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Author:あやこ3
 やたら元気な50代
ノーテンキな夫と二人暮らし。
結婚してウチを出た長女と長男と次男あり。


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山、春本番!

五井山    454.2m    愛知県

 本日、素晴らしい晴天である。
こんな日は、山に登らなければ絶対、後悔すると言い切れるほどの天気である。
朝、さっさと用事を済ませ、登るに良さそうな山を見繕う。
 そうだ! ドウダンツツジが、そろそろ見ごろでは?と思いつく。
よし!群生がある、この山に決定だ。

 期待を持って登り始める。
・・・が、残念ながら、まだ早かった。
蕾は固い。

 しかし、この爽やかさだ。
来て良かったとつくづく思う。
チュルチュルだのホーホケキョだの賑やかな鳥のさえずりのオンパレードである。
萌黄色の若葉もキラキラ輝いて美しいこと、この上ない。
足元には、色々な野の花が咲き競っている。
時折、森の中に涼やかな風が吹いて行く。

 此処のコースは尾根歩きが主なので、周囲の森の様子をのんびりと観察出来る。
山に来るようになって、様々な花、鳥、樹木の存在を知った。
ぜひ、名前を知りたいと思う。 知った時から一挙に親近感が増す。
次に見かけたとき、名前を言えるとほんとうに嬉しい。
自然に敬意を持ち、大切にしなければと強く思う。

 頂上に着く。
海に向かって展望が開けているので、到着すると気持ちがぐっと盛り上がる。
春らしく霞かかってはいるが、眺望は素晴らしい。
三河湾が一望出来る。
手軽に登れるので、もう何度も登っている。

 しかし足元に目をやると、たばこの吸殻が幾つか散らばって落ちている。
帰り際に集める。
以前の自分では絶対しない。
面倒くさい。 他人が落としたゴミへの嫌悪感。 善人ぶることへの抵抗。

 今はもう、そんな気持ちは全くない。
ただ単純に綺麗にしたい、そして他人の思惑など知るもんか!である。
その際ポイントは、なるべく、これ見よがしに堂々と拾う。
過去にゴミを落とした憶えのある者、これから落とそうとする者の気持ちの反省や
ブレーキになるんではの下心があるからだ。

 山はこんなに楽しませてくれ、心を解放してくれるんだ。
せめて、自然の中での人の形跡を最低限に留めたい。
 今日も、たくさん春の花や鳥を見かけた。
帰ったら忘れないうちに名前を調べよう・・・。
次に出会ったら、ちゃんと名前で呼びたいからね!

 ただ今、すっぽり山まるごと春本番だ。
山が春そのものである。


                        20070429224919.jpg

                あと1週間くらいで見ごろと思われるドウダンツツジ
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久しぶりに「なかなかイケるパン」出来た。

 ここのところ、自家製天然酵母のパンがなかなか思うようにいかなく、久しぶりに白神酵母
でやってみた。
・・・というより、夕食がパスタだったので、それに添えられるように時間までに間に合い、
なおかつ確実に食べられるパンが欲しかった。
 冷蔵庫にオレンジピールとクルミの使いかけがあったので、オレンジパンとレーズンクルミ
パンを作る。
 オーブンで一回で焼きたいので食パン型とする。
またパン捏ね機、最大限600g以下で白神酵母1パック(10g入り)使いきりたいので、以下の
分量とする。                 
やはり、1次発酵は抜群に膨らみ、全くイーストと変わらない。
恐れ入ります、という思いである。
 
原材料
 ① 国産小麦   500g     ② くるみ   30g
   白神酵母    10g        レーズン 50g
   砂  糖    大さじ1
    塩      小さじ1
   水(35度)300cc       ③ オレンジピール80g

1、 ①を15分捏ねる。
2、 60分 第1次発酵
3、 パンチ ベンチタイム5分
4、 生地の半分に②をまぜ成型、残り半分に③をまぜ成型。
5、 60分 第2次発酵
6、 160度10分、180度15分、200度10分
    オーブン内に湯を入れた湯のみを置き乾燥を柔らげる。

出来上がり・・・結構イケる。甘さも丁度良い。
         特にオレンジピールの入ったのはおいしい。
         食感も適度に柔らかく、モチモチ感もある。
         難点としては、クルミレーズンの生地の膨らみが足りない、たぶん
         成型時の伸ばしが足りなかったと思われる。

                      20070426215200.jpg

宝くじが当たるかな?!

