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  あやこ3

Author: あやこ3
愛知県在住
1958年生まれ
夫、大学4年の次男と3人家族。
嫁に行った長女、独立した長男あり。


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ミツバツツジのアーチをくぐって

鶏冠山(とさかやま)  490.9m  滋賀県大津市

 山あり谷ありの変化あるコース、随所に迫力のビューポイント、ぐるりと周遊可能!
おまけに2ヶ月前に開通した新名神、記念で6月30日まで割引有り。
そこまで聞いたら、絶対行くしかないではないか!
ぜひ、滋賀県まで遠征だ。

 新しい高速道路、当たり前だが山の中を縫うように伸びている。
車窓からの山々の景色が、これまた大きな楽しみである。
所々に目に付くのはミツバツツジのピンクである。
桜のような華やかさはないが、健気に自己主張している。
若葉に混じっても、充分目を引いて綺麗だ。

 たどり着いてみると、なんとこちらの山もミツバツツジのオンパレードである。
意図していなかった事もあり、感激度が大きい。
丁度、満開で登山道脇に、あっちにもこっちにもと登場。
思いがけず、ミツバツツジを見上げて歩く事になる。
偶然、こんなに良い時に来られて、嬉しい気持ちで一杯である。

 新緑も鮮やかな萌黄色でほんとに美しい。
渓流の音に交じって、小鳥のさえずりが聴こえる。
稜線上にある、風化した花崗岩の景観も珍しく、見ごたえがある。

 大きな岩石をロープで登ったり、ウッカリ下を見れば卒倒しそうな箇所を、鉄梯子で渡ったりと確かに変化に富んでいる。
樹林帯も少ないので、登山道での眺望も抜群である。
開放感あふれ、登っていても気持ちが良い。
そのうち頂上付近になり、アッとびっくり!

 なんと、イワカガミの群落ではないか!
・・・イワカガミ、アールヌーボーのテーブルランプのような形をしている。
小さくて可憐なピンクの花である。
それら沢山の株が、あっちにもこっちにも木々の根元で咲いている。
こんなに沢山のイワカガミを一度に見たのは初めてである。
またもや、大感激である。

 頂上に着く。
木々に遮られ眺望は、ほとんど無い。
記念撮影のみして、先を急ぐ。

 暫らく行くと天狗岩という、巨大な岩が出現。
人が数人上がっているのが見える。
自分もよじ登り、おっかなびっくりで上に立つ。
恐ろしい思いをしただけの事はあり、琵琶湖や南、東方面の山々など大迫力の展望である。

 人ごみは苦手なので、もう少し進んだ眺望の良いところでお弁当にする。
時計は12時半を示していた。
登山口スタートから、すでに3時間経過している。
朝4時半に起き、張り切って作ったお弁当。
お腹がペコペコで胸の透く景色を前に、食べるのは本当に贅沢。
贅沢っていう言葉、あんまり今まで使う事なかったが、こういう時に使うんだな、と最近実感。
 
 それにしても、今回のミツバツツジとイワカガミは望外の嬉しさである。
まだまだ、行ってないところ、見たことない景色がいっぱいある。
知らないところ、知らないですごしていた所への憧れで心は次の山へ向かう。

 

※ そうそう今まで沢山、色んな山に行ってるけれど、知っている人には一度も会った事がなかった。
  しかし今回、登山口で隣町に住んでいるイトコに、偶然バッタリ会った。
  お互い、腰を抜かさんばかりに驚いた。


コメント

ここさんへ
 何しろ、本当にびっくりしたんです!
県外、しかも、たいして有名そうに思えない(失礼かな?)里山、そして時間にして5分前後しか居ないであろう登山口。
 そこで大きな案内看板を前に私、夫、イトコと暫らく、ルートを確認してたんです。
なにげに私は隣の人に目が行き、「うわぁー!ミークン!」と叫ぶ、振り向くイトコ「うわぁー!あーちゃん!」と、いい年をしたオジサン、オバサンが子供の頃の呼び掛けで驚きあったのです。
・・・たぶん此処で出会う確率としては天文学的数字になるんでは(笑)

 ハイ、私は元気です。
でも、最近また歯医者通いで憂鬱です。
今、治療中でない別の箇所に怪しい鈍痛があるんです!
・・・トホホです。

「お互い、腰を抜かさんばかりに驚いた。」というところ、そういえば『伊勢物語』にも主人公が山で、都の知り人に会って驚くところがあるのを思い出しました。街でばったりよりも、山でっていう方が、なぜかかなり驚いてしまいますよね。「腰をぬかさんばかり」っていうフレーズにもちょっぴり笑いました。
お元気そうで何よりです。

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