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あやこ3

Author:あやこ3
 
ノーテンキな夫と二人暮らし。
独立した子供3人あり。


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ちり取り買った


 最近読んだ本の中でビックリしたのは、東京で1ヶ月の電気代が500円で暮らしている人の存在。
御主人と子供さん2人も一緒に暮らしている。
もちろん、掃除洗濯 『手動』
TVはない。

 基本的な情報はラジオと新聞。
とにかく、特に無理をして我慢しているとか、貧乏だから、とかではなく自然にそうしているらしい。
むしろそういう生活を楽しんでいるようだ。
でも、心の奥には、このままエネルギーを使い続ける日本の現実を危惧しているようだ。

 また他には、日本はエネルギーを使いすぎている!
原発はいらない!って声高々に言うより、自分が無駄なエネルギーを使いすぎていないか反省することが大事、と日々節約生活しているオジサンの本。
そうだ、電気を作ることを考えるより、電気を使わない事を考える!
目から鱗だ。

 私も原発反対なので、こうした事を踏まえて無駄なエネルギーを使わない努力をしようと思った。
そこで、登場したのがジャーン、ほうき!
いらない紙くずをギュッと水で絞って、細かく千切って床にまき、ほうきでホコリと供にまとめる。
コレが、なかなか使い勝手が良い。
おまけにホコリもよく取れる。

 ほうき自体軽いし、当たり前だがコードレス。
なのでササッと使える。
で、掃除機の出番はラストのみ。
まとめたゴミをシュッと一息のみで回収。

 でも、もっと進化?させようと、今日はちり取りを買ってきた。
これで、エネルギーゼロ。
・・・・・・だが、さすがに洗濯の手洗いはカンベン。
他にも、神経質にならない程度で、楽しんでやれそうな節約を考えていきたい。

 



 

新緑の中へ2013春


 暖かな春の日、おむすびを握って山歩き。
近場ばかりだが、4月中旬の鳳来山と五井山ではツツジとうぐいす。
先日はくらがり渓谷。
カエデの新緑が本当にきれいだった。

 先々週、長男の初子が無事に生まれた。
その5日後、82歳の夫の母と76歳の私の母を連れてお見舞いに行った。
電車を乗り継ぎ、片道2時間あまりの道中であった。
母が、しみじみと「ひ孫に会えるなんて本当にしあわせなこと」と言っていた。
私も、母と義母を連れて孫を見に行けるなんて、考えもしなかったことだった。
平凡なことだけど、実は計り知れない大きな恵みのような気がした。

 ・・・・・・今日は、ありがたいことに、また山に行けた。
寧比曽岳。
3回目である。
1000mちょっとの高さなので、頂上付近はやっと春がきたところ。
木々の先に、沢山の黄緑色の小さな芽が、ピョコンピョコンと飛び出していた。
杉林の木漏れ日の中、うぐいすの鳴き声に歓声を上げ「上手上手」って春を楽しんだ。


          2013,くらがり渓谷の

            くらがり渓谷の新緑

憧れの8020表彰


 久しぶりに中学時代の仲良しトリオで集まった。
ビックリしたのはミーコの、今年80になるお母さん。
なんと自分の歯が未だに20本以上あるそうだ。
最近、市だか県だかに表彰されたと言う。

 傑作だったのは、その時のお母さんのコメント。
インタビュアーのオッサンが尋ねた「そのお年になられても、それだけ素晴らしい歯なのは何かワケがあるんでしょうか?」
お母さん、すかさず答えた。
「歯を磨かない事です!」
ガビーンとは言わなかったが、おそらくそんな表情になったと思うインタビュアーのオッサン。

 ミーコよるとそれは事実だそうだ。
彼女が小さい頃から、お母さんはずっと、指に塩を付けて歯茎から歯からマッサージしていたとのこと。
なるほど・・・確かに昔(45年位前かな?)は練り歯磨きがなかった。
私が小さい頃はたしか、赤い箱の粉状の歯磨き粉が記憶に残っている。

 だが、ミーコ自身はお母さんのやり方で躾けられなかったか不思議に思って聞くと、子供にはちゃんと歯ブラシと練り歯磨きで磨いた方が良いと、普通にさせられたそうだ。
が、皮肉なことにミーコはすでに50代半ばでない歯もあり、インプラントのオンパレーだ。
かたや『指に塩』の、お母さんは80歳で殆どの歯が自前である。
・・・・・・・・。
でも、何かで読んだ、人間の歯の寿命はだいたい50年位だとか。
永久歯から数えると50代半ばで本当は終わりだ。
そう考えると、やはりお母さんの歯は脅威の質の良さである。
塩磨き!気になってしまう手入れ方法である。


 私自身は歯の表面の汚れが目立ったら、重曹でこすっている。
すると重曹の研磨効果で、汚れが落ちる。
普段は何も付けなく水だけで磨いている。
練り歯磨きも添加物だらけなので、あまり口に入れたくないのだ。
ただ、スーッとするので、朝だけ気分をシャキッとしたいので、ほんの少々つける。
朝昼晩、と3回磨いているが、やはり歯医者と縁が切れない。
ミーコのお母さんが羨ましいことこの上ない。



