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あやこ3

Author:あやこ3
 やたら元気な50代
ノーテンキな夫と二人暮らし。
結婚してウチを出た長女と長男と次男あり。


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似た者夫婦


 何日も前から、夕飯時になると二人して頭を抱えていた。
「どうする?」 「何とかしないとなぁー」 答えが見つからないまま、日が経つ。
 でも、もう駄目だ。
今日こそ何とかしなければ・・・。

 この前も犬の散歩途中のオバサンに指摘された。
もう、周囲の人達は気が付いている。
このままにしておき被害者が出れば、私達夫婦は必ず 『不届き者』 の風評が立つだろう。

 我が家の東側の敷地に小さな花壇があり、その向こうは車がやっと通れる位の小道がある。
奥に数軒の家があり、普段の通りとしてはまばらだ。

 朝、その花壇のツルバラに水をやっていたら、通りかかった近所のオジサンに言われた。
「蜂の巣が出来てるねぇ・・・刺されないうちに退治しないとねぇ」
(やっぱり気が付いていた!)
曖昧に返事をする私 「そうですねーェ・・・困っちゃいますアハハハハ・・・」 意味もなく笑う。

 朝の水遣り係りの私は当然、前から気付いていた。
ツルバラの枝に蜂の巣があるのは・・・。
もちろん、夕方の部の水遣り係りの夫もだ。
最初に発見した時は直径3センチ位。
今となっては15センチ位になった。
ざっと数えたら7~8匹の蜂が常時群がっている。

 しかし、たかが蜂である。
しかもネットで調べたら、攻撃性の少ない温和(蜂に温和ってあるのか?!)な種類らしい。
こちらが刺激しなければ、まず襲ってくる事はない。
実際、朝晩水をやる度、近づいているが蜂達は全く我関せずで、巣に張り付いている。
たまに、いたずら心で水を掛けちゃったりもするが、何てことは無い、全く動じない。
それより子孫繁栄の為に一生懸命、花のミツを集めてくるのが、いじらしいではないか!
内心そう思っていたので、見てみぬふりをしていた。

 発見した当初は、雑談の合間にたまに話題に上る事があったが、困ったねぇ、で終わっていた。
そんな時、夫が違う場所で捜し物をしていて、うっかり蜂に刺された。
普段から、ケガや病気に過剰なほど慌てる夫は、大騒ぎで病院へ走った。
・・・今回の件で、きっとツルバラの蜂は退治だな!と成り行きを見守っていた。

 当然そのつもりで、話を切り出したら、ひとこと 「刺したのはそこ(ツルバラ)の蜂じゃない!」
ガビーン!蜂に刺された直後でも、そう思うのか!
「まっ、秋口になったらどこかへ引っ越すんでは?!」 と蜂の生体系も、たいして知らないくせに勝手に決め付ける夫であった。

 それでも、夏休みに入り時折、近所の子供達が、その辺をウロウロするようになった。
さすがに、もし刺されたら・・・と気になってきた。
でも、どうやって退治する?
殺虫剤、噴射して袋に詰める?
うーん・・・となって、また次の日の夕飯時、同じ会話。

 本音を言えば、このままでいいではないか・・・でも他人が刺されたら困る。
さりとて、むやみに殺してしまうのは忍びない。
あーでもない、こーでもないと案を出し合う。
フト、私は言った 「麻酔銃でもあったら眠らせて、別の場所に移動させるのにねぇ・・・。」

 それを聞き、意を決したように夫は着替える。
タオルを頭から垂らしてその上に帽子、長袖のジャンパー、長ズボン、そして軍手。
猛暑の中、この格好・・・かなり堪えると思われる。
とうとう、観念して皆殺しか!と思いきや、何とツルバラの枝を切り、蜂の巣ごと我が家近くの空き地に移動させると言う。

 その空き地、ほとんど人が立ち入らなく草もボーボーである。
もちろん移動させられた蜂の巣は、この暑さで駄目になるだろう。
でも蜂達は、また別の場所で巣を作り出すだろう、との夫の独自な見解を聞かされる。

