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Author:あやこ3
 やたら元気な50代
ノーテンキな夫と二人暮らし。
結婚してウチを出た長女と長男と次男あり。


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久しぶりに映画♪


 先週、邦画 『東京家族』 を、観に行った。
去年、高倉健主演の 『〇#$Л△?(・・・・・・題名思い出せず)←最近こういう事が増えた!』 以来だ。
その映画同様、地味だけど観賞後、しみじみ「いい映画だったなぁー」って思える。

 邦画は、こういう人の平凡な日常を通しての、微妙な心理を映像にする事が得意だ。
だから、好きだ。

 でも今月、夫の好きな洋画 『ダイハード5』 が封切られる。
雨の休日、観に行こうと思う。
それはそれで楽しみである。


2013新春初旅行『瀬戸内海の旅』


1月7日(月)
自宅7:50→大津SA9:35→岡山吉備SA12:05→尾道 ホテル着13:55→尾道散策 千光寺山ロープワェイ14:55~17:00→ホテルレストラン18:00
1月8日(火)
ホテル9:00→フェりー→向島→しまなみ海道→今治12:00→生来島海峡SA12:45→高見山山頂15:00→ホテル17:00→尾道散策
1月9日(水)
ホテル9:00→後山展望台→鞆の浦散策10:45~13:15→御在所SA18:15→自宅

行き先と目的
   1瀬戸内海の島々の風景
   2古い町並み(尾道と鞆の浦)の散策
   3今治タオル本店 以前TVで過去の国産タオルの衰退に、今治タオルが品質で勝負を掛け、今や世界中の    一流ホテルからも注文がある、という奮闘記が面白かったので、ついでに寄って見る。



 知らない街や知らない風景を見てみたい。
特に未踏破の土地に大きな魅力を感じる。
今回も新しい年を迎えるに当たって、「今年も頑張るゾー!」と景気付けのつもりで考えた旅行。
2ヶ月前程から楽しみに計画を立てた。

候補地は、何となくその時々で心に引っ掛かったところである。
以前、次男が九州旅行の帰り道に寄った尾道がとても雰囲気の良い街だった、とのセリフが永い事引っ掛かっていた。
TVで見た瀬戸内海の島々が浮かぶ海岸も見てみたかった。
で、行き先は『尾道』決定!
図書館でガイドブックを借りてきたり、ネットで検索したりと旅行日程を楽しみに比較検討。


 ・・・・・・・しかし私達夫婦は、よほどのんきそうに見えるのか暇人にみえるのか、またもや尾道の千光寺ロープワェイの上がった展望台で地元の知らないオッサンに話しかけられた。
ついつい話込んで、何と2時間もその行きずりのオッサンと3人ですごした。

 オッサン定年して2年。
毎日この展望台に散歩に来ているそうだ。

 なにしろ、そのオッサン尾道の歴史に詳しく、江戸時代の尾道の成り立ちの様子から、戦争中なぜ尾道が米軍に攻 撃されなかったか?とか、こちらの興味を引く話を次々してくれ、気が付くと日が暮れ、夕陽が登場していたのだ。
瀬戸内海に沈む夕陽はそれはそれは美しかった。
海に反射して光がキラキラしている。
ずっと、オッサンの話を聞いていたが、ひとまず3人夕陽に見とれる。
そうこうしているうちに凄まじく寒くなって来たので、やっと御礼を言って分かれた。

 その帰り、尾道の細い坂の路地を歩いていると、今度は外国人の青年に話しかけられた。
訪ねてきたカフェが、締まっていて張り紙してあるとの事。
日本語、読めないので読んで欲しいとのお願いであった。
リクエストにお答えして、目の前に佇む、古民家カフェの張り紙を読んだ。
なんと、その日は臨時休業とあり。
ガッカリする彼と少し自己紹介がてら話す。

 彼はフランス人であると言う。
早速、私達は喜んで2年前にフランスのパリを旅行した事やパリの街の美しかった事を伝えた。
だが、彼は日本の方が好きだし美しいと言う。
今、近くの民宿でアルバイトしながら日本に居るとの事。
西洋人独特の白くて彫りの深い端正な顔で「じゃ、バイバイ」って自転車をこいで行っちゃった。
私達は、またのんびり尾道の街並みを眺めながらホテルへ帰った。

 2日目は本州と四国の間にある小島を幾つか橋で結び渡る事が出来る『しまなみ海道』をドライブした。
途中にあるPA一つずつ休憩して景色を堪能。
瀬戸内海独特の島が浮かぶ景色が、のどかでゆったりした気分になれる。
お昼ごはんに食べた『タコ飯』があっさり美味しかった。

 だが、その夜とんでもない事に遭遇した。
なんと真夜中の2時に火災報知器が、どこかで、かすかに鳴っている。
夫がソレに気付いて直ぐに私を起こした。

まずは現状確認。
廊下に出ても誰も居ないし、騒いでいる様子もない。
ホテルは5階建てで私達が居るのは4階。
ともかくこの階ではなさそう。

 ひとまず、落ち着いて、フロントに確認の電話を入れる。
フロントも今、気が付いた様子で、鳴っているのが5階なので今から確認に行くとのこと。
私達は万が一を考え、寝巻きを着替えて貴重品を持ち、非難することにした。
尾道で火災事故で死亡なんて、オイオイッ、カンベン!と思いながら素早く着替える。

 階段の扉を開け下へ降りようとしたところ、近所の交番のお巡りさんも下から登って来た。
外から、そのホテルの赤色灯が回転していたので見に来たとのこと。
暫らく階段の踊り場で様子を伺っていたが、特に何も聞えなかったし状況も変化なかった。
おそらく誰かが、いたずらか間違えてか火災報知器を押してしまったんだ、と思った。
シーンとした状況がそれを物語っている。
バカバカしいので部屋に戻る事にした。

 翌朝、昨日と変わらない平穏な朝が来た。
ホテルのレストランに行ったら、スタッフにさっそく夜中の火災報知器の件を謝られた。
お腹が空いていたのでワケは聞かず、ハイハイと答えて席に着いた。
ともかく何もなくて良かった。
しかし、5階で鳴ってる火災報知器によくぞ夫が気が付いたモンだ。
起こされて言われて、そーっと耳を澄ましてやっと聞えたのに、寝ててなんで分ったんだろう????

