小倉山 841m 岐阜県
自宅(7:30)→養老公園駐車場(9:15)→登山口(10:00)→頂上(11:45~12:50)→
登山口(14:10)→麓で紅葉祭り、露店多数、五平餅とおでんで一休み→駐車場(15:00)
登山口付近、夫と紅葉 小倉山は、観光地である養老の滝近くの登山口から登る為、麓の養老公園Pに車を置く。
この辺り、紅葉の名所でもあり、シーズンになると大勢の人で賑わう。
もちろん私達が着いた時間は、まだ早いためシーンとしていた。
麓の木々は丁度みごろを迎え、どこを向いても、ため息が出るほど美しく色付いている。
登山口で受付を済ませ、ゆっくり登って行く。
久しぶりの山登りである。
落ち葉が積もった登山道を、カサコソと踏み締めながら登って行く。
時折、日の光に反射し美しく輝く木々を見つけては立ち止る。
最初からジグザグ道の急な登りが続く。
汗をかきながら、一歩一歩登って行く。
コースの半分くらいのところで、休憩にピッタシのベンチが置いてある。
そこで休みながら、つくづく体力が付いたことを嬉しく思った。
初めて此処へ来た時は、このベンチで、すでにヘタばっていた記憶があるからだ。
まだ山登りを始めて間もない頃だ。
先月行った五井山も、最初は苦しくて苦しくて、ヨレヨレになり登頂した記憶がある。
それが、今では確かに楽ではないが、そこまで苦しいとは感じない。
人間の身体は鍛えれば、それなりに強固になるのを身を持って実証している気がする。
本来、年齢と共に衰えて行くのが自然だが、自分の場合は確実に登山を始める前より体力がある。
頑張って、毎日の生活習慣も律し、この体力をずっと持ち続けたい。
夏に登った赤岳。
早朝、頂上から見た、雲海に浮かぶ富士山。
あまりに綺麗で荘厳さに満ちていた。
心が大きく揺さぶられた。
この景色を幾つになっても絶対、見たいときに見に来たい!と強く思った。
見に来られるだけの体力を持ち続けたい、と痛切に思った。
そんな事をボンヤリ考えながら、また腰を上げ登り出す。
途中、何度も色付いた木々に見とれ、立ち止ったにもかかわらず、標準時間より少し早く登頂。
目の前に広がる絶景は、揖斐川、長良川、木曽川が綺麗に線を描いて濃尾平野を横切っている。遠くの山並みも見える。
伊吹山やその奥に見える高い山々は、雪を冠っている。
美しい初冬の景色だ。
こういう景色を見てしまうから、苦しくてもまた次はどこへ登ろうか!と必ず思ってしまうのだ。
頂上より大垣方面を望む 2008.11.22