 だが、その移動させる時に刺されないのか?
蜂は私達が敵だと誤解し、集中攻撃するかもしれないではないか!
しかし夫の決意は変わらない。

 心配なので、もし攻撃してきたら殺虫剤で応戦だと準備する私。
ツルバラを囲んで普段になく真剣な私達。
すでに異様な雰囲気の夫婦である。
夫は夫でツルバラの枝を揺らしてみる。
全く蜂は動かない。
二人して顔を見合わせ、これならイケル!そう確信した。

 蜂引越し作戦開始だ!
私だけ距離を置いて離れる。
夫に、くれぐれも気をつけるように言う私の格好は、半袖Tシャツとハーフパンツの、お気楽スタイル。
その無防備さは、直接係わらない決意をしっかり現している。

 そーっとツルバラの枝を切る夫。
ふいに、もし刺されたら!との思いが強く浮かび、遠くから 「やっぱり、殺虫剤使おう!」 と私は叫ぶ。
夫から大きな声で返事があった。
「可哀相じゃないか!」
「・・・・・・」

 結局、蜂の巣引越し作戦大成功!
夫も無傷であった。
しかし運悪く、蜂の巣移動中、離れて置いてきぼりになった蜂が2匹ほどいた。
未だに蜂の巣があった場所でブンブン飛んでいる。

 今度は、その蜂達がなんだか不憫になっている。


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ホテイアオイの花


 何年も前から、旧い大きな漬物の瓶でメダカを飼っている。
毎年、卵が出来るとバケツに入れ、生まれた子メダカも育てている。
大きくなると瓶に戻す。
そんなわけで中のメダカは適当に新旧交代しながら、常に30匹ほどシュンシュン泳いでいる。

 びっくりしたのは瓶に浮かべている水草のホテイアオイ。
花が、ある日いきなり咲いているのだ。
ほんとに、いきなりだ。
事前に花芽とか出ていると予想が付くんだが、まったく前触れがない。

 早朝、ふと突然、蕾の付いた茎が出ているのを発見する。
そして暫らく目を離してしまうと、もう開いてしまっている。

 もっとビックリしたのは、その花の美しさ!
薄紫で幾つかある花びらの一枚に、孔雀の羽のような模様がある。
それはそれは上品で楚々とした花だ。

 初めて見た時、あまりにもホテイアオイという水草の葉っぱしか知らなかった事が不思議だった。
小さい頃から見慣れた水草だったのに、どうして花を一度も見たことなかったのか・・・。

 原因が少し判ったのは夕方だった。
たった、1日しか命がないのだ。
夕方には小さくしぼんでしまうのだ。

 今年、休日の早朝に第一の蕾軍団、発見。
この夏の最高気温を記録した日、見事に咲いた。

 やっぱり、上品で楚々とした花だった。


              08-07-26_08-06 ほていあおい

ブルーベリーのジャム


 先回、八ヶ岳に行ったとき、道端で見かけた掘っ立て小屋。
無人農作物販売所らしく 『ブルーベリー』 と、大きな字で書いてあった。
前々から、ぜひブルーベリーのジャムを作って見たかったので心が動いた。
だが、この暑さで持って帰るまでに傷んでしまう、と諦めた。

 普段、ヨーグルトは好みで、メイプルシロップやジャムをトッピングしている。
だが、添加物の入ってない、果実と糖分だけで出来た市販品ジャムは当たり前だが、高い。
反対に安いジャムは、ゲル化剤だの増粘剤だので誤魔化されているので、量が多い割りに果肉にお目にかからず、ゼリーを食べているような食感。
当然、全く美味しくない。

 従って、毎年自分で苺ジャムと、いよかんマーマレードだけは、旬のとき手作りしている。
これなら素性が判っているから安心安全だ。
しかも当たり前だが、添加物ゼロなので味も良い。

 だが、、どうしてもブルーベリーだけは手に入る機会がなく、あきらめていた。
それが昨日、なんと義母が知人から、家庭菜園で収穫したブルーベリーをいただいたと言う。
それを、どうしていいか判らないので、いらないか?と電話があった。
わッ!欲しい欲しい!と即、頂いた。

