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あやこ3

Author:あやこ3
 
ノーテンキな夫と二人暮らし。
独立した子供3人あり。


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ササユリの咲く山

白草山   1641m    岐阜県下呂町

 山は登頂が目的だけではなく、他の山を眺める楽しみの為に、登ることもある。
今回は、御嶽山が間近に望め、ほか360度開けて、超一級の展望が期待出来る、というこの
山に挑戦である。

 御岳山は2年前に登った。
さすが、3000m級だけあって、空気が薄く、虫の息で頂上に立ったことを思い出す。
その苦労した山を、今度は感慨深く、眺める側の山に立ちたいと思いつく。
それでもコース的には初心者向けで、往復4時間あまりである。

 久かたぶりの山登りなので、嬉しくて目覚ましより早く、朝4時に起きてしまう。
弁当を作ってたら夫が、素っ頓狂に「オハヨー!」を言いながら起きてくる。
彼のワクワクも、その素っ頓狂な挨拶に表れている。
2人して、洗濯やら風呂掃除、朝食片付けを済ませ6時30分には自宅出発。

 週末の休みが久しぶりに晴れたので、高速に入るとやはり結構混んでいる。
SAなんて朝8時で、もう駐車スペース待ちである。
それでもなんとか予定通り、10時に登山口に立てる。
・・・しかし、雲多し。
そのおかげもあり、またその地点で既に標高950mあるので、真夏と言えども、暑くはなく
丁度、過ごしやすい気温である。

 準備体操もいい加減にして、はやる心で登り始める。
登山道もわかり易く、コースも変化があり楽しく登れる。
ただし結構、御嶽山も見える山、と言う事で有名な筈なのに、全く誰とも擦れ違わない。
後にも先にも誰も見えない。
こんな時は熊出没注意の看板が、妙に真実味を帯びて来る。
そのうち日陰のぬかるみに発見した、新しい登山靴の踏み跡にホッとする。

 何週間ぶりかの山登りだったが、なんとか標準タイムで登頂。
フラットな笹原の頂上には、2組の先客あり。
・・・が、期待の御嶽山は霞に隠れて全く見えず、残念である。
それでも、登頂出来た爽快感に浸る。

 思い掛けなかったのは、あちこちで咲いているササユリである。
お弁当を広げた近くにも、可憐に咲いている。
優しいピンクの控えめな花である。
登山客みんなが、変わりばんこに写真に収める。
私はと言えば、ササユリに見とれながら例のごとく、うたた寝をしていった。


                  20070729163345.jpg

涼を求めて

猿投七滝     愛知県豊田市

 梅雨も最終戦の休日、前日の雨から続く天気予報は曇り。
それでも、朝9時を過ぎる頃には薄っすら陽がさして来た。
・・・とすると、きっと蒸し暑くなる・・・。
「!」「こりゃー、かなわん」とばかりに今から涼しい所に出かけよう、と夫と意気投合。

 このところ、天気の都合で山行きは休憩状態である。
なんだか、窒息しそうなので、ともかく自然の中へ飛び出すのは大歓迎!
早速、鼻歌交じりに支度にいそしむ。

 4年前に登りに来た猿投山の中腹にある、七つの滝のうち「乙女の滝」のほとりに到着。
(ちなみに「皿洗いの滝」という、ふざけた名前の滝もある。)
滝→水の流れ→涼やかの考えでそこに陣を張る。
急ごしらえで作ったおむすびをパクつく。
ザワザワと水の流れが一定のリズムを刻み、うたた寝をする。

 時々、ふっと目が覚め水の流れをボォーと目で追う。
再び、うつらうつらとまどろむ。
一番好きな時間だ。
何もしなくて、ただ、自然の中で静かにしている。
空っぽの頭に響く水の流れの、規則正しいリズムが心地よい。
自分がここに居ようが居ぬまいが、全く関係なくこの地は、いつもこのリズムである。
これからも・・・もちろん私達が去っても・・・。
ふと、自分の命には限りがある事を自覚する。

どうして、山が好きなのか?
未だに、山に対してこんなに魅かれる理由を明確に言葉に表せない。
もしかして、それが鮮やかに解けるのを期待して、何度も懲りずに出かけてるかもしれない。
そんな気がする。