宇連山系  東尾根、中尾根      愛知県

 今にも泣き出しそうな空を見上げて登り始める。予報は曇り。
雨具は晴れていても必携なので、もし降られても心配ないが、なにしろオッチョコチョイだ。
少しでもスッテンコロリンのリスクを減らしたい。
愛知県民の森から2時間ほど登り続ける。

 時折、立ち止まり周りの景色を確認する。
新緑が、たまに射仕込む陽の光に反射して、うっとりするほど綺麗だ。
行く度ごとに違う姿を魅せてくれる。 これだから山は止められない!
・・・っとその時だ!
登山道の前方をロープ状のものが左から右へ動く。
「わッ!蛇!」 と驚きながら振り向き、後ろの夫に知らせる。
夫は一目散にバックし逃げて行く。
・・・私を置いて・・・。

 「ちょっと、ちょっと、それはないじゃない!一人で逃げて・・・」 と、まだ避難中の夫に声をかける。
「だって、あなた平気でしょう?パパは駄目!」 とオチャメに答える夫。 51才、ちっとも可愛くない。
ムムム・・・それは大昔の話である。
小さい頃は無知ゆえに、蛇なんて頭捕まえてグルングルン振り回していた。
が、毒蛇の存在を知ってから、さすがにグルングルンは止めた。

 そうこうしている間に蛇は消えてしまった。
2mは、ありそうな大きな蛇だった。

 丁度お昼だったので、お弁当にする手頃な場所を探しながら歩く。
ここは山の尾根伝いを歩いて楽しむコースである。
頂上がないので、景色の良さそうな場所で休む事にする。
まずまずの眺望で満足である。

 二人で崖に向かって並んで座り、おにぎりをほお張る。
するといきなり 「わっ!」 と立ち、後ずさりする夫。
またもや、蛇登場である。
目の前の崖の下から登って来たようで上半身(蛇に上半身、下半身あるのか?)だけ夫に向かっている。
夫は 「目が合ったぁ!」 っと大騒ぎである。

 犬じゃあるまいし、シーッシーッとしきりに追っ払い始める夫。
シーッシーッに意表をつかれたのか、蛇は崖下へ戻っていく。
私はそんな事より弁当だ。
シーッシーッを尻目に、おにぎりにパクつく。
しかし、夫はよっぽど恐いのか、それからは立って、いつでも逃げられます状態でおにぎりをパクつく。

 と、その時ポツポツと辺りの岩に染みが付く。
「雨だ!」
やっぱり、来たか!すぐさま、荷物を片付け下山を急ぐ。
転ばないように慎重に降りる。
しばらく歩いたら、登山道の端に、またもや蛇の頭が見える。
すぐに草むらに消えていく。
そして、麓に付く頃、あらららら・・・。また登場。
今度は岩肌を這っている。1mくらいの大きさである。

「暖かくなって来たから、みんな出て来たんだねぇ」 とあくまで、のんきな私である。
夫は 「こんなに一度の山でたくさん蛇に遭遇するなんて、もしかしたら宝くじが当たるかもしれない!」 とさっきまで、気味が悪いと嫌がっていたのに途端に、満悦である。

 だけど、シーッシーッってムキになって、お払っぱらてたから、あそこで金運は確実に逃げたな、と私は思っている。

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                            若葉が美しい県民の森

息子の習い事

 息子がいきなり、ボイストレーニングを受けたいと言う。
彼は大学の軽音部でバンドを組んでいる。
よっぽど、人員が足りなかったのか、ヴォーカルである。
この間、様々なバンドが集まってコンサートを行った、と言う。
そこで、圧倒的に自分のヘタさ加減を自覚した、とのこと。

 そこまでは、いい。 自覚するならどんどん自覚してくれ。
だが問題は、そのレッスン費用を工面して欲しい、との申し出である。
冗談じゃない、今、大学に行かせているだけでも、どれだけ経費が掛かっているのかと
言いたい。
難色を示したら、お姉んはピアノを習わせてたじゃないか!と、とんでもないへ理屈を
持ち出す。

 確かに5才から15才まで、習わせていた。
しかし、それは、もしかしたら将来その道に入るかも・・・はたまた情操的に、自分の人生の
心の寄りどころになるかもしれない・・・など、とにかく未来に繋ぐ希望がある子供時代の話だ。