 その日、ブルーベリーに、その果実分の半量の、きび砂糖をまぶして冷蔵庫で寝かせる。
買い物に出たついでに、ジャムの煮込み時に入れる柑橘類を買う。
含まれている天然ペクチンにより、水分を固める作用があるからだ。

 普通、レモンを使うが、半端に残っても、すぐに使う予定がなければ結局、無駄にしてしまうのでグレープフルーツにした。
これなら残ったら、そのまま食べればいいからだ。
次の夜、台所の片付けをしながら煮込む。

   ブルーベリー          323g
   きび砂糖            160g
   グレープフルーツジュース  1/4個分

☆ 水を以上がヒタヒタになる位まで足す(ベリー自体から出ている水分が少ないから)
☆ 圧力ナベで2分加熱
☆ ブルーベリーが粉々になったジュース状になる。15分ほど中火で煮込んで水分を飛ばす。
☆ 弱火にして予定の固さの少々手前で火を止める。
   (冷めると、もっと固くなるから)

   出来上がりジャム量     335g

☆ ほとんど果肉分の重量のジャムしか出来ない。
  それを考えると、高いジャムの意味が理解出きる。

 ヨーグルトに入れて、クルクル混ぜると、薄紫のラインが渦巻きになって綺麗!
いただくと、プチプチ歯ごたえのある食感。
味は、さっぱりとして甘酸っぱい。
余計な味がしなく、ブルーベリーそのものって気がする。
やっぱり、月並みだが風味が残ってて、濃くて美味しい。

 次回は自作のパンに付けてみたいナ・・・。
いやいや、パン生地に練りこんで焼いてもおいしそうだ。


                    08-07-23_17-11ブウーベリイ


コマクサの咲く山

根石岳(八ヶ岳)   2603m  長野県

2008年7月19日 天気 晴れ

桜平(9:10)→夏沢鉱泉(10:00)→根石岳頂上(12:25)お弁当、お昼寝→根石山荘→下山(14:00)→夏沢峠(14:40)→オーレン小屋(15:00)→桜平(16:15)

 4、5日前から週末の天気が良さそうなことに気を良くしていた。
そんな休日は絶対、八ヶ岳日帰り登山決行だ!
しかし、あろうことか、その日に限って目覚ましをセットするのを忘れる。
目覚めたら、すでに出発予定の4時30分になろうとしていた。
・・・・・・。

 あわてて夫を起こし、めだかにエサ、花瓶の水替え、そして身支度を整え出発。
洗濯、風呂洗いは次男にお任せ!
昨夜、普段はこちらがやってるんだから、と思いっきり恩着せがましく、やっておくように言いつけた。
(ちなみに毎日の洗濯係りは夫、風呂洗い係りは私だ。)

 そんなこんなで予定を大幅に遅れて、登山口の桜平に到着。
当然、満車状態。
何とか小さなスペースを見つけ車を置く。

 参ったのはアブの多さ。
人に群がる習性があるのか、移動するたび集団で付きまとう。
ウッカリ刺されたら、とんでもないので、小刻みで微妙な動きを全身でしながら登山靴を履く。
傍から見たら間違いなく、ヘンなオバサンだ。
結局、そのヘンな動きをしなかった夫は刺された。

 さて、用意万端、出発だ!
もう、ここまでで標高はかなり高いので、下界の暑さが嘘のように涼しい。
近くを流れる沢の音と小鳥のさえずりの中を上機嫌で登り始める。
シラビソの森が続く。

 今回ここに決めたのは、頂上付近にコマクサの群生地がある、と聴いたからだ。
今が、ちょうど見頃だと言う。
薄桃色の花びらが、クルンとカールしている、それはそれは可愛いらしい花だ。
高山植物の女王とも言われている。

 ぜひぜひ、そのコマクサが沢山咲いている風景を見てみたい!
その一心でここまで来たが、何時になく、かなり登りがきつく感じる。
・・・全ての原因は判っている。
このところ4キロも体重が増えてしまっている。