バスタオルは使わない

 
 以前、一緒に仕事した、看護師の奈津美さんから聞いた話。
「ウチね、お風呂上りにバスタオルは使わないんだわ。
旦那と結婚した時、ビックリしたのはお風呂上りに普通のタオル(フェスタオル)で身体拭いてて、『そんなちっちゃいので拭けるんかい?』と思ったけど、自分も真似したら結構拭けた。
・・・・・それにバスタオルって大きいから、洗ったり干したり大変。
よくよく考えたら、小さいのを毎日、気楽に洗いたてを使った方がいいなぁって、それから!」

 それを聞いて自分もなるほどねぇ・・・・確かにバスタオルって名前に惑わされない方がいいか、と思った。
で、実際その日の夜、お風呂上がりに試した。
本当だ!
やっぱり、小さいので充分。

 そんなワケで、その日から我が家も、お風呂上りは毎日洗いたての小さいタオルである。



雪の兼六園


 当日の金沢の天気予報は雪。
それなら兼六園の雪吊りも、ついでに観に行こう!
と楽しみに金沢へ向かった。

 金沢は長男が住んでいる街だ。
就職し研修後、配属されたのが金沢支社。
もう6年目だ。
私達夫婦は過去に、何度か息子の様子を探りに金沢を訪ねている。

 2年前にはめでたく結婚し、今は若夫婦2人で住んでいる。
長男が一人の時は、食材や寝袋持参で彼のアパートに泊まった。
が、お嫁さんが居るとなると、さすがにそんなワケにはいかず、食事は皆で外食し泊まりは近くのホテルで済ませた。

 今回、4月に彼等の初の赤ちゃんが産まれる予定なので、嫁への激励に、夫と出かけた。
嫁のお腹はもう、あっという間に9ヶ月。
大きなお腹が重たそうだ。

 夕食は4人で、長男行きつけの割烹のお店。
仕事関係でよく使うと言う。
ブリ大根やら、魚(←種類忘れた!)のたたきやサバの海苔巻きは、本当に新鮮で美味しかった。
ただし4人とも、お酒は飲まないので、お茶で乾杯である。
お店の大将には申し訳なかったけど、まぁ料理の数で許して貰おう。

 ビックリしたのは若夫婦、身体の事を考えて朝食を和食にしているとの事。
我が家の毎朝のメニューと同じだそうだ。

 そういえば、ウチに泊まったとき、1回だけ作り方を二人で見ていた。
食は毎日の身体を作る、などウンチクも、たぶん私から聞かされたと思う。
季節の野菜(根菜中心)のお味噌汁、青菜のお浸し、ジャコ、納豆、果物などをちゃんと毎朝食べているらしい。

 もっとビックリしたのは、平日は長男が出勤前に朝食を作り、嫁は休みの土日が担当とか・・・。
彼女は3ヶ月ほど前から専業主婦である。
あらららら・・・と一瞬思ったが、まぁ、息子と言えども他人のウチだ。
二人が承知していれば、それで良いのではないか。
夫も同じ思いが過ぎったようで「お兄ちゃんは優しいからなぁ・・・」って。
ごもっとも。

 大体、人間、男だろうが女だろうが基本的に、生活力が大事だ。
中でも食は、健康と直結しているので、疎かにしてはいけない。
奥さんが居るのに朝食を出勤前に自分で作るなんて頼もしいではないか!


 2時間ほど話が弾み、帰りにカフェでコーヒー飲んで、じゃぁ身体大事にねってホテルまで送って貰った。
二人仲良く車の中から手を振って、雪の中、走り去った。
どんな形にせよ仲が良いのが一番。
何かの本に書いてあった、最強の子育ての環境は夫婦仲が良い事だと。


 次の日も金沢は雪。
約束どおり兼六園に向かった。
小雪がチラチラ舞ってとても寒かった。
それでも、やっぱり来て良かった。

 墨絵のような幻想的な風景だ。
辺りは靄がうっすらかかり、本来なら庭向こうのビル郡がみえるのに丁度隠れている。
江戸時代に当時の人は、こんな景色を見ていたんだと思ったら感激だ。
美しい雪の兼六園。
池の表面も凍っているので、降った雪が暫らく水面に留まっている。
静寂の中、暫らく動けないでいた。

 
                 雪の兼六園
                     
                        雪の兼六園





食卓に春が来た!