 いやはや、旅はいろいろ。
人生いろいろ、今回も3日間だったが楽しい人生の旅の一こまであった。

         13-01-07_004千光寺山
            千光寺山からの夕陽

本日のランチ♪


 最近、息子が一人暮らしになった為、夫婦二人になった。
食事の材料が少しで済むので冷蔵庫の中を覗いて、あるもので結構間に合う。
これが、4,5人分だと新たに食材を買い足さないと中々満足な出来映えではない。
2人分だから、ピーマン半分、椎茸1個でもなんとか使えるのだ。

 もちろん、健康な身体は日々の食べ物が基本なので、おろそかにはしたくない。
なので、極力手間は惜しまず、手作りで添加物を少なくし、野菜をたっぷりのヘルシー料理を心がけたい。
今日は昨日の残りご飯をアレンジ。
久々にチャーハン。
あと、ブロッコリーのサラダとクリームコーンの缶詰が半分残っていたので中華スープ。

材料
☆チャーハン 
残りご飯、卵、人参(少しの湯で茹でておく。そのゆで汁は人参の栄養が流れ出ているので中華スープに使用)玉葱、ピーマン、椎茸、ちくわ、ウインナーソーセージ、
とにかく、入れられる野菜で合いそうなのはみんな同じ大きさに切っていれてしまう。
朝食や夕食の食材と、かぶりそうなのは無理していれない。
トッピングに青のり、紅生姜

☆中華スープ
クリームコーン、卵、中華スープの素、とろみに片栗粉

☆サラダ
ブロッコリー(朝食にホウレン草のお浸しを作ったので、ついでに先にブロッコリーを茹でた。そうしておくと何にでも使える)ミカン(ブロッコリーの緑を綺麗に見せる為、横に添えた)


                GetAttachment  2012・12・19

『寛大』っていいなぁ!


 人の良点を表す特徴はいろいろある。
親切、優しい、賢い、穏やか、律儀・・・・。
最近、最も憧れるのは『寛大』だ。
すごく人らしい気がするからだ。
顔を真っ赤にして感情的に人を責めているのは何だか動物的な気がする。

 だいたい、私は自分の事は棚に上げっぱなしで、人の事は赦せないことが多い。
もちろん、だいぶ大人になったので、あからさまに他人を責めない。
また怒っているそぶりも見せない。

 でも内心、責めている。

 先月、暫らくご無沙汰だった友達と久しぶりにお茶した。
彼女とは子供が保育園だった頃、一緒に役員をやった。
なので、かれこれ20年くらいの付き合いである。

 彼女、少し前に自分の息子である25歳になる次男と、80歳位のお姑さんを連れて1泊で温泉にいったそうだ。
電車で行ったという。
で、目的地周辺の駅に到着。
3人で降りた。
暫らくして、ふと気が付いた彼女。
なんと旅行バックを電車の網棚に置き忘れてしまったのだ。

 もう頭がパニックになった。
何より一緒に行った次男にひどく怒られる、と思った。
で、おそる、おそる言った。
「電車にバック忘れた・・・・・」

 すると次男、表情を変えずに、ひとこと「よくあること・・・・」
で、直ぐに彼は携帯で最寄の駅を検索。
続けて捜し出した駅に電話し、事情を話して連絡をくれるようお願いした。

 その様子を見て、たいそう彼女は反省したそうな。
何しろ逆の立場だったら、絶対彼女は凄まじい勢いで次男を罵倒し叱っていたと言う。
実際、過去に次男含め子供が失敗したら、いつもそうして来た。
これでもかって言うくらいに、いつも失敗したら叱って育ててきたそうだ。
なのに、大人になったあの子は今、全く私を責めないどころか直ぐに親の尻拭いをしてくれている。

 聞いてる私のほうが泣けてきそうだった・・・・・・。
・・・・・・人の失敗や過失を責めないなんて感動的でもある。

 彼女は昔から、よく私の子育ての仕方に感心していた。
上手に子供育ててるねぇ、とも言っていた。
でも、今は私が彼女に言いたい。
「上手に育てたねぇ」


 

カーテンを洗う

 なんだか、おかしいけど今頃の季節になると
家中のカーテンを洗いたくなる。
1年に1回くらいカーテンを洗って、ついでにレールも拭こうと思う。

 不思議だけど、秋に、その気になる。
気候が良いから洗濯したくなるのかな?
で、先々週から休日の度に1窓づつ外して洗っている。
1窓というのは干す場所が、それだけしかないからだ。
1窓といってもレースのカーテンもあるから、1回4枚である。

 今日は寝室の窓の番。
洗い方。
洗濯機に洗剤液を作って30分つけておく。
すると汚れが浮き上がって、洗濯液が黒ずむ。
その後、ソフト水流で洗って脱水。

 もう一回洗濯液を作って2度目、また洗う。
その時、酸素系の漂白剤も入れる。
やっぱりソフト水流ですすぐ。
1分ほど脱水。
で、干す。

 3時ごろ取り込みレールにぶら下げる。
フックのところが、まだ湿っているけど気にしない。
 
 夜、湯たんぽの湯を入れ替えようと取りに部屋に入った。
部屋の空気が変わったのが分った。
クセのない、さっぱり清らかな部屋の匂い。





星降る山小屋にて☆

八ヶ岳   長野県

1日目
自宅(9:00)→ 諏訪湖SA ランチ(12:00)→麦草峠(13:50)→丸山(14:40)→高見石小屋(15:00)泊
2日目
高見石小屋(7:30)→中山展望台(8:45)→にゅう(10:30)→白駒の池(12:10)→麦草峠(13:40)→露天風呂(15:00)→恵那峡SA 夕食(17:30)→自宅