 その重さがモロに足に掛かっている。
足が上がらないのだ。
かなりスローなペースで登る。
気は焦るのに足が付いていかない。

 普段、太り過ぎには充分注意しているのに、最近夫が仕事関係の人からの頂ものを持ち帰った。
なんと、私の大好きなハーゲンダッツの詰め合わせ!
私は特にアイスは食べない、が、ハーゲンダッツだけは特別。
毎日、夕食後1カップずつ律儀に食べ続けたら、こうなってしまった。
おそるべし、ハーゲンダッツ!

 後ろで夫が、とうとう私のリュックを持とう、と申し出る。
私にも意地があるので一旦断る。
夫はと言えば、走ってでも登れそうな位、絶好調だと言う。
では、その走ってでも登れちゃう人に、重量オーバーで、くたばりそうな者がリュックを持って貰ったところでペースが互角になるのかも?と妙な理屈で自分を納得させ、あっさり持ってもらう。

 それでもペースは上がらず、小休止を繰り返し、やっと根石岳の全貌が見える位置まで来た。
すでに足が棒のようになっている。
思い出したように足元に目をやる。

 コマクサの群生地だった。
ヘロヘロになりながら、屈んでジッと見入る。
なんて可愛らしい花なんだろう!気品もある。
穏やかな感動が湧く。
とうとう、此処まで頑張って来た!

 その姿に励まされ、何とか頂上に立った。
空は青く、周囲の八ヶ岳の面々の山も、はっきり見える。
前に鎮座する、東天狗から西天狗への尾根を歩く人々の列も見える。
グルッと360度周って見渡す。
美しい!ほんとに美しい八ヶ岳。

 頂上間近にある山小屋に、帰り際立ち寄る。
根石岳の山バッチを手に入れる為だ。
山小屋のお兄さんが、今日のお天気は最高の眺望を見せていると言った。

 小屋の湧き水を水筒に、いっぱい詰め込む。
下山の前に一口飲んだら、氷水のように冷たかった。
透明で変に主張することなく、素直な味がした。
その軽やかさは、心に染み込むようだ。
下山に向けて、もうひとふんばり!ファイト!と構えた。

                  
                     08-07-19_12-12根石岳
                   
                中央の登山道以外の砂礫にコマクサが沢山咲いていた

心地よい時間と空間


  この夏一番の暑さを記録した日、やっと台所のカーテンを夏のカーテンに替えた。
朝陽がよく入る、食卓横に並んだ2枚の上げ下げ窓のものだ。
夏は水色のチェック柄、それ以外の季節は赤のチェック柄と、季節が巡る度に架け換えている。

 どれも何年か前に、自分で作ったカーテンだ。
椅子に敷いてある座布団カバーも、同じ布で作った。
もちろん、座布団も一緒に夏への衣替え。
直線縫いで、しかもチェックだからミシンが使える者なら誰でも、そのまま縫える代物である。

 窓と窓の間の壁にはシンプルなブラケット、その下にはルノアールの 『ルグラン嬢』のレプリカ。
座った時に丁度、顔が外から見えない位置に、カフェカーテンが下げてある。

 窓とテーブルを挟んで向かい合った席が自分の席だ。
ここは、家の中でも特に、気に入っている場所の一つだ。
座って、窓越しに入って来る微かで雑多な生活音を聴きながらのコーヒーは格別。
窓の外はツルバラの枝、その枝越しに細い道を隔てて隣家の庭が見える。