今夜の晩ご飯
親子丼、根菜のお味噌汁、食後の果物は苺「とちおとめ」。
そして副菜ジャーン!『菜の花の辛し和え』
サクサク歯ごたえがあって、ほろ苦く、茹でると鮮やかな緑になる。
菜の花が市場に出ると、さぁー春がもうすぐ来るナァーって思う。

                 2013.2.7 初菜の花辛し和え

久しぶりに映画♪


 先週、邦画 『東京家族』 を、観に行った。
去年、高倉健主演の 『〇#$Л△?(・・・・・・題名思い出せず)←最近こういう事が増えた!』 以来だ。
その映画同様、地味だけど観賞後、しみじみ「いい映画だったなぁー」って思える。

 邦画は、こういう人の平凡な日常を通しての、微妙な心理を映像にする事が得意だ。
だから、好きだ。

 でも今月、夫の好きな洋画 『ダイハード5』 が封切られる。
雨の休日、観に行こうと思う。
それはそれで楽しみである。


2013新春初旅行『瀬戸内海の旅』


1月7日(月)
自宅7:50→大津SA9:35→岡山吉備SA12:05→尾道 ホテル着13:55→尾道散策 千光寺山ロープワェイ14:55~17:00→ホテルレストラン18:00
1月8日(火)
ホテル9:00→フェりー→向島→しまなみ海道→今治12:00→生来島海峡SA12:45→高見山山頂15:00→ホテル17:00→尾道散策
1月9日(水)
ホテル9:00→後山展望台→鞆の浦散策10:45~13:15→御在所SA18:15→自宅

行き先と目的
   1瀬戸内海の島々の風景
   2古い町並み(尾道と鞆の浦)の散策
   3今治タオル本店 以前TVで過去の国産タオルの衰退に、今治タオルが品質で勝負を掛け、今や世界中の    一流ホテルからも注文がある、という奮闘記が面白かったので、ついでに寄って見る。



 知らない街や知らない風景を見てみたい。
特に未踏破の土地に大きな魅力を感じる。
今回も新しい年を迎えるに当たって、「今年も頑張るゾー!」と景気付けのつもりで考えた旅行。
2ヶ月前程から楽しみに計画を立てた。

候補地は、何となくその時々で心に引っ掛かったところである。
以前、次男が九州旅行の帰り道に寄った尾道がとても雰囲気の良い街だった、とのセリフが永い事引っ掛かっていた。
TVで見た瀬戸内海の島々が浮かぶ海岸も見てみたかった。
で、行き先は『尾道』決定!
図書館でガイドブックを借りてきたり、ネットで検索したりと旅行日程を楽しみに比較検討。


 ・・・・・・・しかし私達夫婦は、よほどのんきそうに見えるのか暇人にみえるのか、またもや尾道の千光寺ロープワェイの上がった展望台で地元の知らないオッサンに話しかけられた。
ついつい話込んで、何と2時間もその行きずりのオッサンと3人ですごした。

 オッサン定年して2年。
毎日この展望台に散歩に来ているそうだ。

 なにしろ、そのオッサン尾道の歴史に詳しく、江戸時代の尾道の成り立ちの様子から、戦争中なぜ尾道が米軍に攻 撃されなかったか?とか、こちらの興味を引く話を次々してくれ、気が付くと日が暮れ、夕陽が登場していたのだ。
瀬戸内海に沈む夕陽はそれはそれは美しかった。
海に反射して光がキラキラしている。
ずっと、オッサンの話を聞いていたが、ひとまず3人夕陽に見とれる。
そうこうしているうちに凄まじく寒くなって来たので、やっと御礼を言って分かれた。

 その帰り、尾道の細い坂の路地を歩いていると、今度は外国人の青年に話しかけられた。
訪ねてきたカフェが、締まっていて張り紙してあるとの事。
日本語、読めないので読んで欲しいとのお願いであった。
リクエストにお答えして、目の前に佇む、古民家カフェの張り紙を読んだ。
なんと、その日は臨時休業とあり。
ガッカリする彼と少し自己紹介がてら話す。

 彼はフランス人であると言う。
早速、私達は喜んで2年前にフランスのパリを旅行した事やパリの街の美しかった事を伝えた。
だが、彼は日本の方が好きだし美しいと言う。
今、近くの民宿でアルバイトしながら日本に居るとの事。
西洋人独特の白くて彫りの深い端正な顔で「じゃ、バイバイ」って自転車をこいで行っちゃった。
私達は、またのんびり尾道の街並みを眺めながらホテルへ帰った。

 2日目は本州と四国の間にある小島を幾つか橋で結び渡る事が出来る『しまなみ海道』をドライブした。
途中にあるPA一つずつ休憩して景色を堪能。
瀬戸内海独特の島が浮かぶ景色が、のどかでゆったりした気分になれる。
お昼ごはんに食べた『タコ飯』があっさり美味しかった。

 だが、その夜とんでもない事に遭遇した。
なんと真夜中の2時に火災報知器が、どこかで、かすかに鳴っている。
夫がソレに気付いて直ぐに私を起こした。

まずは現状確認。
廊下に出ても誰も居ないし、騒いでいる様子もない。
ホテルは5階建てで私達が居るのは4階。
ともかくこの階ではなさそう。

 ひとまず、落ち着いて、フロントに確認の電話を入れる。
フロントも今、気が付いた様子で、鳴っているのが5階なので今から確認に行くとのこと。
私達は万が一を考え、寝巻きを着替えて貴重品を持ち、非難することにした。
尾道で火災事故で死亡なんて、オイオイッ、カンベン!と思いながら素早く着替える。