 急に取れた有給休暇。
夫も休み!
こりゃー山に行くしかないでしょう!と、ネットで調べると白駒の池の紅葉が見事だとの情報あり。
どうせなら、いつかスノーシュー散策をやろうと思っているが、そのスノーシューを毎年企画実施している山小屋に、下見がてら泊まろうと計画を立てた。

 北八ヶ岳にある山小屋『高見石小屋』
ここのオーナーは星博士と異名を持つくらい星が好きで、小屋のイベントで天体観測も行なっている小屋である。
もちろん、小屋からはお天気さえ良ければ満点の星に出会えるという。
このところ秋晴れが続いているので期待し、さっそく予約して向かった。

 この小屋は八ヶ岳周遊コースでよく休憩に使っているので馴染みが深い。
が、泊まるのは今回初めてである。
訪ねてみたら、オジサンとオニイサンのコンビで意外と愛想が良くビックリした。
山小屋の番人は無骨なイメージがあり、何となく気構えてしまうがリラックス出来そうで安心した。

 一通り小屋の決まりを聞き「今日は、お客さん10名ほどですから、どこへ布団を敷いて貰ってもかまいません」の言葉に、まず、2階の大部屋に行き、手頃な場所を見つけて布団を敷き陣地を確保。
星空が見えるように天窓の下に決めた。
5時半の夕食までまだ時間があるので、小屋隣の高見石(沢山の巨石で出来た展望の良い小高い山)によじ登り眺望を楽しんだ。
眼下には美しく真っ赤に色付いた木々に縁取られた白駒の池が見えた。

 夕食後、冷えてきたので自然とストーブの周りに宿泊客が集まってきた。
偶然、隣に座ったオッサンと挨拶し、話し出した。
なんと星が大好きで、よく沖縄まで観察しに行くとか。
そのうち関東から来たと言う、お向かいに座った御夫婦も混ざってきた。
ランプのほのかなオレンジ色の灯りの中、ほっこりした気分ですごす。
数人で和やかに、星のこと、沖縄のことなど談笑する。

 が、肝心の星は残念ながら、その時刻、雲が多く見えない。
星のオッサンのアドバイスで、取り合えず寝て、夜中にまた起きようという話になった。
みんな8時前後には布団の中に入った。
小屋の消灯は一応8時半である。

 一眠りしていたら、なんか周囲がザワザワしてるのに気が付き目が覚めた。
時計を見たら深夜11時。
例の星のオッサンが向かいに寝ていたオバサン達に「星が見える!」って言ってるのが聞えた。
すぐ飛び起きた。
何しろ、登って来た格好のまま寝ているので、すぐに出て行ける。
次々、みんなも起き上がり、外に飛び出した。
オッサンずっと夜空を見張っていたもよう。

 なんと夜空は星星星星・・・・・・・・・。
すごい数の星である。
天の川まで肉眼ではっきり見える。
何と星のオッサン以外にも、天体観測目的に此処に泊まっている人が居た。
いつの間にか、立派な望遠鏡がデッキに数台あり、撮影の為のカメラまでセッテングされている。

 というのも今日は新月で、月の光に邪魔されず星の観測が出来る日だったのだ。
流れ星もはっきり見える。
そんな事とはつゆ知らず、非常にラッキーである。
おまけに、その星に詳しいオッサンやお兄さんが色々、解説してくれるのだ。
ビックリしたのは、あのプラネタリウムの説明する人が持っている、説明先の星を示す緑の光が出る指示棒を二人が持っていたのだ。

 にわかに星の教室みたいになってしまった。
違っているのは、ドームの天体ではなく本物の天体を使って説明されているのだ。
無数の星の中でも確実に私でも知っている星座を説明付きで観られ、興奮状態で上を見上げていた。
時々、流れ星もスーッと線を引いて落ちていくのがはっきり見える。
星が降るって、こういうことなんだ、と大感激。
今夜は、思い出に残りそうな一夜だなぁー、ってしみじみ思う。

 次の日、朝も6時には泊まり客みんなで例の高見石によじ登り、初日の出を観た。
東の空に綺麗に登場した。
みんなニコニコしていた。

 さて、その後、朝ごはんを食べ、それぞれが自分達の予定のルートに出発していく。
一晩一緒に居ただけなのに、到着した時と違って、みんなが親しい笑顔でお別れの挨拶を交わし、山小屋を後にして出発して行った。
「お世話になりました」
私達も小屋番のお兄さんに挨拶して、小屋を後にした。
時計は朝7時半をさしていた。




               12-10-15_016 白駒の池
                         紅葉が美しかった白駒の池





部屋の模様替え


 築31年の我が家。
結婚と同時に出来上がり、住み出した。
スタートは木造平屋の2DK。
共働きの二人には、掃除など手入れも含めて丁度良い広さだった。
子供達が小さい頃には家事をしていて、どこに居ても遊んでいる子供達の気配が分るのが良かった。 

 それでも子供達が大きくなるうちに、それぞれ個室が欲しかろうと2階を増築。
結婚して12年後には一挙に5DKとなる。
その後、キッチン、玄関を広くして、お風呂場の浴槽もステンレスから人工大理石にしたりした。
ネコの額ほどの小さな庭は二人乗りブランコが置かれた砂場が中心だった。
それも埋めて、今は木製デッキになっている。

 その内、子供達も結婚して一人、また一人と家を出て、今は3人暮らし。
といって、今更小さくしていくわけには行かず大きさはこのままで、とにかく住み易くしたいと思った。
で、この夏は1階の10畳程の居間と当初寝室だった隣の4畳半の部屋の境の壁を取り払った。
居間を大きくしたのだ。
目指すはカフェのようなリビング。
カフェのようにのんびり、ゆっくり心地良い空間をめざすのだ。