 テーブルの上には小さな一輪挿し。
庭で咲いてる花を摘み、とっかえひっかえ活けている。
 ・・・いつの日も花が随所に活けてある棲家。

 以前フルタイムで仕事していた時、一番堪えたのはコレだった。
家の中に生花が不在だった頃。
活ける花を選ぶ時間と毎朝、水を取り替える時間も惜しかった日々。

 早朝から、夜勤から、4交代の勤務。
合間には家事、夫の仕事の手伝い。
ともかく全力疾走していた頃。

 いったい一日、どのくらい動き回るのだろう?
試しに万歩計を平均的な1日に付けてみた。
夜、お風呂に入るとき、外そうと覗き込んだら、2万歩を軽く越えていた。

  夜勤など一人で30名余りの、お年寄りを受け持った。
事故や異常者を1名も出すことなく迎えた朝は、達成感と充実感で高揚していた。
身体の疲労に反して、あの晴れやかな気持ちも、確かに捨てがたかった。

 だが、何かを手に入れるためには何かを手放さないと、いけない。
今は、自分のペースで毎日の生活を味わう事が、この上なく愉しい。

 今朝も玄関、居間、食卓の花瓶の水を取り替えながら、ささやかな幸福感を味わっている。


                 
                 08-07-15_19-23夏カーテン夕方

               スッキリ!夏バージョンの台所の一角

伯母さんは、感心した!

 
この間、10キロもある大きなスイカを夫が抱えて帰って来た。
仕事先で、いただいたと言う。
当然、冷蔵庫には入らない。
半分おすそ分けにと次の朝、実家に電話する。
弟のお嫁さんの義妹が出た。
ワケを話すと、買い物ついでに取りに来ると言う。

 取りに来た折、今春、無事に希望の高校に入った甥っ子の様子を尋ねる。
元気で学校に行っている、と言う。
まずは安心。

 ただ、気になる事が、ひとつあると浮かぬ表情の義妹。
・・・なんと甥っ子、携帯を持っていないとの事。
自分の意思で必要ない!と、持とうとしないとの事だ。

 義妹は、いまどき携帯も持っていない高校生なんて、大丈夫かと心配している。
それに反して、いたく感心する私。
携帯所持の可否ではなく、その態度に私は偉い!と思ったのだ。

 それでなくても、付和雷同ばかりで、長いものに巻かれろ的な人間が多い日本。
ましてや、若いと経験値が少ないゆえに、少数派になるのは多分に勇気がいる。
携帯自体、たいして欲しくも無いけど、一応持っていないと取り残される不安も沸く。
学校という集団なら、たちどころにイジメの対象にもなりかねない。

 そんな中で自分の意思を持って、それを公然と貫き通せる潔さは一目置いてしまう。
もし、それが自分の子だったら、いつものお小遣いに金一封、上乗せしたい位の気骨だろう。
感動しながら 「自分を持っている!偉い!偉い!」 を連発する私を尻目に、義妹は続ける。

 「通学途中の電車の中でも、みんな乗り込むと一斉に携帯を取り出し覗き込んでるのに、ウチの子は窓の景色見てるって!」 とアホらしそうな口ぶり。
「いいじゃない!結構な事じゃない、携帯に縛られてないってことだわ!」と、あくまで甥っ子の肩を持つ私。
「でもねぇ、お義姉さん、もし万が一、ウチの子に彼女が出来かかって、メルアドは?って聞かれ、持ってない、と答えたら絶対・・・・・・引かれるよねぇ!」 と、きた。

 「ウーン・・・引く子とスゴイ!って思う子と、分かれると思う・・・」
なおも義妹は 「スゴイなんて思う、そんな変わった子が居たとしても、確率としては少ないでしょう?!」 と不満げに言う。
(エッ?!じゃぁ、私は変わっているのか!) と思いながらも、しつこく 「でも、その少数派の子こそ、ある意味、見込みある子なんでは?」 と、何の見込みか良く判らないが、やっぱり反論。
義妹はボソッと 「実際、うちの子、学校で友達も、まだ居ないみたいなんだわー・・・」 と力なく答える。

 それが事実なら携帯だけのせいではないんでは?と思ったが、それは口に出さずに 「でも、高校生くらいになると親が見ている姿は、ほんの一面だから、ホントに友達、居ないのかどうかなんて判らないと思う」 と、答える。
続けて 「それと、もうそこまで心配する年でもないよ!見守って、本人に任せたら?!」
 