 大学生ともなった息子には、もうそんな親心は無駄である。
そこまで面倒見切れない。
そもそも彼は工学部だ。 そのまま行けばエンジニアである。
そんな趣味的な事は自分でなんとかしてくれ!とあっさり却下。
ついでに、去年メンドクサイと辞めた家庭教師のバイトを復活すれば、レッスン代くらい出るのではないか!?と判りきったアドバイスをする。
 「うーん、そうだね。」 と煮え切らない返事。
どちらにしても、何か手に入れたければ、何かを手放さないといけないんだ。

 その集まりに、未だフリーターで真剣にプロになる事を夢見ている27歳がいたそうだ。
すごいなぁと思うが、自分は絶対そんな風に楽観的には生きられないなーと息子は言う。
やっぱ、趣味だッ!と結論付けている。
その考えも、すでに守りに廻ってるようであっけないが、まッ自分の人生だ。
自分でデザインしてくれ!
母は自分の人生の計画で手一杯である。
だいいち親子と言えども成人になった他人の人生に、口出しする趣味も責任もない。

とにかく、じぶんで工面しなさい。
自分の時間、自分の労働、それらと引き換えにすれば良い。
君のためにもそれが一番良い。

 しかし、そこまでしてどれほど上手くなるのか?
常々、絵とか運動とか音楽は、もって生まれた素質の個人差の振幅が大きいんではと思う。
例えば、小さい頃、50m競争なんて練習してなくても速い子はメチャ速い。
絵だってそうだ。
誰かに習ってるわけでもないのに、描かせるとウーンと唸ってしまう作品を難なく仕上げて
しまう子もいる。
そうでない子は、まるっきりトホホである。

 そうしてみると歌に関しては、並み程度の母と、曲の途中であれぇ?違うメロデイ?と
思わせる脱線ぶりが常である父、との子だ。
あきらかに息子は遺伝的にいっても、たいしたことないと思う。

 ・・・どれ、そのボイトレとやらが、どの程度効き目があるのか、さりげにチェックしていこう
と思う。


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                      今、ウチで満開の八重ヤマブキ

おっかなびっくりだけど、楽しいよ!

岩古谷山   799m      愛知県 設楽町

 キャッチフレーズは 「奇岩絶壁、小スリル連続の峻険な岩山」 とある。
難易度は、堂々Cランクである。
(A=初級ファミリー向け、B=中級一般向け、C=上級岩登り、沢登りなどを含む健脚者向け)

 チラっとまだ1名、扶養中の息子のことが頭に浮かぶ。
もしも、母達がうっかり絶壁から落っこちて、どうにかなっても一人で何とか生きていってくれ!
大学もあと2年、続く大学院も自力で、どうにかしてくれぇ!と念じる。

 ヨッシャ!気合を入れて挑む。
初っ端から、結構きつい登りだ。
ほどなく十三曲がりと言われるジグザグ道を登る。
汗が吹き出る。

 しばらくすると、岩古谷山の絶壁が姿を現す。
ところどころに、木々が生えている大きなグレーの岩山である。
その絶壁を沿うように取り付けられた鉄製の、ひと1人分の幅の急階段を登る。
おデブな人は、ここで挟まり動けなくなる狭さである。
両脇にはワイヤーロープが張られている。

 下を見ると卒倒しそうである。
しかし、ゆくゆくは槍ヶ岳、剣岳登頂が目標なのに、こんなことでビビッていては問題外だ。
慎重に冷静に、騒がず、ゆっくり登る。
尾根も幅1mくらいで両側が絶壁である。
よって眺望は抜群である。
時折、立ち止まり景色を楽し・・・みたいが、なにしろ絶壁だ。
四つんばいなら出来そうだが、それより一刻も早く安全なところに、たどり着きたい。
急ぎたいが急がず、ゆっくりと・・・。

 小1時間ほどの健闘の末、頂上に立つ。
ベンチがいくつか置いてあり、人は居ない。
北に平山明神山、東に明神山、南には宇連山など幾重もの、みごとな山並みが広がり素晴らしい山岳美である。
大変な思いが一挙に報われる一瞬だ。

 お弁当を済ませ、暖かな春の日差しを身体いっぱいに浴び、うたた寝を楽しむ。
麓のほうではウグイスの鳴き声に親しんだが、ここはチューチューとヤマガラの鳴き声だ。
桜がもう半分葉桜なのに対し、ミツバツツジは濃いピンクの花を沢山付け、今まさに満開を迎えようとしている。
やわらかな黄色のヤマブキも満開だ。
春が確実に動いているのが分かる。