 といっても、予算はあまりかけたくない。
出来るだけ、自分達でやる。
必要なモノは自分達で作れないか考える。
在るモノを活用する。

 まずは壁を漆喰で夫が塗った。
ビニールクロスは、時が経てば薄汚れるだけだから避けたかった。
漆喰は、それ自体湿気を含んだり排出したりと呼吸するので人の身体にも良い。
床も同じく調湿性のある無垢の板をはった。
もちろん、塗装は木材の呼吸を妨げないのと、空気を汚さない環境国ドイツの自然塗料を塗った。

 照明は雑誌に載っていた雑貨屋さんで見つけたレトロなペンダント。
スイッチを入れると光がシェードの模様を通って漆喰の壁に陰影を作る。
なんとも、雰囲気が良い。
椅子は結婚する時に買った木製の椅子。
子供達が生まれてから必要がなく、ずっと仕舞ってあったもので今回30年ぶりに引っ張りだした。

 まだ、テーブルがないけど、夫が作ってくれるらしい。
照明も二つのうち一つ、まだ配線が出たままである。
ゆっくり気に入るものを捜そうと思う。

 再来月、次男が家を出て、一人暮らしをすると言う。
自分の足で立って歩いていけるようにする。
子育ての最終目標である。
何とかメゲずに一人でガンバレ。
朝、一回だけ自分の顔を拭いたタオルを、気楽に洗濯カゴに放り込んで行く次男。
自分で洗濯するようになっても、そうするだろうか?
ともかく「あらら・・・・」と思う事が多いだろうが、自分で何とか解決していくんだ。


 さて私達は31年ぶりに、また二人に戻る。
22歳と25歳の若夫婦も、それなりになってしまった。
もう、喧嘩する面倒臭さも良い意味で身に染みている。
毎日、気分良くお気楽に過ごしたい。
煩わしいことは、なるべく避けてノーテンキに暮らそう!



今年の夏休みも『山』行った!

 ☆八ヶ岳山麓   山梨県      8月18日(土)19(日)

 せっかくとれた連休。
お天気悪し。
それでも山近辺に行きたく、空を見ながらその場で散策する場所を決めよう!と出かけた。
宿泊場所は予算がなかったので、前々日ネットで調べておいた安くて口コミの評判が良いところに宿泊。
なんと、1泊1人7000円で2食付き!
ただし施設は古い!バストイレもなし。8畳の和室のみ。
でも窓の外に小さなテラスがあるし、床の間とスリッパを脱ぎ履きするスペースもありで、もっと広く感じた。
何より、古くても綺麗にお掃除されていたので良かった。
食事も普通の家庭料理がいつもより数品多いかな?という感じで、お腹はいっぱいになった。
雨の中、高原道路をドライブしたり、久しぶりに八ヶ岳倶楽部、清泉寮なども寄り道。
 
         その日の晩ご飯  

                2012・8・18野辺山民宿りんど
        酢の物、川魚の塩焼、豚のしょうが焼、シチュー、お味噌汁、ひじきの煮物、

  
☆西穂高  長野県    8月24日(金)

 新穂高ロープウェイで、いっきに標高の高い所へいったら、高山病になりヘロヘロになった。 




☆木曽赤沢保養林 岐阜県 8月29日(水)

 お弁当を持って散策。
去年初めて訪れ、とても気に入りリピーターになった場所。
森林浴を存分に味わえる場所。
とにかく、大きなスギや檜があり、歩いているだけで、身体中が浄化される気がする。

 帰り道に見つけたカフェ『流れ星』でいただいたシフォンケーキ。
今まで食べたシフォンケーキの中で、間違いなく1番になった記念のシフォンケーキである。
帰宅後、ネットで調べたら結構、評判になっていた。
また、寄りたい。

                           カフェ 流れ細
 

      

街歩き 『ローマ』


 先月末から今月初めにかけてローマへ行って来た。
日本は真夏、ローマも真夏であった。
かなり、暑かった。
それでも毎日、足が棒になる位歩いたし、地下鉄にも乗った。
もちろん、へたばって歩けなくなった時にはタクシーも使った。

 「すべての道はローマに通じる」
その名言が納得するほど、2千年も前の繁栄したローマの遺跡の数々に圧倒された旅であった。
当時のローマの一般庶民に、すでに娯楽があったという痕跡には驚き、文化の高さに脱帽である。
コロッセオなど上流階級から一番下の奴隷席まであり、あらゆる階層の人々が楽しんだ様子が伺える。
と言っても、見世物になっていたのは野獣と奴隷や罪人の戦いだ。
それを面白いと集う民衆の心情は、全く理解出来ないが・・・・・・。

 もちろん、当時も今も国が平和であればこそ、娯楽が楽しめたのである。
2千年前の人々が娯楽を楽むように、旨いこと政治を治めていた人々が存在したのにもビックリだ。
同時に気持ちがホッコリする。
その頃、日本は弥生時代・・・何だか笑ってしまう。

 また、バチカン市国のシスティーナ礼拝堂の壁画ミケランジェロ作「最後の審判」。
大迫力だった。
同じくミケランジェロが4年の歳月を費やして描いた天井画も、思わず息を呑む素晴らしさ。
サンピエトロ大聖堂も、この世にこんなデッカイ教会が存在したのか!と思わずにいられない巨大さだ。
例えて言うならナゴヤドームが聖堂になった位の大きさに感じるのだ。
そして大きさだけでなく、内部の装飾も芸術の極みというほどの圧倒的スケールの天井画や壁画である。
首が痛くなるほど、ただただ呆然と上を見ていた。
 
 ラファエロの遺体入りの石棺が墓として安置されていたのはパンテオン。
この建造物も元は紀元前27年に建てられたが火災で焼失。
その後、118年に再建されている。
それでも、再建後すでに1900年経っている。