 さぁ!いよいよ夏本番!行く山の高さが一揆に上がる。
空、風、鳥、森、沢、滝、花、これら、まるごと2007年の夏山に浸りたい。


息子の卒業アルバム


 やっと最近、この3月に大学を卒業した長男の卒業アルバムが出来、届いた。
彼が卒業式を済ませて早や4ヶ月も経つ。
小学校から数えて16年。
彼の修めた学業としての、最後の締めくくりの式でもあった。
ここはひとつ、両親揃って晴れ姿を見ようじゃないか、と初めて夫も誘い、出向く。

 彼の大学はカトリック系だから、式に出席する者は全員、黒いガウンと、ひし形の
角から房が垂れてる帽子(正式名は知らない、よく博士とか冠ってるヤツ)を頭に載せ、
それはそれは厳粛に行われると言う。
せっかくなので、物置から暫らく使っていない8ミリビデオ(DVDでないところがいかにも
古そうである)を引っ張り出す。

 当日、張り切って会場であるユーミンもよくコンサートに使う体育館に向かう。
取りあえず、リアルタイムで写さなくては、と入り口で8ミリを廻す。
いきなり夫に向けたらレンズの向こうで、鳩が豆鉄砲を食らったような夫の顔が見えた。
私は慌てて言った「ヤダ、今日の日付けと場所と目的を話してよ!」
その声も、もちろん録音されている。
夫は「えッ?パパが?」と言う顔でアタフタしている。
しばらくして、しどろもどろに説明。
なんだか、締まらないなぁと思うが、一端切って、いざ、式へ!

 しかし、凄い数の学生である。
2階席から見下ろす1階の目指す長男は、全く何処に座っているのか判らない!
とうとう始まった。
わッ!ローマ法王のお出まし!?と思いきや、ひときわ重厚なガウンで学長がキャン
ドルの灯きらめく中、厳かに入場。
静かに式は進む。が、依然長男は判らずじまいである。
レンズを通して捜すが、全員同じ格好なので全く判らない。
そうこうしているうちに、聖歌隊の合唱と供に式は終わってしまった。

 それならばと体育館の出口で待つが、やはり凄い人である。
卒業生、父兄そして、お祝いに駆けつけた下級生、大騒ぎである。
あちこちで胴上げなんかも始まっている。
もちろん携帯など、その騒音と人ごみでは役立たずである。
しばらくして、ちっとも会えない長男からメールが入る。
「このまま、みんなとメシ食いに、行くことになってるから」

 ヘッ?なんてことだ!まったく会えなかったばかりか、8ミリには夫のマヌケそうな「ホェ?」
と驚いた顔、どうでもよさげな説明、長男を捜す為に会場の隅から隅を何度も往復して
いる何ともせわしい映像、それだけが残った。

 ・・・それから4ヶ月。
長男は今、入社した会社の研修中で他県のホテル住まいである。
もちろん食事も付いたホテル代は会社持ちである。
よって、生活費は微々たるものである。
おまけに給料はちゃんと頂いている。

 先週、常に金欠病の大学3年の次男が例のごとく、お小遣いが足らないと私を頼って
きた。
ふと思いつき、兄ちゃんは、きっと今リッチだから、シャレで自分の銀行口座をメールで
知らせて、少しカンパして貰ったら?と入れ知恵をする。

 一瞬ニコッとして「それは、いい考えだねぇ!」と、次男。
早速、自分の通帳片手にメールする。
すぐに返事が来た。
ひとこと 「アホか!」 であった。


おいしいものが食べたい!

 コーヒー豆が切れたので今朝、買って来る。
さっそく、味見である。
分量分の豆をコーヒーミルに流し入れる。
カリカリカリ、木製のノブが付いたハンドルを廻す。
こうして、飲む直前に挽いて入れるコーヒーが、やはり美味しい。
時間と手間をかけ味わう・・・至福の時である。

 このところ、口に入れるものに関しては多少の手間が掛かっても、心底おいしいと思えるもの
を、と強く思う。
もちろん安全が第一に来るのは、言うまでもない。

 たまたま、知人でやはり、同じ考えを持っている人がいる。
その彼女宅に用事が出来て、伺うことになる。
帰り際、雑談をする。
いつしか話題は和食についての話になる。
ひとしきり旨いもの談義をした後、突然、奥に引っ込んだと思ったら何枚かの昆布を持って
再び現れた。
コレでダシを取ってみて!と。
見ると羅臼昆布とある。
羅臼って、あの北海道の羅臼かな?・・・なんとも判りやすいではないか!
しかし、それまでダシ昆布なんて特に問題にしていなく、ごく普通の国産ものを使用。