 階段の扉を開け下へ降りようとしたところ、近所の交番のお巡りさんも下から登って来た。
外から、そのホテルの赤色灯が回転していたので見に来たとのこと。
暫らく階段の踊り場で様子を伺っていたが、特に何も聞えなかったし状況も変化なかった。
おそらく誰かが、いたずらか間違えてか火災報知器を押してしまったんだ、と思った。
シーンとした状況がそれを物語っている。
バカバカしいので部屋に戻る事にした。

 翌朝、昨日と変わらない平穏な朝が来た。
ホテルのレストランに行ったら、スタッフにさっそく夜中の火災報知器の件を謝られた。
お腹が空いていたのでワケは聞かず、ハイハイと答えて席に着いた。
ともかく何もなくて良かった。
しかし、5階で鳴ってる火災報知器によくぞ夫が気が付いたモンだ。
起こされて言われて、そーっと耳を澄ましてやっと聞えたのに、寝ててなんで分ったんだろう????

 いやはや、旅はいろいろ。
人生いろいろ、今回も3日間だったが楽しい人生の旅の一こまであった。

         13-01-07_004千光寺山
            千光寺山からの夕陽

本日のランチ♪


 最近、息子が一人暮らしになった為、夫婦二人になった。
食事の材料が少しで済むので冷蔵庫の中を覗いて、あるもので結構間に合う。
これが、4,5人分だと新たに食材を買い足さないと中々満足な出来映えではない。
2人分だから、ピーマン半分、椎茸1個でもなんとか使えるのだ。

 もちろん、健康な身体は日々の食べ物が基本なので、おろそかにはしたくない。
なので、極力手間は惜しまず、手作りで添加物を少なくし、野菜をたっぷりのヘルシー料理を心がけたい。
今日は昨日の残りご飯をアレンジ。
久々にチャーハン。
あと、ブロッコリーのサラダとクリームコーンの缶詰が半分残っていたので中華スープ。

材料
☆チャーハン 
残りご飯、卵、人参(少しの湯で茹でておく。そのゆで汁は人参の栄養が流れ出ているので中華スープに使用)玉葱、ピーマン、椎茸、ちくわ、ウインナーソーセージ、
とにかく、入れられる野菜で合いそうなのはみんな同じ大きさに切っていれてしまう。
朝食や夕食の食材と、かぶりそうなのは無理していれない。
トッピングに青のり、紅生姜

☆中華スープ
クリームコーン、卵、中華スープの素、とろみに片栗粉

☆サラダ
ブロッコリー(朝食にホウレン草のお浸しを作ったので、ついでに先にブロッコリーを茹でた。そうしておくと何にでも使える)ミカン(ブロッコリーの緑を綺麗に見せる為、横に添えた)


                GetAttachment  2012・12・19

『寛大』っていいなぁ!


 人の良点を表す特徴はいろいろある。
親切、優しい、賢い、穏やか、律儀・・・・。
最近、最も憧れるのは『寛大』だ。
すごく人らしい気がするからだ。
顔を真っ赤にして感情的に人を責めているのは何だか動物的な気がする。

 だいたい、私は自分の事は棚に上げっぱなしで、人の事は赦せないことが多い。
もちろん、だいぶ大人になったので、あからさまに他人を責めない。
また怒っているそぶりも見せない。

 でも内心、責めている。

 先月、暫らくご無沙汰だった友達と久しぶりにお茶した。
彼女とは子供が保育園だった頃、一緒に役員をやった。
なので、かれこれ20年くらいの付き合いである。

 彼女、少し前に自分の息子である25歳になる次男と、80歳位のお姑さんを連れて1泊で温泉にいったそうだ。
電車で行ったという。
で、目的地周辺の駅に到着。
3人で降りた。
暫らくして、ふと気が付いた彼女。
なんと旅行バックを電車の網棚に置き忘れてしまったのだ。

 もう頭がパニックになった。
何より一緒に行った次男にひどく怒られる、と思った。
で、おそる、おそる言った。
「電車にバック忘れた・・・・・」

 すると次男、表情を変えずに、ひとこと「よくあること・・・・」
で、直ぐに彼は携帯で最寄の駅を検索。
続けて捜し出した駅に電話し、事情を話して連絡をくれるようお願いした。

 その様子を見て、たいそう彼女は反省したそうな。
何しろ逆の立場だったら、絶対彼女は凄まじい勢いで次男を罵倒し叱っていたと言う。
実際、過去に次男含め子供が失敗したら、いつもそうして来た。
これでもかって言うくらいに、いつも失敗したら叱って育ててきたそうだ。
なのに、大人になったあの子は今、全く私を責めないどころか直ぐに親の尻拭いをしてくれている。

 聞いてる私のほうが泣けてきそうだった・・・・・・。
・・・・・・人の失敗や過失を責めないなんて感動的でもある。

 彼女は昔から、よく私の子育ての仕方に感心していた。
上手に子供育ててるねぇ、とも言っていた。
でも、今は私が彼女に言いたい。
「上手に育てたねぇ」


 