 とにかく街を歩けば、至る所に掘り起こし途中の遺跡や、ウッカリ掘ったら見つかってしまった遺跡など、遺跡のオンパレードなのだ。
まさに町全体が歴史の宝庫だ。

 楽しみの極めつけはスペイン広場。
小さい頃に観た映画「ローマの休日」
物語の中で、アン王女がショートカットにした姿が本当に可愛くて、子供ながらウットリしたことを憶えている。
今回、そのアン王女が映画の中でジェラートを食べたのがスペイン広場の階段。
もう、絶対訪ねたいと決めていた。

 映画自体、60年位前のものだが、好評で何度もTV放送されている。
朝早く駆けつけたが、どんどん沢山の観光客が集まって来た。
ここに、あのオードリーヘップバーンが立ったんだ!と思うと感無量である。

 ローマ、素晴らしい歴史の街。
トレビの泉で後ろ向きでコインを投げると、もう一度ローマに来られると言う。
威勢よく1ユーロを投げた。
大きな放物線を描いてポトンと水の中に落ちた。

  いつか、また訪れたい素晴らしい歴史の街ローマ。



                    2012パンテオン
                            パンテオン


7月29日
セントレア10:30→ヘルシンキ(14:40~16:20 日本との時差6時間)→ローマ18:45 時差7時間→ホテル
7月30日
ホテル8:00→コロッセオ8:25~9:50→ホロ・ロマーノ10:00~11:30→昼食レストランERACLEA12:10~12:55→真実の口13:30~14:00→ホテル15:00
7月31日
ホテル8:00→チプロ駅→バチカン博物館8:50~14:30→サンピエトロ大聖堂14:45~17:30→カフェ→国立博物館→ホテル19:05→夕食19:30~20:30→ホテル
8月1日
ホテル8:00→チプロ駅→スペイン広場8:30→近所散歩→スペイン広場→パンテオン11:50→昼食napoletano's→サンティニャーツォ聖堂14:00~14:50→イル・ジェズ教会16:20→サンタ・マリア・マッジョーレ教会→ホテル18:00~19:00→夕食→ホテル20:00
8月2日
ホテル8:05→レオナルド・ダ・ビンチ・空港8:45~10:45→ヘルシンキ空港15:15~16:30→セントレア8月3日8:30着


エレガントなお婆さまです。

 何ヶ月か前の事だった。
夫が図書館で、私が好きそうだったからと借りてきてくれた本。
笹本恒子さんという、現役写真家のエッセーだった。

 読みながら、なんて素敵な女性だろうと思った。
とにかく毎日を楽しんで、いきいきと生活し、その上お仕事をされている。
そういう人はいくらでもいるが、それがなんと97歳の女性、というのが驚きであった。
自分の知っている範囲の97歳と言えば、もう半分どころか、ほぼあらかた棺桶に足を突っ込んでいるような人達ばかりである。

 どういう風に年を取ってきたんだろう?興味深々である。
読みながら、実物はどんなお方だろうと、ぜひぜひ映像で拝見したいと思っていた。
ところが、やはり巷で話題になっているらしく、最近TV出演されているというのを小耳に挟んだ。
それを、これまたTVっ子、いや、TVジイサンである夫が新聞の番組欄で見つけてビデオに撮ってくれた。

 びっくりである。
エレガントという言葉がぴったりの女性であった。
今まで、正直エレガントという言葉を使って人を表したことはない。
そう表現したい人に、めぐりあった事がなかったからである。
だが、この女性は確かにエレガントという言葉がピッタシなのだ。

 雰囲気もさることながら、話す言葉がとても綺麗な日本語を話される。
聞きながらウットリである。
美しい言葉遣いというのが、こんなにも人としてのランクを上げるとは、改めてビックリである。

 そういえば、昔、遠藤周作さんがエッセーの中で「私」を「ワタシ」ではなく、ちゃんと「ワタクシ」と言いなさい、と奥様だったかを叱られていたのを読んだことがあった。
笹本さんも、ちゃんと「ワタクシ」と言われる。
実際、97歳のお婆様が「ワタクシ」と言われているのを見て、思わず背筋がピンとするし、同時に凛とした空気が漂う。
それでいて、その言葉から、柔らかい優しい響きも感じるのだ。
まさに、エレガントそのものなのだ。


 ・・・・・明日から私も、みかけは単なるオバサンでも、公の席では「ワタクシ」といってみようと思う。

遅まきながらの母の日


仕事が休みの今日、天気は雨。
シーツを洗うつもりが出来なくなった。
そういえば、娘の子の誕生日がもう直ぐである。
プレゼントは童話の本ね!と娘のことである、ちゃっかりすでに予約が入っている。
それを買いに行こうと思い立つ。

 ふと、何日か前の母の日のことを思い出した。
いつも、何らかのプレゼントを用意するが、今年はなんとなく用意するキッカケが掴めなかったのだ。
というのは言い訳で、本心は実家に行くのは気が進まないからなのだ。
母と、同居している弟夫婦は犬猿の仲である。
私はあくまで中立の立場だ。

 いつだったか母に、老いては子に従えって言うでしょうって弟の味方をしたら、とんでもない剣幕で逆ギレされてしまった。
それからは、もう勝手にやってくれ!と余計な口出しはしないことにしたのだ。
なので遊びに行っても母、私、弟夫婦の間には妙な空気が漂う。
自然と足が遠のいた。

 一方、夫の母には母の日スペシャルと題して、お小遣いを少々あげた。
今更ながら不公平だな、と思う。
よし!童話の本を買うのに母も誘ってランチでも奢ろうと思い付く。

 案の定、電話をすると予約してあった歯医者をキャンセルしてまで、行く!と二つ返事である。
正月に行ったきりなので、ほぼ半年近い御無沙汰である。
果たして迎えに行ったら、なんとまた一段と丸くなった婆さん登場である。
しばし、絶句の私に「そんなに食べてないし、結構、動いているのに太っちゃうんだわねー」と先手を打たれる。
そんな言い訳は通用しない。
その丸い身体が「つい食べ過ぎちゃうのね、だから食べると今度は眠くなっちゃうんだわねー」と答えている。

 いそいそとした母を助手席に乗っけてショッピングモールへ向かった。
ズボンを買いたいと言うので一緒に見に行く。
なにげにウエストのサイズを聞いたら、のけぞりそうになった。
私より10センチ以上大きい。
身長は私より10センチ以上小さい!