 早速、家に帰って筑前煮のダシで、お試しである。
基本通り水から入れ、しばらく置く。
その後ガスを付け、ゆっくり沸騰させないように鍋に付きっ切りだ。
丁度いい按配のころ引き上げる。
カツオを入れる前に一口味見・・・ ワッ!何!すごいっ!おいしいっ!
この昆布だけでも、いけそうな濃いだしである。
びっくりである。
旨み成分グルタミン酸、大噴火だ。

 目から鱗である。
こんなに、昆布の種類ひとつで違うんだ、と主婦歴26年でも全く知らなかった。
まさに年を重ねるという事は、自分の無知を自覚する数の多さに比例する。

・・・しかし、問題は値段である。
ネットで調べたが結構な、お値段。
スーパーでも商品に、こだわりがある店しか置いていない。
いわば、一般庶民向けではない・・・。
ククゥー・・・、こんな高級品を我が家の普段使いに、していいものか?
悩んでしまう。
今だったら、誰かにお中元、何が欲しい?と聴かれたら、迷わず「羅臼昆布!」と答え
たい位だ。

 しばらく迷う。
が、やっぱり知ってしまったからには欲しい!
それからは、羅臼昆布のことで頭がいっぱいである。
もう、この昆布なしでは、ろくな和食は出来ないとまで思いつめる。

 そしてとうとう、手持ちの昆布がおしまいになり、思い切って手に入れた。
さっそく夕飯に大根、人参、椎茸、いんげんの旨煮をこしらえる。
夫が一口食べ、言った。
「あれぇ?コレ深みのある、いい味がついてるねぇ!」
私は、してやったりの顔で答えた 「だって、羅臼昆布だもん!」と。
しかし、続けてサイフが持ち堪えられるかは疑問である。



                      20070715201327.jpg

                      もう、30年使っているコーヒーミル。
    

思い出の富士登山

 梅雨の昼下がり、予約した行きつけの美容院へ向かう。
待ってましたとばかりに、担当の店長に、昨年私が登った富士山の話を聞かれる。

 店長曰く、今度、何を血迷ったか普段から、山どころか運動自体、全く縁のない生活を送って
いる、店長のご主人が富士山に挑戦すると言う。
「そんな簡単に、誰でも登れるんですかねぇ?」 訊ねられるが、何とも答えようがない。

 去年の梅雨明けの週末、夫と大学4年の長男と挑戦した。
長男はサッカーを10年やっていたが、大学入学後はジャズバンドに夢中で、運動とは無縁に
なって久しい。
私は当時勤めていたので、登山は1,2ヶ月に1回程度。
夫は私と同じ。
このメンバーである。

 正直、あんなに苦しかった登山はなかった。
空気は薄いし、まさに死にそうであった。

 金曜日のお昼前に5合目の駐車場に到着。
まずは腹ごしらえ。
そこに幾つか並んでいる、食堂の一軒に入った。
なんと日向ぼっこが似合いそうな、お婆さん2人が登場。
不安がよぎるが、後の祭りである。

 案の定、先客がホットサンドを注文したらしく、オーブントースターをブツブツ言いながら
奥から引っ張り出して来た。
聴くとはなしに聴こえた会話では、ホットサンドなんて久しぶりだから、コレ(オーブントー
スター)動くかなー、などと言っている。

 えー!なんか、怪しい・・・と思ってたら、さっきウッカリ注文した食事が出て来た。
おそるおそる一口食べたら、なんとも奇妙な味。
別の料理を注文した夫と長男も、なんだこれは!という代物だった。
いかにも、これから先の苦難を暗示させるような、縁起悪さであった。
なにしろその後、お腹の具合もその料理の後遺症でヘンだった。

 5合目で2時間ほどのんびりして高度に慣れ、いよいよ出発。
1時間、2時間とひたすら登る。
しかし、だんだんペースが遅くなり、すでに登り始めて6時間経過。
予定では宿泊する8合目山小屋に、午後6時着が8時になってしまった。
ひとえに、私がバテて最後の1時間は2,3歩あるいては立ち止まり休憩、というだらしなさ。

