもや途中の小倉山の眺めが素晴らしく、濃尾平野が一望出来る。圧巻である。また優雅に木曽川、長良川、揖斐川が流れる傍にひとかたまりづつ、街が寄り添っている景色がなんとも健気である。
残念なのは、遠く見える筈の御嶽山、恵那山が雲で隠れて見えなかった事である。しかし、この雄大な景色は必ずもう一度来ることを誓って、先のお楽しみにしよう!
そこでのお弁当を済ませ、尾根道を15分ほど歩いたら、やったあ!養老山頂上である。展望は木々に囲まれ好くないので、記念写真を写してすぐに下山を始める。時計は13時10分をさしていた。
気温はさすがに晩秋である、じっとしていると、ほてった身体がすぐに冷えて来る。自家発電のごとくピッチを上げて下る。
麓に近づく毎に人々の賑やかなざわめきが聞える。丁度、養老公園一帯にて紅葉祭りをやっていたためである。
喧騒をバックに、小倉山頂上の景色を思い出し、うっとりしながら帰路に急いだ。
日帰りの範囲で、こんなに素晴らしい景色が見られる場所があったなんて、驚きである。まだまだ自分の知らない場所が、沢山あるに違いない。アンテナを高くして情報を集め、ちゃんと登れるように日々健康に留意し、体力を温存していきたい。