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  あやこ3

Author: あやこ3
愛知県在住
1958年生まれ
夫、大学4年の次男と3人家族。
嫁に行った長女、独立した長男あり。


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必殺、鉛筆持ちだ。


去年の暮のことだった。
左奥下の歯茎がプクーッと膨れた。
直ぐに、かかりつけの歯医者へ向かう。
前に虫歯で被せた歯の根元が化膿しているとの事。
さっそく、治療が始まった。

 しかし、こちらの歯医者さん、評判がすこぶる良いので、いつも満員。
だいたい2週間に1回位しか順番が周ってこない。
盆、正月、GWなんて挟んでしまったら、1ヶ月に1回くらいになってしまう。
おまけにウッカリ行くのを忘れてしまい、再度予約をすると無常にも、また2週間先である。
そんなこんなで、たかが1ヶ所の治療で延々半年余りも通い続けている。

 それを聞く友人知人の中には、こう言う者も居る。
自分の行ってるところは、1週間で1回ないし2回くらいで順番が周ってくるから転院したら?と。
だが、そんな歯医者、怪しいではないか!
単純に考えて順番が早く来る、というのは患者の絶対数が少ないのだ。

 私は歯医者なら誰でも良い訳ではない!
確かな見立てと的確な治療技術のある歯科医でなければ嫌だ。
それもこれも、全て将来 「入れ歯」 という超ヒョウキンな事態を回避するためだ。
もちろん自分自身、並々ならぬ情熱を持って日夜手入れもしている。

 が、本日ひとまず、めでたく治療終了とあいなった。
お定まりの、歯科衛生士のお姉さんによる歯磨き指導と歯のクリーニングでフィニッシュだ。
まず、歯の汚れ度チェック。

 ・・・やはり前回、指摘された場所が、またもや綺麗に磨けていない。
お姉さん、あきらかに 「アンタやっぱり、いい加減な磨き方してるわね!」 と言わんばかりの気配だ。

 お姉さんに尋問される。
「どうして、磨き残しがで出来てしまうんでしょうねぇ?・・・」
そんなの判っていれば私だって知りたいわ!と思いながらも、ふと 「磨いている内に、無意識に昔やっていた磨き方になってしまうんです。」 と答える。

 ワーァ!そうだったんだ!自分で言葉に出しておきながら妙に納得する。
続けて 「昔やっていた磨き方とは?」 とお姉さん畳み掛ける。
「ブラシを縦に動かしながら、順番に左から右へスライドさせていくんです。」

  お姉さん 「ローリング法ですね。・・・今は、それでは汚れが取れない事が判って来たので、往復小刻み横運動を左右にスライドさせていくんです」
ヘーンダ!そんなの当の昔に知っている!
だ・か・ら・無意識に、すぐ昔のやり方になってしまっている、と言っているではないか!
と思いながらも、穏便に済ませようと 「そうですかぁ・・・」 と曖昧に答える。

 お姉さん、やっぱり 「どうやって普段磨いているのか、ちょっと、やって見せて下さい」 と、きた。
すぐさま手のひらを、上から被せるように歯ブラシを持つ。
ちょうど、太鼓を叩く時のバチを掴むような持ち方である。
 その時だ!お姉さん、自信たっぷりに言う。
「その持ち方を変えてみましょう・・・鉛筆を持つように持って下さい!」

 直ぐに素直にやってみる。
あれれー?!ちゃんと往復小刻み横運動が上手く出来る。
なおかつ、この小刻みの振幅が短いほど歯の表面の凹凸に対応出来るが、その点も上々だ。
以前の磨き方よりずっと歯への吸い付きが良い。
しかも、この持ち方では癖になっている縦磨きはやりにくい!
これなら知らないうちに縦磨きをする事は無いだろう。
 
 すぐに、お姉さんに 「この持ち方なら良いですねぇ!」 と伝える。
お姉さん、ニッコリうなずきながら 「ハイッ、頑張って下さいね」 と励まされる。
よーし!この鉛筆持ち歯ブラシで、また仕切りなおしだ。

 どうか半年先の検診まで、此処へ来る事がありませんように・・・。




コメント

cutyさんへ
 いらっしゃいませ(^-^)
コメントありがとうございます。
また、よろしかったら覗いて下さいませ。

はじめまして。

こんにちは。
のぞきましたのでコメントだけ残しておきます。
(^^*)

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