 帰りのルートもハラハラドキドキである。
絶壁を岩肌に取り付けられた鎖だけを頼りに、ぶら下がるように降りて行く。
自分がオッチョコチョイなのは百も承知である。
そのオッチョコチョイが、ひょっこり出ないよう安全確保だけに集中する。
途中、折り重なる大きな岩石の、わずかな隙間を潜ったり、垂直ではないかと思うほどの階段を、絶壁沿いに降りたりと、登りに劣らぬスリルである。

 ようやく里に降りたら、安堵のため息がひとつ出た。
駐車場まで林道をのんびり歩く。
いつものヘラヘラした顔に戻っている。
村のしだれ桜は今、満開である。
足元には、すみれや、たんぽぽの群生が可愛く咲いている。
山に目をやれば、ところどころ、パステルカラーの花の樹木が判る。
ウグイスが、いつ息継ぎするんだろうと思うくらい、長いことケキョケキョと鳴き続けている。

 柔らかくて優しい春が満杯だ。
今度の山行きは、ぜったい半袖だなと思った。


                          20070416141632.jpg

                     頂上で咲いていた優しいピンクの花、名前不明
2007.4.15

頑張れ、明治村!

 愛知県犬山市に、明治時代の建物ばかり全国から移築し、保存している博物館がある。
その名は、ずばり明治村。 なんの工夫も洒落っ気もないネーミングだ。
しかし、私はここのファンである。
特に深い理由はないが、単純に古いものが好きだからだ。
もう、おそらく10回以上は来ている。

 とにかく、園内の建物は実際に使用されていたものばかりなので、その中に佇むだけで、そこで生活されていた人達を想い、短くもあり、長くもある人生の繰り返しに感慨深い思いを持つ。
また、確実に人が存在したであろうと思われる形跡には、厳粛な気持ちにもなる。
 結構、敷地は広いので全て廻ろうと思ったら、確実に1日たっぷりかかる。
今回、どこやらの割引券があったので、なおさらチャンスだと思い、夫と繰り出す。

 特に、新たに興味が沸いたのは幸田露伴(作家1867~1947)の住宅である。
少し前に幸田文(露伴の娘、作家1904~1990)の本を読んだ。
その、文の生家がそこだと説明にある。
それまで、夏目漱石宅の親近感の影に隠れて、ほとんど素通りに近かった。
が、ちょっと娘の本を読んだくらいで、もう記念写真は外せないくらいのミーハーぶりである。

 さっそく、露伴の文机に座り、満悦な顔して夫にシャッターを切って貰う。
露伴も自分の死後、60年も経ってから愛用の文机で、このような、どこの馬の骨とも判らない
おばさんが写真に納まるなんて、夢にも思わなかったことだろうと思う。
それを思うだけでも大きなロマンを感じる。

 さて、さっきお昼ごはんを食べ満腹で、陽気も良いのでなんだか眠くなってきた。
どれ、そこいらのベンチで休もうと腰掛けた。
座りながらこっくりこっくりしてたら、春とはいえやっぱり外は寒い。
場所を変えようという事になった。
2人で相談した結果、さすが何度も来ているだけあって、すぐにうたた寝に丁度よさそうな場所が思い浮かぶ。
帝国ホテル(巨匠フランク・ロイド・ライト作1923年完成)のロビーの椅子だ。
すぐさま帝国ホテルへ向かう。(妙な夫婦だ!)

 やっぱり、誰も居ない。ラッキー!と柔らかなソファーに向かい合わせに座り、2人こっくり
こっくりやりだした。
気持ちよく寝てたら、いきなり琴が鳴りだした。
その音で目が覚め、見ると夫の背中越しのすぐ後ろで、おばさんが張り切って弾いてるでは
ないか! 明治村主催のイベントらしい・・・。
嫌な予感がした。

 案の定、夫は目を覚まし、まさかその音の犯人が、すぐ後ろの生演奏とは思わず大きな声で
「うるっせーなあー!」 お琴のおばさん一瞬、目が釣り上がる。
私はアゴでうしろ、うしろと合図する。 夫は「?」とまぬけ顔・・・しばらくして音の強烈さに察知。
おばさんに怒られる前に立ち去ろうと、さりげに夫の腕を取り、逃げるようにその場を後にする。
 なんとも、情けない夫婦である。
夫はてっきり、館内放送かと思ったと、むなしく弁解している。
そもそも、昼寝の場所に指名されたんじゃ、巨匠ライトも「こりゃ、まいったナァ!」である。