カーテンを洗う

 なんだか、おかしいけど今頃の季節になると
家中のカーテンを洗いたくなる。
1年に1回くらいカーテンを洗って、ついでにレールも拭こうと思う。

 不思議だけど、秋に、その気になる。
気候が良いから洗濯したくなるのかな?
で、先々週から休日の度に1窓づつ外して洗っている。
1窓というのは干す場所が、それだけしかないからだ。
1窓といってもレースのカーテンもあるから、1回4枚である。

 今日は寝室の窓の番。
洗い方。
洗濯機に洗剤液を作って30分つけておく。
すると汚れが浮き上がって、洗濯液が黒ずむ。
その後、ソフト水流で洗って脱水。

 もう一回洗濯液を作って2度目、また洗う。
その時、酸素系の漂白剤も入れる。
やっぱりソフト水流ですすぐ。
1分ほど脱水。
で、干す。

 3時ごろ取り込みレールにぶら下げる。
フックのところが、まだ湿っているけど気にしない。
 
 夜、湯たんぽの湯を入れ替えようと取りに部屋に入った。
部屋の空気が変わったのが分った。
クセのない、さっぱり清らかな部屋の匂い。





星降る山小屋にて☆

八ヶ岳   長野県

1日目
自宅(9:00)→ 諏訪湖SA ランチ(12:00)→麦草峠(13:50)→丸山(14:40)→高見石小屋(15:00)泊
2日目
高見石小屋(7:30)→中山展望台(8:45)→にゅう(10:30)→白駒の池(12:10)→麦草峠(13:40)→露天風呂(15:00)→恵那峡SA 夕食(17:30)→自宅


 急に取れた有給休暇。
夫も休み!
こりゃー山に行くしかないでしょう!と、ネットで調べると白駒の池の紅葉が見事だとの情報あり。
どうせなら、いつかスノーシュー散策をやろうと思っているが、そのスノーシューを毎年企画実施している山小屋に、下見がてら泊まろうと計画を立てた。

 北八ヶ岳にある山小屋『高見石小屋』
ここのオーナーは星博士と異名を持つくらい星が好きで、小屋のイベントで天体観測も行なっている小屋である。
もちろん、小屋からはお天気さえ良ければ満点の星に出会えるという。
このところ秋晴れが続いているので期待し、さっそく予約して向かった。

 この小屋は八ヶ岳周遊コースでよく休憩に使っているので馴染みが深い。
が、泊まるのは今回初めてである。
訪ねてみたら、オジサンとオニイサンのコンビで意外と愛想が良くビックリした。
山小屋の番人は無骨なイメージがあり、何となく気構えてしまうがリラックス出来そうで安心した。

 一通り小屋の決まりを聞き「今日は、お客さん10名ほどですから、どこへ布団を敷いて貰ってもかまいません」の言葉に、まず、2階の大部屋に行き、手頃な場所を見つけて布団を敷き陣地を確保。
星空が見えるように天窓の下に決めた。
5時半の夕食までまだ時間があるので、小屋隣の高見石(沢山の巨石で出来た展望の良い小高い山)によじ登り眺望を楽しんだ。
眼下には美しく真っ赤に色付いた木々に縁取られた白駒の池が見えた。

 夕食後、冷えてきたので自然とストーブの周りに宿泊客が集まってきた。
偶然、隣に座ったオッサンと挨拶し、話し出した。
なんと星が大好きで、よく沖縄まで観察しに行くとか。
そのうち関東から来たと言う、お向かいに座った御夫婦も混ざってきた。
ランプのほのかなオレンジ色の灯りの中、ほっこりした気分ですごす。
数人で和やかに、星のこと、沖縄のことなど談笑する。

 が、肝心の星は残念ながら、その時刻、雲が多く見えない。
星のオッサンのアドバイスで、取り合えず寝て、夜中にまた起きようという話になった。
みんな8時前後には布団の中に入った。
小屋の消灯は一応8時半である。

 一眠りしていたら、なんか周囲がザワザワしてるのに気が付き目が覚めた。
時計を見たら深夜11時。
例の星のオッサンが向かいに寝ていたオバサン達に「星が見える!」って言ってるのが聞えた。
すぐ飛び起きた。
何しろ、登って来た格好のまま寝ているので、すぐに出て行ける。
次々、みんなも起き上がり、外に飛び出した。
オッサンずっと夜空を見張っていたもよう。

 なんと夜空は星星星星・・・・・・・・・。
すごい数の星である。
天の川まで肉眼ではっきり見える。
何と星のオッサン以外にも、天体観測目的に此処に泊まっている人が居た。
いつの間にか、立派な望遠鏡がデッキに数台あり、撮影の為のカメラまでセッテングされている。

 というのも今日は新月で、月の光に邪魔されず星の観測が出来る日だったのだ。
流れ星もはっきり見える。
そんな事とはつゆ知らず、非常にラッキーである。
おまけに、その星に詳しいオッサンやお兄さんが色々、解説してくれるのだ。
ビックリしたのは、あのプラネタリウムの説明する人が持っている、説明先の星を示す緑の光が出る指示棒を二人が持っていたのだ。

