三ヶ根山 350m 愛知県蒲郡市
昨夜の天気予報では、今日休日は曇りのち雨。
案の定、朝から今にも泣き出しそうな空だ。
こんな日でも似合うのが、やっぱりアジサイ。
ドライブがてら、三ヶ根山に向かう。
この山は有料道路が走っていて、その沿道にはアジサイが沢山植えられている。
果たして、ちょうど見頃であった。
淡い青、薄い紫、柔らかい桃色など、優しげで小ぶりなアジサイがズラーッと沿道添いに咲いている。
ゆっくりとしたスピードで上って行く。
頂上付近の駐車場に車を置き、見晴台まで登った。
三河湾がスッポリ見える。
天候のせいか、ガスではっきり眺望は捉えられない。
それでも、おぼろげに小さく見える街や、遠くの海を俯瞰するのはいい気分だ。
ふと、まだ結婚前の頃、この山の頂上に、会社の同僚達と集合した事を思い出した。
夏真っ盛りの頃だった。
会社の昼休みに、誰かが岡崎の花火大会を、三ヶ根山から皆で眺めよう!と言い出した。
なんとなく、みんな山のてっぺんから眺めたら、さぞよく見えるんではと思い、口々に賛成した。
夜間なので女の子だけではと、それぞれ彼氏同伴で集合となった。
もっとほかに居たと思うけど、今、思い出すのは奈保子さんと純子さん。
もちろん、それぞれの彼氏も一緒だ。
何組かのカップルでワイワイと、花火が始まるのを期待いっぱいで待った。
私達のグループ以外は誰も居なかった。
ほどなく始まった。
・・・・・・でも、あんまりよく見えなかった。
情けないくらいの小さな光の輪が、見えただけだった。
みんなが気落ちするのが分かった。
誰かが笑った。
続けて他のみんなも笑った。
だんだん大きな笑い声になって、闇夜に、こだました。
みんな若かった。
あの頃は同じようなメンバーでよく遊んだ。
たしか「ホタルを捜しに行こうツアー」にも出かけた。
それから、しばらくして奈保子さんは三ヶ根山へ一緒に来ていた彼と別れた。
純子さんは、一緒に居た彼と結婚した。
年月が経つうちに、あの頃の仲間とは、お互い消息も分からなくなっていった。
今は何処で、どうしているのか・・・。
「みんな、元気で暮らしているかーッ?」
「私はあの頃と、ほとんど変わってないよーッ!」
奈保子さん、純子さん、今でも私は面白い事が大好きで、キョロキョロしています。
あの時一緒に居た彼も、オジサンになって、そのままチャッカリ隣に居ます。
出来たら、もう一度、三ヶ根山に集合しませんか?
梅雨のアジサイは絶対、当たり!ですから・・・。
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