 ・・・しかしながら、このような博物館も維持管理にだいぶ費用が掛かると思う。
それに反してレジャーの多様化で、昔に比べたら客足は寂しいんではないか?
個人的にはなんとか、存続して欲しいのでこれからも定期的に足を運び、貢献したい。
特に、ここは年月が経過するほど価値が上がるんだ。
 頑張れ、明治村!

                       07-03-25_13-04.jpg

            幸田露伴の書斎・・・なんとも趣きがあるではないか!


ランチは桜の木の下で

 今日は暖かくなりそうだ。絶好の花見日和である。
しかし、何かと用事がある。選挙の投票もある。買い物もしなけりゃいけない。
それでも、桜が見たい!
もう、今日見ておかないと手遅れである。

 そこで、場所と時間と目的別に段取りを考えた結果、お昼ご飯を桜の下でする事に決定!  
そんなわけでお花見の公園に着いたのは、お昼をすっかり過ぎた頃だった。
思った通り満開である。
1本1本に咲いた花それぞれ全開なので、木がピンクの大きな球になって本当に見事である。

 ここは、県立公園だから営利目的の屋台がない。
よって焼きそばや、たこやきの匂いではなく、ちゃんと桜の匂いが漂っている。
また、会社などの団体による場所取りの紐も見当たらないので、聴きたくもないおっさんのカラオケ騒音もない。
 歩いているのは、ほとんど家族連れという、まことにのどかな公園である。
もちろん、桜の木はたくさんある。
もう何年も前から、お花見はここ!と決めた場所である。

 桜が最も良く見渡せるところに座る。
去年は私がフルタイムで勤めていたために夫と休みが合わず、来た時はまだ7分咲きだった。
おまけに自分自身、仕事を辞めようか迷っていた頃だったので、桜を見ながら心ここにあらず
・・・だった気がする。
 
 今、仕事を辞めた自分がいる。休みが自由になるバイトになった。
確かに収入は3分の一以下になった。が、やりたい事は10倍やれている。
・・・当時テレビで大好きな小田和正が、インタビュアーに質問されていた。
「あなたにとって、人生の勝ち組とはどんな人ですか?」
彼はしばらく考えてから、こう言った。「思い出をたくさん持っている人」

・・・答えは決まった。
そして今、満開の桜に間に合い、ここに居る。

 お昼ごはんにと買ったパンを口に放り込んだら、急に風が吹いた。
雪のように、ひらひらひらーっと花びらが舞う。
風の強さが増した。
真横に花びらが流れ、あたり一面、花吹雪だ。
一瞬、時間が止まった。
見とれて、口を開けたままポーとする。

 すぐに風はやんだ。
もう1度見たくてしばらく待ったが、もう風は吹かなかった。
桜の木を見上げたら、ひと回り小さくなっていた。

                                         07-04-08_13-31.jpg

ああ、楽しきパン教室

 今日からパン教室、通い始めて2年目である。
昨年度、基本コースを終了し、続く応用コースに進む。

本日の作品はパン・オ・ノア
(ノアと言うのはノアの箱舟のノア・・・ではない!フランス語でクルミという意味、つまりクルミパン)
もうひとつは、お馴染みメロンパン。

 まずは、皆で材料計測。
粉を計る人、卵を計る人、2年目なのでみんな手際良い。
そしていつものように、しょうもない先生のダジャレを合図に講習が始まる。

 そもそも、ことの始まりは9年ほど前だった。
パン好きな私に、当時まだ珍しかった石窯で焼くパン屋さんが開店するので、行ってみたらと知人に紹介された。
 食いしん坊な私は、夫を巻き添えにし、すぐ決行。

 その店は、自宅から車で1時間弱のところにあった。
周囲が小高い山に囲まれた田んぼの中に、ポツンと建っていた。
何でも、パン職人はもと教師だったそうで、まだ40代くらいである。
自家製天然酵母と国産小麦、オーガニックの原材料がウリのパンだ。
取り合えず、お試しのつもりで適当なのを買い込んだ。
 