 にわかに星の教室みたいになってしまった。
違っているのは、ドームの天体ではなく本物の天体を使って説明されているのだ。
無数の星の中でも確実に私でも知っている星座を説明付きで観られ、興奮状態で上を見上げていた。
時々、流れ星もスーッと線を引いて落ちていくのがはっきり見える。
星が降るって、こういうことなんだ、と大感激。
今夜は、思い出に残りそうな一夜だなぁー、ってしみじみ思う。

 次の日、朝も6時には泊まり客みんなで例の高見石によじ登り、初日の出を観た。
東の空に綺麗に登場した。
みんなニコニコしていた。

 さて、その後、朝ごはんを食べ、それぞれが自分達の予定のルートに出発していく。
一晩一緒に居ただけなのに、到着した時と違って、みんなが親しい笑顔でお別れの挨拶を交わし、山小屋を後にして出発して行った。
「お世話になりました」
私達も小屋番のお兄さんに挨拶して、小屋を後にした。
時計は朝7時半をさしていた。




               12-10-15_016 白駒の池
                         紅葉が美しかった白駒の池





部屋の模様替え


 築31年の我が家。
結婚と同時に出来上がり、住み出した。
スタートは木造平屋の2DK。
共働きの二人には、掃除など手入れも含めて丁度良い広さだった。
子供達が小さい頃には家事をしていて、どこに居ても遊んでいる子供達の気配が分るのが良かった。 

 それでも子供達が大きくなるうちに、それぞれ個室が欲しかろうと2階を増築。
結婚して12年後には一挙に5DKとなる。
その後、キッチン、玄関を広くして、お風呂場の浴槽もステンレスから人工大理石にしたりした。
ネコの額ほどの小さな庭は二人乗りブランコが置かれた砂場が中心だった。
それも埋めて、今は木製デッキになっている。

 その内、子供達も結婚して一人、また一人と家を出て、今は3人暮らし。
といって、今更小さくしていくわけには行かず大きさはこのままで、とにかく住み易くしたいと思った。
で、この夏は1階の10畳程の居間と当初寝室だった隣の4畳半の部屋の境の壁を取り払った。
居間を大きくしたのだ。
目指すはカフェのようなリビング。
カフェのようにのんびり、ゆっくり心地良い空間をめざすのだ。

 といっても、予算はあまりかけたくない。
出来るだけ、自分達でやる。
必要なモノは自分達で作れないか考える。
在るモノを活用する。

 まずは壁を漆喰で夫が塗った。
ビニールクロスは、時が経てば薄汚れるだけだから避けたかった。
漆喰は、それ自体湿気を含んだり排出したりと呼吸するので人の身体にも良い。
床も同じく調湿性のある無垢の板をはった。
もちろん、塗装は木材の呼吸を妨げないのと、空気を汚さない環境国ドイツの自然塗料を塗った。

 照明は雑誌に載っていた雑貨屋さんで見つけたレトロなペンダント。
スイッチを入れると光がシェードの模様を通って漆喰の壁に陰影を作る。
なんとも、雰囲気が良い。
椅子は結婚する時に買った木製の椅子。
子供達が生まれてから必要がなく、ずっと仕舞ってあったもので今回30年ぶりに引っ張りだした。

 まだ、テーブルがないけど、夫が作ってくれるらしい。
照明も二つのうち一つ、まだ配線が出たままである。
ゆっくり気に入るものを捜そうと思う。

 再来月、次男が家を出て、一人暮らしをすると言う。
自分の足で立って歩いていけるようにする。
子育ての最終目標である。
何とかメゲずに一人でガンバレ。
朝、一回だけ自分の顔を拭いたタオルを、気楽に洗濯カゴに放り込んで行く次男。
自分で洗濯するようになっても、そうするだろうか?
ともかく「あらら・・・・」と思う事が多いだろうが、自分で何とか解決していくんだ。


 さて私達は31年ぶりに、また二人に戻る。
22歳と25歳の若夫婦も、それなりになってしまった。
もう、喧嘩する面倒臭さも良い意味で身に染みている。
毎日、気分良くお気楽に過ごしたい。
煩わしいことは、なるべく避けてノーテンキに暮らそう!



今年の夏休みも『山』行った!

 ☆八ヶ岳山麓   山梨県      8月18日(土)19(日)

 せっかくとれた連休。
お天気悪し。
それでも山近辺に行きたく、空を見ながらその場で散策する場所を決めよう!と出かけた。
宿泊場所は予算がなかったので、前々日ネットで調べておいた安くて口コミの評判が良いところに宿泊。
なんと、1泊1人7000円で2食付き!
ただし施設は古い!バストイレもなし。8畳の和室のみ。
でも窓の外に小さなテラスがあるし、床の間とスリッパを脱ぎ履きするスペースもありで、もっと広く感じた。
何より、古くても綺麗にお掃除されていたので良かった。
食事も普通の家庭料理がいつもより数品多いかな?という感じで、お腹はいっぱいになった。
雨の中、高原道路をドライブしたり、久しぶりに八ヶ岳倶楽部、清泉寮なども寄り道。
 
         その日の晩ご飯  

                2012・8・18野辺山民宿りんど
        酢の物、川魚の塩焼、豚のしょうが焼、シチュー、お味噌汁、ひじきの煮物、

  
☆西穂高  長野県    8月24日(金)