 なるほどねぇ・・・と、ようやく納得する義妹。
半分のスイカを抱えた義妹は 「・・・でも子供に、お義姉さんがメチャ誉めていた、って言っておくね!」 と、やっと嬉しそうに車に乗り込んだ。

 走り去る車に手を振りながら、私は若干15歳の甥っ子が周囲に惑わされず、自分のスタンスを貫く姿に本気で感動していた。




いつもの大岩で・・・。

くらがり渓谷     愛知県岡崎市

いよいよ、夏本番!のような暑さがやって来た。
こんな日はやっぱり、涼しい所へ避難。
毎年、暑くなると訪ねる、くらがり渓谷。

 そこの渓谷を暫らく登った所に、大人2人がゴロンとなれる位の大きな岩が渓流の中に鎮座している。
密かに私はマイロックと呼んでいる。
そのマイロックの上には、いい塩梅に渓流沿いの山の斜面に生えている樹木の枝が、覆いかぶさっている。
岩の上には、葉っぱ越しの柔らかな木陰が出来ている。

 何年か前に此処を見つけてから、必ず此処で陣地を張る。
今日も此処でノンビリを決め込む。

 夫も私も今朝から、微妙に頭痛があった。
岩の上で、お弁当を食べ2時間ほど、うたた寝をしながらゴロゴロする。
気が付くと二人とも、やっぱり、頭痛は治っていた。

 こういう事は今まで頻繁に経験している。
森林の癒すパワーを信頼する所以だ。

 爽やかな風を感じて、また明日から一週間ガンバロー!と思った。



                     08-07-13_11-48  くらがり渓谷


     岩に着くと靴をビーチサンダルに履き替え沢の流れに足を突っ込む・・・足湯ならぬ足冷

石窯パン物語3 『お世辞は、いらない!』

                    初公開!我が家の小型石窯             

                08-07-10_08-18 石窯
          

 普段、自宅でランチの時は必ず自分で焼いたパンを食している。
しかし、ガスオーブンで焼いたものだ。 

 石窯はパンを作っているキッチンから全く見えない位置にある。
焚き付けている間、結構火の手が上がる。
用心のためにも常に見守りで、専属1人居る。
よって、夫の手が空く週末しか窯は使えない。

 必然的に石窯で焼いたのと、オーブンで焼いたのを、時を空けずに比べることになる。
もちろん、オーブンで焼いてもそれなりに美味しい。
でも、人間の味覚ってソレしか知らないと、ソレが並みの出来なら特に何も思わない。
けれど、短期間にソレ以上の出来の良いモノを知ってしまうと、あきらかに違いが判る。
圧倒的に石窯のが美味しい!
同じ材料、同じ比率の分量で作ってもオーブンでは全く太刀打ち出来ない。

 ちなみにオーブンは外から火が通る。
石窯は遠赤外線で中心から焼けていくという。
科学的なことはよく解らないが、とにかく出来上がりが全く違う。

 食パンなど焼きあがって型から取り出すとき、その大きさの割にはビックリするほど軽い。
オーブン焼きだと、水分が抜けて固くなってしまう外側も適度なふんわり感がある。
それでいて中味の水分は多く残っていて、モチーとしている。

 原材料も国産小麦以外は、僅かな砂糖と塩しか入れない.。
普段の主食のご飯に倣い、小麦そのものを中心にしたいからだ。
毎日食べても、あきない味が大切。

 なおかつ、天然酵母で発酵させたパンならば、もう鬼に金棒!
長時間熟成が生地本体に微妙な旨みを醸し出す。
トーストすると、その酵母の元となった食物独自の風味が微量に、ホントに微かに漂う。
口に入れると、幸せな気分がフワーッと胸に広がる。

 機会ある度に、色々な店のパンを食べ比べる日々。
でも、思いっきり手前味噌で恐縮だが、自分の焼いた石窯食パンが一番美味しいと思う。
・・・でも、もしかしてコレって一人よがり?

 試しに友人に食してもらい、評価を訊く事にする。
その人物選択条件1・・・パンが好きで、美味しいパンの味がわかる者。
条件2・・・正直者。

 結果を聞く。
遠慮はいらない、何なりと受けて立とう!