 残りの2人は、なぜか元気である。
私のリュックはすでに夫が担いでくれ、長男は私専属の酸素補給係りだ。
私が立ち止まるたびに、酸素缶を差し出す羽目になる。

 そんなこんなで山小屋に到着した時は、足が棒どころか石である。
それからはトイレにすら、自力で行けるか?と悩むほどであった。

 次の日は、昨日の疲れを引きずったまま、またもや、亀のように登る。
2時間かけて、とにかく頂上に登った。
それでも体調は最低だったが、気分は最高であった。

 近くに感じても、ちっともたどり着かない山小屋。
真冬並みの強風と気温。
8合目に泊まった山小屋から見下ろした、闇夜に浮かぶ、登山道通りに並んで動くヘッドライプ
の帯。
夜明けに見た、周辺の荘厳な景色。
すべての感覚、体験、感動が、自分の足で登らなければ得られないんだと思ったら、本当に
頑張ってよかった、と思えた瞬間である。

 ・・・しかし、もう1回どう?と言われると困ってしまう。
取りあえず店長には、挑戦するのは良いことだよ!
でも天候や体調がマズイと思ったら、自力で下山出来る体力が残ってる時点で、帰ってくる
んだね。
だって、ちゃんと帰ればまた、行けるもん!とたいして参考にもならない答えをするのみ
であった。




お世話になります!

 今やってるアルバイトに不都合が出てきた。

 週の平日で、3日ほど、合わせて20時間前後。
過去のキャリアを活かせる仕事。
自宅から30分以内で通える所。
の、条件で新しい仕事を捜す事、1ヶ月あまり・・・。
み・つ・け・た!
まだ、立ち上げられて1年半ほどのデイサービス。

 決める前に見学させていただく。
スタッフも利用者も少人数でバタバタしていない所が気に入り、その日のうちに希望
を出す。
所長さんも、たいそう喜んで下さり、すんなり話がまとまる。

 子供の教育費がびっくりするほど、かかっていた当時はウもスもなくフルタイムで
頑張った。
もちろん、やりがいも欲しかったので、自分の興味ある仕事に絞り、運良く働く場に
恵まれた。

 一方、人生後半戦を迎えるころには、子離れ後の自分がやりたい事捜しが始まる。
アレコレ自分に問いかけ、探る日々。
なんとなく、場当たり的に年をとっていくのかなぁー・・・と暗たんとした頃が続いた。
それが、この2年ほど前に形が、うっすら見えて来た。

 なにしろ、仮に平均寿命まで生きられるとしたら、まだ30年は、ゆうにある。
逆に今から30年前より今までの時間を考えると、様々な出来事を通り抜けてきている
事に気付く。 
その時間の長さと同じだけあるんだ。
そう思うとワクワクしてくる・・・まだまだ、未来は確かにある!

 それでも体力的には下り坂である。
しかし、内側は年々自由でしなやかになっている。
他人の評価や無意味な体裁に、縛られる事もなくなったので身軽だ。
まっ、こんなもんだ!と思える、いい意味での折り合いも付けられるようにもなった。
何より気力は、まだ残っている。

 取りあえず、あと1名学生を抱えているので空けた時間は働いて、残りの時間で着々と
下準備だ。

 そんな訳で今月から、お世話になります!

                 Image012.jpg

牛に会いに行こう!

三河高原牧場  600m  愛知県豊田市

 「あれあれ、この子、かすみっていうんだ!」
「おっ、さとえが来たよ!」
「あの子は、えつこだ」
「あれっ!この子、安禄だから男の子だねぇー・・・小さい角があるよ」

 角、ツノ・・・そう、ここに登場しているのは全部仔牛である。
左耳にちゃんと名札がついている。
思わず吹きだしそうな和風のネーミングである。
それでも飼育者の、ほっこりするような慎ましい愛情を感じる。

 朝、所用が少しあり、それでもせっかくの休日なので自然の中へ行きたくて、久しぶりに
牛に会いに行こうか、と話しがまとまる。
特に深い理由はないが、広い丘で牧草を食んでいる牛を観ると、心が和むからだ。

 ここは観光用の牧場ではないので、賑やかさはない。
それでも、草原を一回り出来るような見学用の小道が張り巡らされている。
たかだか600mの標高でも、麓から高原へ登る道沿いはアジサイが咲き誇り、上がりきった
所はシロツメクサやジシバリがびっしり咲いている。
子育てに忙しそうなツバメも、シュンシュン飛び交っている。
季節が少しだけ後戻りしているようだ。

 のんびり、散策する。
ヒバリやウグイスが賑やかに鳴いている。
まっ、思う通りにならない事もあるけれど、それでもやっぱり頑張ろう・・・。
明日が解らないから謙虚に迎えたい。
「なっ、かすみ!」と仔牛の頭を撫でたら、灰色の長い舌で膝っ小僧を舐められた。


                   07-07-01_13-23.jpg

                左から、かすみ、さとえ、えつこ
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