 笑えたのは、私が勧めた地味な色合いのズボンを見て「なんか、これ年寄り臭い・・・お婆さんみたい」って、アナタどこからどぉ見ても立派なお婆さんですよ、って言いたかった。
結局、グレーと黒2枚選んだのを、気前良く母の日プレゼントって私がレジに持っていった。

 で、お昼ご飯は何がいい?て聞くと、なんとトンカツが食べたい!と言う。
およそ年寄りがリクエストするモンじゃないだろう?!と思いながらもトンカツ定食に付き合う。
やっぱり、残さず全部食べた母。
おまけに、駐車場の車までの道のりを息切れしながら、しきりに「今日は沢山歩いたねぇ・・・」
エッ?これっぽちの距離が沢山?
やっぱり、その丸い身体は不思議でも何でもないのだ。

 帰り道、よっぽど母は嬉しかったのか、ハイテンションで近況報告を一人喋り続けたのであった。


春をいただく♪

 蕗を買って来た。
お塩で板ずりして、さっと茹でる。
その後おかか煮にした。

 独特の歯ざわりとほろ苦い風味。
・・・先週は、竹の子ご飯。

 春のごちそう。
美味しい美味しい春。

来て嬉しい!帰って嬉しい!


やっと、娘親子が帰った。
先月、2番目の子を出産した娘が、退院後そのまま親子で我が家へ居候。
上の2歳の女の子も引き連れての滞在だったので、久しぶりの大騒ぎの毎日であった。

 普段、大人3人家族の静かな生活に慣れきってしまってただけに、かなりのドタバタな日々であった。
もちろん、生まれた赤ちゃんは可愛い!上の孫も可愛い!
しかし、50歳代のババジジはやはり年相応である。
30年前、勢いで3人子育てしていた頃のパワーは、もう、ない!

 普段の3倍はあろうかと思われる洗濯物。
昔は平気だった5人分の食事作りとその買出し。
仕事で疲れきって、帰ってからのテンション高い2歳児の遊び相手。

 ・・・・・・しみじみ夫と話した。
子育ては若いから出来るんだ!と。

 それにしても、孫は可愛い。
遠巻きに眺めて、たまに遊んであげる、今からのかかわりがとっても楽しみである。

101歳でもOK!!!

 いよいよ春らしくなって来た。
庭の木々も小さな萌黄色の芽が点々と付いてるし、12月に楽しみに植えたチューリップも2つ3つ咲き出した。
日差しも優しく柔らかい。
学校という学校も、入学式が連日、目白押しである。

 そんなとき届いたアイバンク便り。
献眼登録をしているので、1年に1回、その年の献眼者のリストや寄付、活動報告などの知らせがくる。
当たり前だがアイバンクとは、人が亡くなった後、角膜を取り出し、目の見えない人に提供して再び光を取り戻して貰うためのお手伝いをする組織である。

 ちょっと前いや、だいぶ前か、40歳になった時、人生80年としたら、いよいよ半分過ぎた、としみじみ思った。
その時、人生後半戦に入るにあたって色々考えた。
で、その色々考えた中で、自分が亡くなったら使える臓器は全て使って貰いたいと思った。
それまで、特に人助け的良いことはしてこなかったと自覚した。
なので、せめて死んだあかつきには、どうぞどうぞ使い古しですがよかったら、という思いになったのだ。
即座に様々な臓器提供登録をした。

 特に目は、自分にとっても計り知れない恩恵を受けた重要な器官なので、ぜひぜひ誰かに譲りたいのだ。
そんなわけで登録してから毎年、年度末になると、その年の報告を兼ねた、便りが送られてくる。
いつも真っ先に目が行くのは献眼者のリスト。
名前と年齢が載っている。
年齢を確認しながら、色々思い巡らせる。

 山田ハナ(85)とかあると、まぁまぁ平均年齢まで生きて、最後にこんなに善いことをして逝ったんだな、って自分の事のように嬉しい。
佐藤道夫(17)なんてあると、まぁ!!!事故?病気?
さぞや親御さんは、悲しみのどん底にあられるんだろうな・・・と、これまた自分まで大ショックである。
それでも誰かの光になって生き続けている、と思うと少しは慰められるのかな?なんて勝手な思いを持つ。

 だが、今年びっくりしたのは、なんと101歳が献眼者のリストに載っていたことだ。
今まで、特に年齢制限なんて思い付かなかったが、角膜って101歳でも大丈夫なのか!
仕事柄、100歳のお年寄りは何人か知っている。
だが、やはり年相応の身体である。
なのに角膜は使えるのか・・・・びっくりである。

 だいたい101歳の、この方は幾つで登録されたんだろう?
その時、どんな考えで登録されたんだろうか?
背景の御家族の方達は、どんな思いが交差したんだろう?