 だが、なんと彼女が今まで食べた食パンで、1番美味しいと言う。
これなら、お金出して買ってでも食べたい!とのコメントを貰う。
しみじみとした嬉しさが湧き上がる。
自分の味覚が間違っていない事が、この上なく嬉しい。

 これからの勉強に弾みが付いた思いだ。
まだまだ、食パンのみ満足。
謙虚な気持ちを忘れずに、一つずつ合格点を付けられるパンを増やしていきたい。
         ・・・あの伝説の 『ぞうりパン』 からの着実な脱出である。


                     08-06-29_14-11ライフルーツと食パン

           試食して貰った食パンとフルーツピール入りライ麦パン(石窯焼き)

思いがけない遭遇

神越渓谷   愛知県豊田市


                   08-07-05_12-0神越渓谷


 梅雨入りしても、今年はまだエアコンのお世話になる事はなかった。
だが7月に入ったらと思ったら、さすがに蒸し暑さが襲ってきた。
最初の週末となった東海近辺の天気予報、午前中好いが午後から崩れ、所により雷注意と出た。

 山登りはあきらめて、渓谷に涼みに行く事にする。
駐車場が近い渓谷なら、もし雷が鳴り出しても直ぐに非難出来るからだ。
やっぱり、少しでも自然の中で過ごす週末が、大きなリラックス。

 地図をニラメッコしていた夫は、足助香嵐渓の奥に、まだ行ったことの無い渓谷の名をみつけた。
探検の気分で、ここへ行ってみようと言う。

 ウチからおよそ2時間あまり。
そこは管理渓谷釣り場で、マス釣りを楽しむ何組かの釣り人やその家族で賑わっていた。
釣り人の邪魔にならぬ所で持参した、お弁当を広げる。

 渓流の流れと小鳥のさえずりの中でゆったりとした時間を過ごす。
と、そのうち近くの岩場を2羽のキセキレイが、何度も行ったり来たりしているのに気付く。

 水しぶきを避ける様に、上下にアップダウンしながら水面スレスレに飛ぶ、みごとな低空飛行。
時々、岩場で止まり、首を傾げる様など見ていてあきない。
写真を撮ろうと、その動きを暫らく追う。
ふと、いつも口にエサを咥えているのに気付く。

 夫が近くに巣があるかも知れないと言う。
キセキレイの動きを続けて観察する。
暫らくすると、決まった岩場を拠点にしているのが判った。
 
 キセキレイの留守の間に、行ってソーッと覗いてみる夫。
歓声が上がった。
嬉しそうに私を手招きする。

 示された岩場の奥を覗くと、居ました!居ました!
キセキレイの赤ちゃん。
まだ眼も開けていないし産毛の下から肌の色も透けて見える。
産まれて間もない赤ちゃんが、何羽かクルッと丸まっている!

 ちゃんと、小枝を丸く編んだ巣の上に一塊になってジッとしている。
いじらしくて、可愛くて、何としてもこの命は守らなくては!と強く思う。
驚かさないように、そっと写真を撮る。
それでも近くで親鳥が、ピィピィ鳴き出したので直ぐに退散。
 
 離れた場所で観察する事にした。
こちらを気にしているのか、なかなか巣に入らない。
警戒しているんだと思う。
天敵のカラスも近くを飛んでいる。

 動かぬように、静かに待っていたが2羽は巣の近くでエサを咥えたまま入ろうとしない。
私達が邪魔なんだな、と思ったので残念だが帰る事にする。
こんな事で、いたいけな赤ちゃんキセキレイを飢え死にさせるワケにはいかない。

 それにしても、嬉しい遭遇である。
普段、自分たちが生活している時間にも、こうして他の生き物達も着々と日々の営みをしている。
2羽のツガイで、かいがいしく何度も何度もエサを咥えて行ったり来たりしていた。
こうして夢中になって、子供を育てようと一生懸命な事が、最も充実していた時間だったかな、とふと思った。
 


