最近、見かけない!どうしたんだろう?
スーパーの中にあるパン屋さんで働いている、彼の姿が、ない!
・・・と言っても、出かけた都合で寄るので、せいぜい週に1、2回だ。
偶然、視界に入らないのかもしれない。
彼、とは長男の友達のS君だ。
うちは、子供たち3人とも年齢に応じて、食後の後片付けをさせて来た。
小学校に入る前は、自分の食べた食器を取り合えず、自分でシンクまで持っていく。
そして、小学校低学年になったら洗う、までやり、高学年は拭いて食器棚にしまう、まで自分
でやる。
それぞれ、一連のことが全員出来るようになったら、今度は各自、洗って伏せるまでは、やり
最後に食べ終わり、洗った人が全員の分を拭いて食器棚に戻す、というルールである。
各自、自分で洗うのは、やはり人として、少しでも自分のことは自分で、という事と、基本的に
何であれ自分の汚したものは、自分で綺麗にする、という考え。
最後に一人が代表して拭くのは、お互い様という意識、そして同じ食器を5枚重ねて仕舞うの
も、たった1枚仕舞うのも、動作は同じ1回で済むので合理的に、というと。
5年ほど前だった。
S君がウチで泊まることになり、夕食が済んだ後のことだ。
S君に、さりげに言った。
「ウチは食べ終わったら各自、自分で食器は洗うことになってるから、自分で片付けてね」
と、彼は特に驚くわけでもなく、サッサカやりだした。
その手つきが、また板についていて、流れるように一連の作業を終わらせる。
ヘーッ!っと感心していると、彼曰く。
こんな事、毎日やっている、と言う。
聞けば、食器洗いどころか夕食は、仕事が遅い母親の代わりに毎日、自分が作っている
という。
だから、学校帰りにスーパーで、晩御飯の材料を買ってくるのが日課とも・・・。
「参りました!」 である。
男の子だ。
しかも特に外面を超、気にする年頃の高校生である。
そのお年頃が、学校帰りにスーパーの袋をぶら下げて帰るんだ。
その心意気!見上げたモンじゃないか!
おばさんは、いっぺんでファンになってしまった。
以前、次男が大学入学直後、何人かの男子同級生と雑談をしていた時だ。
その中の自宅生、次男以外全員、自分の食器は母親が洗っている、と聞き当然、自分で洗っ
ている次男は、皆にスゴイ!と尊敬の眼差しを向けられた、と話していた。
聞いた私は、バカじゃないの?と思った。
そんな、ナノだのマクロだの、原子物理学だの小難しい台詞を言っている前に、自分の使った
茶碗くらい自分で洗えーッ!
たかが、1人分の食器なんて、1、2分あれば洗える。
私が情けないと思うのは、もう、その位の年になったら、生活の中で少しでも自分でやれ
ることは自分でやろうとするプライドがあっても、いいのではないか?
基本的に人間、自分のことは自分でやる。
その上で他者のことも、やって上げられるようになるんだから・・・。
だいたい、自分で汚した食器を人に洗わせておいて、特に何も感じない輩が平気で、山にゴミ
を捨てるんだ (・・・オイオイ、飛躍しすぎだ!)
いくつになっても、やってもらう (受ける) ばかりの人間は子供だ。
自分の能力、気持ち、時間・・・人に与えてこそ大人である。
・・・だから、間違いなく当時、高校生だったS君は大人だったんだ。
ねぇ、だからファンのおばさん、としては姿が見えないと心配なのね・・・。
あやこ3の携帯の待ち受け・・・2年前に17才で死んだ愛犬、