年のせいか、たまに夫と老後の過ごし方を話す。
子供が大人になる為に準備するように、私達も少しずつジイサンバアサンへの準備は、しておきたい。
もちろん二人共、このまま健康であれば、まだまだ様々な希望はある。
だが、問題はどちらか、介護が必要になった場合の準備だ。
最近、やたら妻が要介護状態で、夫が世話をしている、というパターンを見聞きする。
しかも妻が認知症、夫はけっこう元気な老人というコンビが意外に多い。
我が家でも、いつ何時そうならないとは限らない。
認知症など、早いと50代から始まっている人もいるのだ。
もっとも肉体の障害を伴う病気の場合、やはり永年の悪習慣が大きな原因である事が多い。
飲酒、喫煙はじめ、いびつな食習慣、多忙、ストレス、肥満、運動ゼロなど、複雑に絡み合って発症する。
少なくとも、良い習慣を持ち、それを保ち続ければ避けられる確率は高い。
一方、認知症など、その発症のメカニズムは、まだまだ判らないことが多い。
念の為、どちらが介護者になっても、生活が成り立っていくような準備は大事だ。
介護保険など、現場を知る者としては穴だらけである。
ともかく、まずは自己責任and自衛が基本である。
なかでも、毎日の食事の支度は一番大きな問題だ。
私が介護者なら、もちろんバッチリお手のものだ。
が、問題は夫が介護者に廻った場合だ。
満足なモノを口に入れられないと結局、二人共倒れだ。
これから夫には、料理の基本的知識と実技を少しずつ身に付けていって貰いたい。
今まで、料理好きな私のおかげで、必要に迫らなければやらなくてもよかった夫。
それではノンキすぎるのだ。
来年には私が認知症で、勝手にウロウロ歩き回っているかも知れない・・・。
今なら、私が教えられる!
今なら、夫も覚えられる!
そう夫に話すと、いまいち現実感がないのか、大して乗り気ではなかった。
だが仕事柄、まともな食事にありつけない老人家庭を多々見て来ている私としては、ここは有無を言わせない。
強行手段である。
休日さっそく、お昼ごはんを作ってみて欲しいと夫に注文した。
え?!と一瞬怪訝な顔をしたが、観念したように台所へ向かった。
悲惨な老人の現実を、いつも聞かされている夫としては異論を唱える材料もない。
お題は、冷蔵庫の中のもので工夫すること。
ただし、料理の作り方に対する質問は大歓迎。
もちろん、何を作るのかは、お任せ!
・・・・・・結局、質問は全くなく、なんかヤケクソに作っているようであった。
で、出来たのがコレ!ランチプレート。
なかなか、野菜は綺麗に切れている。
彩りも良いではないか!
でも、私では絶対思いつかないのが、キュウリの右隣の、卵混ぜ御飯(?)
いり卵を作り、残りご飯と混ぜてあるのだ。
ご丁寧にもテッペンに紅生姜が飾ってある。
トマトも私なら、くし型に切るのに、縦にスライスしてある。
フーン・・・・・・。
以外に、卵混ぜ御飯がイケル。
・・・でも、冷たいのが美味しい条件の生野菜サラダの隣に温かい卵混ぜ御飯?
どちらも生ぬるくなってしまうではないか・・・・・・。
まっ、普段やった事ない割には、なかなかの出来映えだと思う。
なんでもそうだが、習うより慣れろ、である。
これからも、ちょこちょこ頼もうと思う。
うっかり、私が先に死んでも、御飯はやっぱり毎日食べなきゃいけない。
他の事でもそうだが、誰かに依存している人間は、脆い!
夫よ、急がなくて良いから、ボチボチとマスターしていってくれればいいのだ。
頑張れ!ジイヤクッキング♪