                 08-07-05_13-53 キセキレイの赤ちゃん

                  

必殺、鉛筆持ちだ。


去年の暮のことだった。
左奥下の歯茎がプクーッと膨れた。
直ぐに、かかりつけの歯医者へ向かう。
前に虫歯で被せた歯の根元が化膿しているとの事。
さっそく、治療が始まった。

 しかし、こちらの歯医者さん、評判がすこぶる良いので、いつも満員。
だいたい2週間に1回位しか順番が周ってこない。
盆、正月、GWなんて挟んでしまったら、1ヶ月に1回くらいになってしまう。
おまけにウッカリ行くのを忘れてしまい、再度予約をすると無常にも、また2週間先である。
そんなこんなで、たかが1ヶ所の治療で延々半年余りも通い続けている。

 それを聞く友人知人の中には、こう言う者も居る。
自分の行ってるところは、1週間で1回ないし2回くらいで順番が周ってくるから転院したら?と。
だが、そんな歯医者、怪しいではないか!
単純に考えて順番が早く来る、というのは患者の絶対数が少ないのだ。

 私は歯医者なら誰でも良い訳ではない!
確かな見立てと的確な治療技術のある歯科医でなければ嫌だ。
それもこれも、全て将来 「入れ歯」 という超ヒョウキンな事態を回避するためだ。
もちろん自分自身、並々ならぬ情熱を持って日夜手入れもしている。

 が、本日ひとまず、めでたく治療終了とあいなった。
お定まりの、歯科衛生士のお姉さんによる歯磨き指導と歯のクリーニングでフィニッシュだ。
まず、歯の汚れ度チェック。

 ・・・やはり前回、指摘された場所が、またもや綺麗に磨けていない。
お姉さん、あきらかに 「アンタやっぱり、いい加減な磨き方してるわね!」 と言わんばかりの気配だ。

 お姉さんに尋問される。
「どうして、磨き残しがで出来てしまうんでしょうねぇ?・・・」
そんなの判っていれば私だって知りたいわ!と思いながらも、ふと 「磨いている内に、無意識に昔やっていた磨き方になってしまうんです。」 と答える。

 ワーァ!そうだったんだ!自分で言葉に出しておきながら妙に納得する。
続けて 「昔やっていた磨き方とは?」 とお姉さん畳み掛ける。
「ブラシを縦に動かしながら、順番に左から右へスライドさせていくんです。」

  お姉さん 「ローリング法ですね。・・・今は、それでは汚れが取れない事が判って来たので、往復小刻み横運動を左右にスライドさせていくんです」
ヘーンダ!そんなの当の昔に知っている!
だ・か・ら・無意識に、すぐ昔のやり方になってしまっている、と言っているではないか!
と思いながらも、穏便に済ませようと 「そうですかぁ・・・」 と曖昧に答える。

 お姉さん、やっぱり 「どうやって普段磨いているのか、ちょっと、やって見せて下さい」 と、きた。
すぐさま手のひらを、上から被せるように歯ブラシを持つ。
ちょうど、太鼓を叩く時のバチを掴むような持ち方である。
 その時だ!お姉さん、自信たっぷりに言う。
「その持ち方を変えてみましょう・・・鉛筆を持つように持って下さい!」

 直ぐに素直にやってみる。
あれれー?!ちゃんと往復小刻み横運動が上手く出来る。
なおかつ、この小刻みの振幅が短いほど歯の表面の凹凸に対応出来るが、その点も上々だ。
以前の磨き方よりずっと歯への吸い付きが良い。
しかも、この持ち方では癖になっている縦磨きはやりにくい!
これなら知らないうちに縦磨きをする事は無いだろう。
 
 すぐに、お姉さんに 「この持ち方なら良いですねぇ!」 と伝える。
お姉さん、ニッコリうなずきながら 「ハイッ、頑張って下さいね」 と励まされる。
よーし!この鉛筆持ち歯ブラシで、また仕切りなおしだ。

 どうか半年先の検診まで、此処へ来る事がありませんように・・・。




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