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Author:あやこ3
 
ノーテンキな夫と二人暮らし。
独立した子供3人あり。


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2012年初登山♪


1日目
 自宅→セントレア(10:45)→鹿児島空港(12:25)→霧島、桜島観光→指宿温泉(18:00)

2日目
 指宿温泉→(8:00)開聞岳麓駐車場(8:30)→頂上(12:00~12:45)→駐車場(14:45)→指宿温泉(15:15)

3日目
 指宿温泉(9:00)→喜田つげ櫛製作所→魚見岳→知覧武家屋敷→鹿児島空港→セントレア(18:50)→自宅



開聞岳 922m    鹿児島

 単純に、開聞岳の登山道は渦巻き状になっていることを喜んでいた。
山の周囲をクルクルとネジみたいに廻りながら頂上に向かえるのだ。
休憩のたびに、違う方向を見下ろせ楽しめるではないか!

 が、よくよく考えたら丸裸の山を登るのではないのだ。
森の中を登っていくのだ。
立ちはだかる木々が外界を遮り、下界どころか自分が今、どの辺りを登っているのかさえ良く分らない状態である。
しかも、冬なので野鳥や咲いてる花はほとんどない。
地道に、転ばないように細心の注意を払ってすごすごと登っていくのみである。

 それだけに、突然木立が途切れ、視界が開けた地点に来た時の喜びはひとしおである。
思わず「ワァー!!!」と歓声が上がってしまう。
そんな場所が3、4箇所あった。
だが、標高差700m。
分りやすく言えば、地上から700mの高さまで、おおよそ3時間かけてグルグルと登っていくのだ。

 私にとっては、かなりキツイ。
7合目過ぎる辺りから、すでにヘロヘロである。
おまけに体重も仕事がハードで年末までにかなり軽くなったのに、お正月に油断し、うっかり食べすぎ、もうひと声上がってしまった。
スキヤキのお肉約2キロ分である。

 山肌も上の方は岩山である。
一抱えもある岩がゴロゴロと重なって、そこを登るのだ。
時には上方の木の幹に縛り付けられたロープが、たらりと岩肌にぶら下がっている箇所もある。
それを両手で引っ張りながら垂直かッ!と見間違うような壁面をウーンと唸りながら登っていくのだ。
必死に、重たい自分の身体を持ち上げる。

 結局、標準タイム30分遅れの3時間半かかり登った。
風があり、かなり寒い。
他の登山客も風の来ない岩と岩の間でうずくまっている。

 それでも、頂上に立てた事は嬉しく、肩で息をしながらも気分上々であった。
見晴らしも思ったとおり素晴らしく、よし!これで今年も頑張るゾッ!とガッツポーズである。
2012年、新春に相応しい幕開けとなった。



砂風呂

 ガイドブックで知った指宿温泉自慢の砂風呂。
楽しみにしていた。
泊まったホテルの中に砂風呂があり、到着後、早速行った。

 まずは、スッポンポンになった上に借りた浴衣を着る。
そのまま砂浜にある砂風呂場へ向かう。
雨天でも営業出来るようにか、海岸にある掘っ立て小屋のようなところへ入場。
中は、もちろん一面砂場。
砂場の下には、温泉の水脈が通っているらしくほのかな湯煙が立ち上っている。

 整然と並んで砂に身体を埋めて、首だけ出しているオバサン、オジサン数人あり。
あとの砂場は、ミイラのお棺のような形に何人分か掘ってあり、そこへ一人づつ順番に寝転ぶのだ。
従業員のお兄さんが手招きした場所に寝転ぶ。
すると、スコップで砂を身体の上に掛けてくれ、首から下は砂の中。
掘っ立て小屋の張り紙には『熱くなったら無理をしないで出てください。低温火傷になるおそれがあります』とある。

 最初は砂の暖かさが気持ちよく、うたた寝をしたくなるほどである。
湯治力は、なんと普通の温泉の3倍ほどパーワーアップするそうだ。
寝転んだ姿勢と身体に密着した砂により、温泉の成分がちょうどパックのように肌から浸透する為らしい。
それも聞いたせいか、何だか身体中に癒しと同時に元気がみなぎるような気がする。

 しばらくすると、なるほど、お尻とかかとが熱くなって来た。
従業員のお兄さんにどうしてか尋ねると、比重の重い場所が熱くなるとのこと。
お年寄りの寝ダコがなぜ、お尻とかかとに多いのか実感して理解出来た。
それでも、やっぱりもう少し入っていたいので、お尻とかかとをズリズリ移動させながらそのままでいた。
が、やはり15分が限度、汗が噴出して来た。

 砂を掻き分け飛び出した。
そのまま、案内された隣にある露天風呂へ直行である。
海岸にあるので海を眺めながらの露天風呂である。
といっても、普通の露天風呂のように岩などでデコレーションされているわけではなく、実用本位。
砂だけ落とす為だけにある、色気もそっけもないプールのような風呂である。

 そこで暫らく浸かり砂を落とす。
次の矢印の説明書きに、今度は天空の風呂とかいう最上階にある風呂へ行けとの案内有り。
そこが上がり湯として用意されているのだ。

 素直に行ってみると、大きな窓の大浴場である。
窓から見えるのは、湯煙越しに薄っすらどこまでも広がる大海原である。
いやはや、そこまで来るとやはり極楽極楽っという思いである。
だが、次回また来ることがあったら、今度はホテルの掘っ立て小屋の砂風呂ではなく、本当の海岸にある砂風呂に入ってみたいものである。
やはり海を見ながら、というシチュエーションが、砂風呂が砂風呂たらしめるものだ、と思うからだ。

 

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