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あやこ3

Author:あやこ3
 
ノーテンキな夫と二人暮らし。
独立した子供3人あり。


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とんだことで、ごめんなさい!


 夕食時に夫が、そういえば・・・と思い出したように言った。
「そうそう、梅バァちゃんが亡くなって、今日お通夜だって・・・」と。
外出先で偶然、小耳に挟んだ情報だと言う。
えーっ!梅バァちゃんとはご近所に住んでて、よく一人でフラフラ散歩してる、おばぁちゃん。

 私が自宅の庭仕事をしていると、通りすがりに話しかけられ、よく立ち話をしていた。
花のことだったり、家族のことだったり、本当にたわいのないことだけ話していた。
私がお嫁に来てから、ずっとそんな関係だった。

 ここへ来た当時、さすがに周りは知らない人ばかり。
で、そんな中、気楽に話かけてくれた梅バァチャン。
当時はホッと出来る、唯一ありがたい存在だった。
もう90は、ゆうに超えていると思う。
・・・・・そう言えば最近見ない。

 昔の事を色々考えてたら、なんだか急にお別れがしたくなってきた。
唐突に私は言った「今からお通夜に行きたい!」
夫も賛成する。
二人で晩御飯もそこそこにし、あわてて黒っぽい服に着替えた。
香典も準備し、いざ、出陣だ!

 5分ほどで、聞いていた会場に着く。
さりげに、亡くなった方の名前の看板を見た夫が言った。
「あれ?こんな名前だっけ?」
私もちらっと見て、苗字は梅本だから間違いない。
けど、名前は、正直聞いたことないから知らない。

 まっ、とにかくもう時間が遅い、当然、式真っ最中である。
あわてて誰もいない受付で記名。
背後からぬっと出てきた係りらしい人に、香典と一緒に渡した。
そーっと最後列に、二人で座った。

 ふと、遺影を見ると、なんか私の知ってる梅バァチャンじゃない。
入院か何かしていて、亡くなる直前に顔つきが変わったのかなぁ?
・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?。

 しばらくして、隣の夫にささやいた「ねぇ、顔が違わない?」
夫も、ずっと同じことを考えていたと言う。
あたりを見渡し、参列者の中で知ってる顔をみつけ、夫はそばへ近づき聞きに行った。

 すごい勢いで私のところへ戻って来た!
なんと、このお通夜は梅ばぁちゃんのではない!
あの遺影はやっぱり別人!
あわてて、小声で夫と今後の対策を協議。
結果、恥をさらすが、今までの一連の行動を白紙に戻すことにした。

 すぐに先ほどの受付の人を手招きして神妙に訳を話し、記名した紙と香典を返して貰い、
申し訳なさを身体全体で表しながら、そそくさと会場を後にした。
おそらく今頃、私達は物笑いの種だろう。
どうやら、亡くなったのは梅バァチャンの遠い親戚らしい・・・。
もちろん私達とは、お互い全く知らない者同志。

 車に乗った途端、自分たちの間抜けさ加減に夫婦でうなだれる。

 その何日か後、ディサービスの車に乗っている梅バァチャン発見。
何とも申し訳ないような複雑な思いであった。




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