 101歳という年齢共々、あれこれ想像してたら何か愉しい。
同時に幾つになっても誰かの光になれるんだ!と思ったら妙に嬉しい。
春に相応しい、ほのぼのとした思いになれた便りであった。



信長のお城のある山


金華山  岐阜県

 一昨日、大きなクシャミから始まった今年の花粉症勃発・・・・・。
なんとなく身体はだるいし、たまにツーッって出てくる鼻水。
毎年のことながら、憂鬱である。
それでも山歩きに行きたく、今回は前から行きたかった金華山。

 花粉症に大敵なスギはほとんど無いと思われ、何より噂では頂上からの眺めが抜群に良いのだとか・・・。
倦怠感のある身体にとっても、登りが1時間弱という手軽さも良い。
朝、のんびり支度して出かけても、充分楽しめる距離範囲にある。
てっぺんの岐阜城も覗いてみたい。
そんなんで、買ったばかりの携帯ナビに到着点をセットして出かけた。

 岐阜は、何年か前に百ヶ峰に登りに来た時以来である。
ほとんど街中は知らない。
知らないだけに何だかワクワクする。
長良川沿いの無料駐車場に車を止めて歩き出す事ほんの4,5分。

 直ぐに登山口に着いた。
登山口と言ってもたくさんルートがある。
案内板を見てビューポイントが幾つかありそうな『瞑想の道』というルートに決定。
のんびり夫と歩き出した。

 山歩きは、お正月休みに行った開聞岳以来である。
この2年ほどの、めまぐるしい生活変化のおかげで夫と休日が同じ日、というのが少なくなってしまった。
おかげで山歩きの回数は激減。
まっ、グチってもしょうがないので、現状の良い部分を見つけて良しとするべし。

 歩きながら二人で、最近の良かった事を思い返して、これまた二人して良かった良かったと言い合う。
二人して、元気に山が登れること。
娘がまた赤ちゃんを産むこと。
暫らく、ウチに帰ってくるので、その世話が出来ること。

 夫の仕事の、2足のワラジ状態が不思議に旨くいってること。
私が、新しい仕事に慣れてきたこと。
長男が会社のボーリング大会で、優勝してTVを貰ったこと。
次男が面白そうに仕事の勉強をしていること。

などなど、二人して「ありがたいねぇー」「ホントだねぇー」と言い合う。
あくまで、おめでたい夫婦である。

 そうこうしているうちに頂上に着いた。
岐阜の街が一望である。
遠くの山並みもたくさん見える。
入ってみたかった岐阜城はこじんまりした天守閣のみである。

 最上階の展望は、かって信長が見たんだと思って見る。
今の世を信長が見たら何と言おうか?
どんな時代も良い悪いごった煮である。
完全はありえないと思う。
そう思って、今の自分の時代が最良だと思い込む。

 時計を見たら、もう午後1時をまわっていた。
頂上の展望レストラン、というより展望茶屋で名物の『どて丼』を、目当てに急いだ。

 ・・・・・・そうそう、帰りに麓の小川でカワセミを見つけた。
今、思い返すとそれがその日の一番ビックな良い事だった。
2番目は、その小川の近くで売ってた焼き芋が1本600円だったけど、すごく美味しかったこと。
3番目が金華山の頂上の景色かなぁー・・・曇っていたから、ちょっとぼやけていたからね。




2012年初登山 その2

つげブラシ

 鹿児島へ行ったらぜひ、手に入れたいものがあった。
つげで出来たブラシである。

 髪を梳かすのには、ほとんど動物の毛で出来たブラシを使っていた。
髪と同じ性質なので髪に良いのでは?と単純に思ってのことだ。
もちろん、何年か毎に買い替えていた。
確か豚の毛とイノシシが混ざっていた気がする。
でもブラシの腰が少なく、何となく梳かし具合がピシッとしない。
梳かした後の地肌がすっきりしないのだ。

 たまに合成樹脂のブラシも試した。
歯が硬いので、地肌のマッサージ効果はあったが問題は静電気。
気をつけないと髪が引っ張られ、途中でプチンと切れてしまうこともあった。
そんなこんなで取りあえず、適当にアレコレ不満箇所は目を瞑って、色々と品を替え使用していた。

 そんなある日、例のごとく鹿児島に行くにあたって何か特産はないか調べていた。
すると、市内に薩摩つげ櫛を製造販売しているお店の記事を見つけた。
商品のリストに薩摩つげで出来たブラシもあるではないか!
いままで、木製のブラシは眼中になかった。
だが、改めて考えてみると昔から、つげの櫛は童謡にも唄われている位、有名である。
現在でも、まだあるのか!まず、それに驚いた。

 昔から延々とあるモノは良いモノが多い。
相応しくないならば、自然に淘汰されてしまうからだ。
梳かし具合を想像しても、静電気も起きず髪に負担をかけない気がする。
また梳いている時、地肌にビシビシと効そうなマッサージ効果がありそうだ。
何より木製なのが、使い終わったら燃して土に還るのが良い。

 あー、つげブラシ欲しい!欲しい欲しい!
こうなったら、頭の中はつげブラシでいっぱいだ。
今、一番ほしいモノは?と尋ねられたら間違いなく「つげブラシ」って答えるであろう。

 で、やっと憧れのつげ櫛のお店を訪ねた。
が、国産の薩摩つげで出来たモノはビックリする位にお高い!
外国産のつげで出来たモノでも、今まで自分が使っていたブラシよりはるかに高い!
フーンム・・・・・・ムムム。
お店の中で考えること10分ほど。

買うには買うつもりだが、外国産のつげか、ご当地、薩摩つげのモノか?
薩摩つげの方が外国産の3倍以上する値段である。 

 食べ物は地産地消が一番身体に良い。
ならば、直接髪に当たる木材も日本人なら日本で取れた木材の方が身体に良いのでは?
それに柄のところの『さつまつげ』っていう、ひらがなの控えめな焼印が何とも、購買意欲をくすぐる。
外国産にはない。


 それに見たところ、このブラシ自体は、まず何年かもちそうだ。
いやいや、このブラシのしっかり具合からして、何年どころかひょっとすると一生モノかもしれない。
そう考えると高い薩摩つげの方でも結局は安い!
おまけに1本でも歯が折れたら、なんと御丁寧に修理してくれると言う。
何より、一つ一つ手作りと言われるように、持ってみると握り具合がすこぶる良い。

 ・・・・・・気が付いたら、焼印のある方を手にとって「コレ下さい!」と言っていた。

 今、その薩摩つげブラシはウチの洗面台のブラシ立てにある。
椿油でコーティングしてあるせいか、梳かすと髪の艶も良い。
おまけに髪のキューティクルを整えるのか、パサパサしていた髪がしなやかになった気がする。
もちろんマッサージ効果も抜群である。
ぐいぐい地肌を刺激し、梳いた後の頭がスッキリ爽やかなのだ。


 おかげで毎朝夕、そのブラシで髪を梳かすのが、ささやかな私の楽しみになっている。
ビバ、薩摩つげブラシ!