 帰りの車の中で、待ちきれずに少ーし、つまんだ。
!!!なにッ!な、なんでこんなに、おいしいの!
びっくりである。柑橘系ピールの入った素朴でずっしりと重いパンであった。
衝撃である。とうとう、家に着くまでに全部お腹の中へ入ってしまった。
運転してる間に、たいあげられてしまった夫は、とんだ貧乏くじである。

 それから月日は流れ、その味と品質は周囲も認めることになり、今や支店もあり、毎日ひっきりなしにお客さんで賑わっている。
 当のパン職人といえば、やはりもと教師、血が騒ぐのかパン教室を隣で開き、日々大勢の生徒を教えておられる。

 そんなわけでパンを習うとしたら、この先生しか考えられないではないか!
パン教室も常に満員御礼状態なので、早々と申し込み、無事入校を果たした。
(ちなみに同じコースでは、県外から新幹線通学している方もみえる)

 期待どうり、毎回最高の材料を揃えて下さり、説明も分かりやすく丁寧で、そして極めつけは石窯だ!遠赤外線で独自の食感を編み出す。
今日も、先生の言葉は一言も漏らさぬ覚悟で、挑む。
帰ったら写真を取り、レシピのチェックは欠かさない。
 学校行ってる頃、これくらい授業に熱心だったら、さぞ、両親も感涙モンの成績が残せただろうと思うほどの、力の入れようである。

 さて、およそ4時間余り・・・。窯から出す。ふくよかな、いい匂いである。
持って帰ると、息子が安心して手に取る。
いつもなら、私が作った自家製の、天然酵母失敗パンをゴロンとさせておいても、うっかり手を出すことはない。
今までさんざん、とんでもないパンばかり振る舞い、被害を被ったからだ。
が、今日は教室の日と知っているから、信頼しきっている。

 その場でパクつき「うんめえーッ!」と言う。(あんたは羊か?!)
当たり前である。先生が付いているんだ。おまけに、くどいようだが石窯だ!
・・・これから、1年また楽しみに通おうと思う。                                                                         


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1300mにも春が来た!

 萩太郎山      1358.2m   愛知県

 ここのところ、あっちこっちから、桜の開花情報が聴こえて来る。
空気も間違いなく、春だ。
2、3日前から、どの位の高さまで、春が登っているのか見たいと思っていた。

 取り合えず、愛知県で最も高い方から2番目の、萩太郎山へ偵察に行く。
というのも、去年この山で偶然見つけた。
まだ、肌寒い冬の終わりに・・・。それは春を告げると言われる、ふきのとう。

 少し前まで、スキー場として営業していた山だが、もう芽は出てているのか?
まだなのか?期待を持って向かう。

 しかし、道中の里は、みごとなほど、春、春、はるーッだ。
菜の花、れんげ、こでまり、ラッパズイセン、ぼけ・・・そして、さ・く・ら!
春を彩る花々が、競い合って咲いている。

 私の車は屋根がオープンになるので、もちろん屋根を開け放し、走る。
特に沿道では、桜並木が多いので、まさに桜のアーチである。
桜の花の中を、歓声と供にくぐり抜ける。
花の香りと、鳥の声、風を切る音がライブだ。 
 里山の中の、他の木々に混ざった桜も、ここぞとばかり花を咲かせているので、桜だとすぐ判る。「やあー、君も桜だったんだね!」と思わず声を掛けたいくらいである。

 まだまだ寒いせいか、行きかう車も少ない。
おかげで、滑るように縫うように山道を走る。 
スカイラインをグングン登って行く。
途中、お昼ご飯をはさんで、3時間ほどで着く。
駐車場の標高が1250mくらいなので、そこから20分ほどで頂上だ。
その遊歩道沿いで、去年見つけたのだ。

 ゆっくり、見落とさないように歩く。
下界は暖かいが、やはり標高が高いので、里より8、9度低い。
おまけに風が強いので、体感温度はもっと低いはずだ。
まだ、雪の残っている場所も、ちらほらある。
 やはり、ここはまだ、春ではないのか・・・。
・・・っとその時、地面から、ひときわ鮮やかな、萌黄色したものが見えた。
あった、あった!間違いなく、ふきのとうだ!

 やっぱり、春が来てたんだね・・・1300mにも春が来た!

                             SH530021.jpg

                                 
                                2007.4.1 エイプリルフールだけど嘘じゃないよ!
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