 新穂高ロープウェイで、いっきに標高の高い所へいったら、高山病になりヘロヘロになった。 




☆木曽赤沢保養林 岐阜県 8月29日(水)

 お弁当を持って散策。
去年初めて訪れ、とても気に入りリピーターになった場所。
森林浴を存分に味わえる場所。
とにかく、大きなスギや檜があり、歩いているだけで、身体中が浄化される気がする。

 帰り道に見つけたカフェ『流れ星』でいただいたシフォンケーキ。
今まで食べたシフォンケーキの中で、間違いなく1番になった記念のシフォンケーキである。
帰宅後、ネットで調べたら結構、評判になっていた。
また、寄りたい。

                           カフェ 流れ細
 

      

街歩き 『ローマ』


 先月末から今月初めにかけてローマへ行って来た。
日本は真夏、ローマも真夏であった。
かなり、暑かった。
それでも毎日、足が棒になる位歩いたし、地下鉄にも乗った。
もちろん、へたばって歩けなくなった時にはタクシーも使った。

 「すべての道はローマに通じる」
その名言が納得するほど、2千年も前の繁栄したローマの遺跡の数々に圧倒された旅であった。
当時のローマの一般庶民に、すでに娯楽があったという痕跡には驚き、文化の高さに脱帽である。
コロッセオなど上流階級から一番下の奴隷席まであり、あらゆる階層の人々が楽しんだ様子が伺える。
と言っても、見世物になっていたのは野獣と奴隷や罪人の戦いだ。
それを面白いと集う民衆の心情は、全く理解出来ないが・・・・・・。

 もちろん、当時も今も国が平和であればこそ、娯楽が楽しめたのである。
2千年前の人々が娯楽を楽むように、旨いこと政治を治めていた人々が存在したのにもビックリだ。
同時に気持ちがホッコリする。
その頃、日本は弥生時代・・・何だか笑ってしまう。

 また、バチカン市国のシスティーナ礼拝堂の壁画ミケランジェロ作「最後の審判」。
大迫力だった。
同じくミケランジェロが4年の歳月を費やして描いた天井画も、思わず息を呑む素晴らしさ。
サンピエトロ大聖堂も、この世にこんなデッカイ教会が存在したのか!と思わずにいられない巨大さだ。
例えて言うならナゴヤドームが聖堂になった位の大きさに感じるのだ。
そして大きさだけでなく、内部の装飾も芸術の極みというほどの圧倒的スケールの天井画や壁画である。
首が痛くなるほど、ただただ呆然と上を見ていた。
 
 ラファエロの遺体入りの石棺が墓として安置されていたのはパンテオン。
この建造物も元は紀元前27年に建てられたが火災で焼失。
その後、118年に再建されている。
それでも、再建後すでに1900年経っている。

 とにかく街を歩けば、至る所に掘り起こし途中の遺跡や、ウッカリ掘ったら見つかってしまった遺跡など、遺跡のオンパレードなのだ。
まさに町全体が歴史の宝庫だ。

 楽しみの極めつけはスペイン広場。
小さい頃に観た映画「ローマの休日」
物語の中で、アン王女がショートカットにした姿が本当に可愛くて、子供ながらウットリしたことを憶えている。
今回、そのアン王女が映画の中でジェラートを食べたのがスペイン広場の階段。
もう、絶対訪ねたいと決めていた。

 映画自体、60年位前のものだが、好評で何度もTV放送されている。
朝早く駆けつけたが、どんどん沢山の観光客が集まって来た。
ここに、あのオードリーヘップバーンが立ったんだ!と思うと感無量である。

 ローマ、素晴らしい歴史の街。
トレビの泉で後ろ向きでコインを投げると、もう一度ローマに来られると言う。
威勢よく1ユーロを投げた。
大きな放物線を描いてポトンと水の中に落ちた。

  いつか、また訪れたい素晴らしい歴史の街ローマ。



                    2012パンテオン
                            パンテオン


7月29日
セントレア10:30→ヘルシンキ(14:40~16:20 日本との時差6時間)→ローマ18:45 時差7時間→ホテル
7月30日
ホテル8:00→コロッセオ8:25~9:50→ホロ・ロマーノ10:00~11:30→昼食レストランERACLEA12:10~12:55→真実の口13:30~14:00→ホテル15:00
7月31日
ホテル8:00→チプロ駅→バチカン博物館8:50~14:30→サンピエトロ大聖堂14:45~17:30→カフェ→国立博物館→ホテル19:05→夕食19:30~20:30→ホテル
8月1日
ホテル8:00→チプロ駅→スペイン広場8:30→近所散歩→スペイン広場→パンテオン11:50→昼食napoletano's→サンティニャーツォ聖堂14:00~14:50→イル・ジェズ教会16:20→サンタ・マリア・マッジョーレ教会→ホテル18:00~19:00→夕食→ホテル20:00
8月2日
ホテル8:05→レオナルド・ダ・ビンチ・空港8:45~10:45→ヘルシンキ空港15:15~16:30→セントレア8月3日8:30着


