根石岳(八ヶ岳) 2603m 長野県
2008年7月19日 天気 晴れ
桜平(9:10)→夏沢鉱泉(10:00)→根石岳頂上(12:25)お弁当、お昼寝→根石山荘→下山(14:00)→夏沢峠(14:40)→オーレン小屋(15:00)→桜平(16:15)
4、5日前から週末の天気が良さそうなことに気を良くしていた。
そんな休日は絶対、八ヶ岳日帰り登山決行だ!
しかし、あろうことか、その日に限って目覚ましをセットするのを忘れる。
目覚めたら、すでに出発予定の4時30分になろうとしていた。
・・・・・・。
あわてて夫を起こし、めだかにエサ、花瓶の水替え、そして身支度を整え出発。
洗濯、風呂洗いは次男にお任せ!
昨夜、普段はこちらがやってるんだから、と思いっきり恩着せがましく、やっておくように言いつけた。
(ちなみに毎日の洗濯係りは夫、風呂洗い係りは私だ。)
そんなこんなで予定を大幅に遅れて、登山口の桜平に到着。
当然、満車状態。
何とか小さなスペースを見つけ車を置く。
参ったのはアブの多さ。
人に群がる習性があるのか、移動するたび集団で付きまとう。
ウッカリ刺されたら、とんでもないので、小刻みで微妙な動きを全身でしながら登山靴を履く。
傍から見たら間違いなく、ヘンなオバサンだ。
結局、そのヘンな動きをしなかった夫は刺された。
さて、用意万端、出発だ!
もう、ここまでで標高はかなり高いので、下界の暑さが嘘のように涼しい。
近くを流れる沢の音と小鳥のさえずりの中を上機嫌で登り始める。
シラビソの森が続く。
今回ここに決めたのは、頂上付近にコマクサの群生地がある、と聴いたからだ。
今が、ちょうど見頃だと言う。
薄桃色の花びらが、クルンとカールしている、それはそれは可愛いらしい花だ。
高山植物の女王とも言われている。
ぜひぜひ、そのコマクサが沢山咲いている風景を見てみたい!
その一心でここまで来たが、何時になく、かなり登りがきつく感じる。
・・・全ての原因は判っている。
このところ4キロも体重が増えてしまっている。
その重さがモロに足に掛かっている。
足が上がらないのだ。
かなりスローなペースで登る。
気は焦るのに足が付いていかない。
普段、太り過ぎには充分注意しているのに、最近夫が仕事関係の人からの頂ものを持ち帰った。
なんと、私の大好きなハーゲンダッツの詰め合わせ!
私は特にアイスは食べない、が、ハーゲンダッツだけは特別。
毎日、夕食後1カップずつ律儀に食べ続けたら、こうなってしまった。
おそるべし、ハーゲンダッツ!
後ろで夫が、とうとう私のリュックを持とう、と申し出る。
私にも意地があるので一旦断る。
夫はと言えば、走ってでも登れそうな位、絶好調だと言う。
では、その走ってでも登れちゃう人に、重量オーバーで、くたばりそうな者がリュックを持って貰ったところでペースが互角になるのかも?と妙な理屈で自分を納得させ、あっさり持ってもらう。
それでもペースは上がらず、小休止を繰り返し、やっと根石岳の全貌が見える位置まで来た。
すでに足が棒のようになっている。
思い出したように足元に目をやる。
コマクサの群生地だった。
ヘロヘロになりながら、屈んでジッと見入る。
なんて可愛らしい花なんだろう!気品もある。
穏やかな感動が湧く。
とうとう、此処まで頑張って来た!
その姿に励まされ、何とか頂上に立った。
空は青く、周囲の八ヶ岳の面々の山も、はっきり見える。
前に鎮座する、東天狗から西天狗への尾根を歩く人々の列も見える。
グルッと360度周って見渡す。
美しい!ほんとに美しい八ヶ岳。
頂上間近にある山小屋に、帰り際立ち寄る。
根石岳の山バッチを手に入れる為だ。
山小屋のお兄さんが、今日のお天気は最高の眺望を見せていると言った。
小屋の湧き水を水筒に、いっぱい詰め込む。
下山の前に一口飲んだら、氷水のように冷たかった。
透明で変に主張することなく、素直な味がした。
その軽やかさは、心に染み込むようだ。
下山に向けて、もうひとふんばり!ファイト!と構えた。
中央の登山道以外の砂礫にコマクサが沢山咲いていた