2012年初登山♪


1日目
 自宅→セントレア(10:45)→鹿児島空港(12:25)→霧島、桜島観光→指宿温泉(18:00)

2日目
 指宿温泉→(8:00)開聞岳麓駐車場(8:30)→頂上(12:00~12:45)→駐車場(14:45)→指宿温泉(15:15)

3日目
 指宿温泉(9:00)→喜田つげ櫛製作所→魚見岳→知覧武家屋敷→鹿児島空港→セントレア(18:50)→自宅



開聞岳 922m    鹿児島

 単純に、開聞岳の登山道は渦巻き状になっていることを喜んでいた。
山の周囲をクルクルとネジみたいに廻りながら頂上に向かえるのだ。
休憩のたびに、違う方向を見下ろせ楽しめるではないか!

 が、よくよく考えたら丸裸の山を登るのではないのだ。
森の中を登っていくのだ。
立ちはだかる木々が外界を遮り、下界どころか自分が今、どの辺りを登っているのかさえ良く分らない状態である。
しかも、冬なので野鳥や咲いてる花はほとんどない。
地道に、転ばないように細心の注意を払ってすごすごと登っていくのみである。

 それだけに、突然木立が途切れ、視界が開けた地点に来た時の喜びはひとしおである。
思わず「ワァー!!!」と歓声が上がってしまう。
そんな場所が3、4箇所あった。
だが、標高差700m。
分りやすく言えば、地上から700mの高さまで、おおよそ3時間かけてグルグルと登っていくのだ。

 私にとっては、かなりキツイ。
7合目過ぎる辺りから、すでにヘロヘロである。
おまけに体重も仕事がハードで年末までにかなり軽くなったのに、お正月に油断し、うっかり食べすぎ、もうひと声上がってしまった。
スキヤキのお肉約2キロ分である。

 山肌も上の方は岩山である。
一抱えもある岩がゴロゴロと重なって、そこを登るのだ。
時には上方の木の幹に縛り付けられたロープが、たらりと岩肌にぶら下がっている箇所もある。
それを両手で引っ張りながら垂直かッ!と見間違うような壁面をウーンと唸りながら登っていくのだ。
必死に、重たい自分の身体を持ち上げる。

 結局、標準タイム30分遅れの3時間半かかり登った。
風があり、かなり寒い。
他の登山客も風の来ない岩と岩の間でうずくまっている。

 それでも、頂上に立てた事は嬉しく、肩で息をしながらも気分上々であった。
見晴らしも思ったとおり素晴らしく、よし!これで今年も頑張るゾッ!とガッツポーズである。
2012年、新春に相応しい幕開けとなった。



砂風呂

 ガイドブックで知った指宿温泉自慢の砂風呂。
楽しみにしていた。
泊まったホテルの中に砂風呂があり、到着後、早速行った。

 まずは、スッポンポンになった上に借りた浴衣を着る。
そのまま砂浜にある砂風呂場へ向かう。
雨天でも営業出来るようにか、海岸にある掘っ立て小屋のようなところへ入場。
中は、もちろん一面砂場。
砂場の下には、温泉の水脈が通っているらしくほのかな湯煙が立ち上っている。

 整然と並んで砂に身体を埋めて、首だけ出しているオバサン、オジサン数人あり。
あとの砂場は、ミイラのお棺のような形に何人分か掘ってあり、そこへ一人づつ順番に寝転ぶのだ。
従業員のお兄さんが手招きした場所に寝転ぶ。
すると、スコップで砂を身体の上に掛けてくれ、首から下は砂の中。
掘っ立て小屋の張り紙には『熱くなったら無理をしないで出てください。低温火傷になるおそれがあります』とある。

 最初は砂の暖かさが気持ちよく、うたた寝をしたくなるほどである。
湯治力は、なんと普通の温泉の3倍ほどパーワーアップするそうだ。
寝転んだ姿勢と身体に密着した砂により、温泉の成分がちょうどパックのように肌から浸透する為らしい。
それも聞いたせいか、何だか身体中に癒しと同時に元気がみなぎるような気がする。

 しばらくすると、なるほど、お尻とかかとが熱くなって来た。
従業員のお兄さんにどうしてか尋ねると、比重の重い場所が熱くなるとのこと。
お年寄りの寝ダコがなぜ、お尻とかかとに多いのか実感して理解出来た。
それでも、やっぱりもう少し入っていたいので、お尻とかかとをズリズリ移動させながらそのままでいた。
が、やはり15分が限度、汗が噴出して来た。

 砂を掻き分け飛び出した。
そのまま、案内された隣にある露天風呂へ直行である。
海岸にあるので海を眺めながらの露天風呂である。
といっても、普通の露天風呂のように岩などでデコレーションされているわけではなく、実用本位。
砂だけ落とす為だけにある、色気もそっけもないプールのような風呂である。

 そこで暫らく浸かり砂を落とす。
次の矢印の説明書きに、今度は天空の風呂とかいう最上階にある風呂へ行けとの案内有り。
そこが上がり湯として用意されているのだ。

 素直に行ってみると、大きな窓の大浴場である。
窓から見えるのは、湯煙越しに薄っすらどこまでも広がる大海原である。
いやはや、そこまで来るとやはり極楽極楽っという思いである。
だが、次回また来ることがあったら、今度はホテルの掘っ立て小屋の砂風呂ではなく、本当の海岸にある砂風呂に入ってみたいものである。
やはり海を見ながら、というシチュエーションが、砂風呂が砂風呂たらしめるものだ、と思うからだ。

 
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