エレガントなお婆さまです。

 何ヶ月か前の事だった。
夫が図書館で、私が好きそうだったからと借りてきてくれた本。
笹本恒子さんという、現役写真家のエッセーだった。

 読みながら、なんて素敵な女性だろうと思った。
とにかく毎日を楽しんで、いきいきと生活し、その上お仕事をされている。
そういう人はいくらでもいるが、それがなんと97歳の女性、というのが驚きであった。
自分の知っている範囲の97歳と言えば、もう半分どころか、ほぼあらかた棺桶に足を突っ込んでいるような人達ばかりである。

 どういう風に年を取ってきたんだろう?興味深々である。
読みながら、実物はどんなお方だろうと、ぜひぜひ映像で拝見したいと思っていた。
ところが、やはり巷で話題になっているらしく、最近TV出演されているというのを小耳に挟んだ。
それを、これまたTVっ子、いや、TVジイサンである夫が新聞の番組欄で見つけてビデオに撮ってくれた。

 びっくりである。
エレガントという言葉がぴったりの女性であった。
今まで、正直エレガントという言葉を使って人を表したことはない。
そう表現したい人に、めぐりあった事がなかったからである。
だが、この女性は確かにエレガントという言葉がピッタシなのだ。

 雰囲気もさることながら、話す言葉がとても綺麗な日本語を話される。
聞きながらウットリである。
美しい言葉遣いというのが、こんなにも人としてのランクを上げるとは、改めてビックリである。

 そういえば、昔、遠藤周作さんがエッセーの中で「私」を「ワタシ」ではなく、ちゃんと「ワタクシ」と言いなさい、と奥様だったかを叱られていたのを読んだことがあった。
笹本さんも、ちゃんと「ワタクシ」と言われる。
実際、97歳のお婆様が「ワタクシ」と言われているのを見て、思わず背筋がピンとするし、同時に凛とした空気が漂う。
それでいて、その言葉から、柔らかい優しい響きも感じるのだ。
まさに、エレガントそのものなのだ。


 ・・・・・明日から私も、みかけは単なるオバサンでも、公の席では「ワタクシ」といってみようと思う。

遅まきながらの母の日


仕事が休みの今日、天気は雨。
シーツを洗うつもりが出来なくなった。
そういえば、娘の子の誕生日がもう直ぐである。
プレゼントは童話の本ね!と娘のことである、ちゃっかりすでに予約が入っている。
それを買いに行こうと思い立つ。

 ふと、何日か前の母の日のことを思い出した。
いつも、何らかのプレゼントを用意するが、今年はなんとなく用意するキッカケが掴めなかったのだ。
というのは言い訳で、本心は実家に行くのは気が進まないからなのだ。
母と、同居している弟夫婦は犬猿の仲である。
私はあくまで中立の立場だ。

 いつだったか母に、老いては子に従えって言うでしょうって弟の味方をしたら、とんでもない剣幕で逆ギレされてしまった。
それからは、もう勝手にやってくれ!と余計な口出しはしないことにしたのだ。
なので遊びに行っても母、私、弟夫婦の間には妙な空気が漂う。
自然と足が遠のいた。

 一方、夫の母には母の日スペシャルと題して、お小遣いを少々あげた。
今更ながら不公平だな、と思う。
よし!童話の本を買うのに母も誘ってランチでも奢ろうと思い付く。

 案の定、電話をすると予約してあった歯医者をキャンセルしてまで、行く!と二つ返事である。
正月に行ったきりなので、ほぼ半年近い御無沙汰である。
果たして迎えに行ったら、なんとまた一段と丸くなった婆さん登場である。
しばし、絶句の私に「そんなに食べてないし、結構、動いているのに太っちゃうんだわねー」と先手を打たれる。
そんな言い訳は通用しない。
その丸い身体が「つい食べ過ぎちゃうのね、だから食べると今度は眠くなっちゃうんだわねー」と答えている。

 いそいそとした母を助手席に乗っけてショッピングモールへ向かった。
ズボンを買いたいと言うので一緒に見に行く。
なにげにウエストのサイズを聞いたら、のけぞりそうになった。
私より10センチ以上大きい。
身長は私より10センチ以上小さい!

 笑えたのは、私が勧めた地味な色合いのズボンを見て「なんか、これ年寄り臭い・・・お婆さんみたい」って、アナタどこからどぉ見ても立派なお婆さんですよ、って言いたかった。
結局、グレーと黒2枚選んだのを、気前良く母の日プレゼントって私がレジに持っていった。

 で、お昼ご飯は何がいい?て聞くと、なんとトンカツが食べたい!と言う。
およそ年寄りがリクエストするモンじゃないだろう?!と思いながらもトンカツ定食に付き合う。
やっぱり、残さず全部食べた母。
おまけに、駐車場の車までの道のりを息切れしながら、しきりに「今日は沢山歩いたねぇ・・・」
エッ?これっぽちの距離が沢山?
やっぱり、その丸い身体は不思議でも何でもないのだ。

 帰り道、よっぽど母は嬉しかったのか、ハイテンションで近況報告を一人喋り続けたのであった。


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